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2005年8月13日 (土)

仏壇そうじ

Nec_0138 浄土真宗西本願寺派である。日本で一番一般的な宗派だ。申し上げておくがわたくしには信仰心のかけらもない。にもかかわらず、毎朝ご飯とお茶を供え、お香を焚き、花を供えている。鈴を鳴らして手を合わせて拝み、野菜の初物も必ず供える。さらには、盆と正月には、掃除までしている(盆と正月しか掃除せんのか?)。なんだこりゃ?自分でもわからん。しかし最近「ひょっとして、わたしはこれがカッコいいと思っているのかもしれん。」と気づいてしまった。考えてもみなはれ。「アッツー、アッツー、たまらんー!」とかいいながら、ぐうたらぐうたらしてるより、おそらく自分ちの家具の中で一番値が張ったであろう、黒漆と金箔でギラギラの函をピカピカに磨きたて、嗅ぎようによってはまあいい香りともいえないこともない香を焚き(香道はお貴族様のたしなみであるぞよ)、自分ちの畑で一番派手な花と野菜をお供えする。盆などは提灯まで灯すのであるよ。はなはだ派手なイベントではあるまいか?実は正直なところたいへん罰当たりなことに「真言宗なら良かったのになあ。密教って派手だよなあ。」などと思っていたりしているのである。ま、浄土真宗でも充分派手だし。宗派変えるのめんどくさいし、仏壇は恐ろしく値が張るし、ありがたく、ご先祖様から受け継いだ宗派と仏壇を大切にしているのである。ありがたや、ありがたや。

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