ひょうたんの魔力
ひょうたんには魔力がある。お知りあいのルルママさんなど、沖縄から種を取り寄せ、ベランダ栽培してしまうほどとりつかれてしまった。彼女いわく「加工する楽しみがあることと、縁起物だから」まあ、工夫次第でなんにでも加工できるなあ。そして縁起物。まず思い出すのはあれだ。「足を折った雀の怪我を治した老婆が、お礼にもらった宝のひょうたんの種」の話。ばあさんのところにある日手当てした雀がやってきて、ひょうたんの種を落としていく。
その種から生えてきたひょうたんは立派な実を成らせ、喜んだばあさんがそれを酒を入れる容器にしようと口を切ったら、中身が異様に重い。何事かと逆さに振ったら、さらさらと白いお米が尽きることなく出てくる。結局そのばあさんの生きている限り、ひょうたんのお米は尽きず、自然ばあさんの家は長者となった・・・という話。一番古いところで今昔か宇治拾遺物語あたりに載ってなかったっけ?時代が下ってくるとそれに「隣のいじわるばあさんが欲張って大失敗する話」がついてくるんだよね。教訓臭く。嫉妬したとなりのばあさん、わざと雀に石を投げて足を折り、恩着せがましく手当てして、「ひょうたんの種もってこい」と放す。雀のもってきた種を植え、そのひょうたんの口を切ると、なんと中からムカデやゲジゲジやマムシや蜘蛛がわんさかと・・・ってね。ひょうたんから尽きることなく出てくるお米のイメージ好きだなあ。景気がいいやね。でも、尽きることなく出てくる毒虫の数々もおもしろいやな。
こんにちは!
先日はコメントありがとうございます。今日も暑いですね。
さて、「シネマバトン」なるものが回ってきましたので、ご参加いただけませんか?
トラックバックがうまく出来ず、二度も投稿しちゃいました。ごめんなさい。
栽培はしてませんが、我が家も細工瓢箪だらけです。
投稿: 麦の花 | 2005年8月 9日 (火) 15時09分
トラックバック、今わたしも生まれて初めてやってみたところですよ。世の中知らんことだらけですわ。暑い中頭を使ったらショートしそうです。
投稿: 春 | 2005年8月 9日 (火) 16時15分