椿屋敷のお客様

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2005年10月31日 (月)

味噌蔵兼仏間

Nec_0026_1真っ暗けで何がなにやらおわかりにならないことと思いますが、今仏間を味噌蔵にして麹を発酵させている最中です。

風が当たるのも直射日光もいけません。出入りも必要最小限にして室温をできるだけ一定にするのです。もはや今朝は麹のいい匂いが家中に漂ってきました。このまま順調に生育してくれることを、神様仏様にお祈りするのみです。例年は稲刈りの声の直後に仕込むのですが、今年は諸事情で少し遅くなりました。うまくいきますように。一説によれば「麹を発酵させる部屋」にはその前年までの麹菌が残っているので、そこで発酵させる麹はうまくいきやすいし、その家独特の麹菌が育成されるので、それが「我が家の味噌の味」として反映されるのだそうです。「手前味噌」とはこのことなりか。

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コメント

こんにちは。
火を入れたその日のうちにできてしまう‘お餅’や‘ちまき’と違って、
お味噌は仕込んだ後が気を遣うようですね。
当時、私は子供だったのでお呑気でしたが、
祖母や母は、麹の様子をとても気に掛けていたものでした。
春さんが神仏に祈りたくなるのもわかります!
私も、スポンジ生地を焼く時など、「仁慈を尽くして天命を待つ」の段階(=オーブンに入れる)に至ったら、かしわ手を打って拝みます・・・オーブンを(笑)

おお、totto*さん、もちろん拝みますよー(笑)。柏手打ってオーブンを。かまどの神様ってこういうことですかね?結構「天命を待つ」ことっておおいですよね。

うちの母も味噌を仕込むので、「麹さん」のご機嫌伺いはおなじみです。春さん、お味噌も仕込むのですね。いいなぁ。私もいつか、味噌と梅干しは自分で作れるようになりたいと思っています。

そうなんすよ、ななさん。味噌と梅干!これははずせんのです。ななさん、きっと始められたらお上手です。

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