アオツヅラフジ
赤やら紫やら朱色やら、華やかな色合いの多い秋の実の中では地味なほうです。
よく地味な植物を、「路傍に咲きたる名も無き野の花」に類似した文章で表現されていることがありますが、「いまどき人類に発見されてない『名も無き植物』なんて、アマゾンの奥地か雲南省の奥地か、とにかく一般人じゃ行けないような辺境にしかねえだろ。見つけたらプラントハンター大喜びじゃん。」と、皮肉に考えてしまいます。いや、自分だって間違ったことを言ったりするので(すみません)、「一つの間違いも無くぎっちり考証してから書けよ。」と堅苦しいことを言うわけではないのですが、最初から『名も無き』と決め付けるのはちっとどうかなあと。「『名も知らぬ』花」なら納得できるのですが。
アオツヅラフジは地味な外見に似合わず、「利尿薬、むくみ」の薬として利用されてきました。誰が試して誰が伝えたのかもはやわからないことですが、緑多い列島に住んできたご先祖たちはその緑を長い年月をかけて研究し知り尽くしてきたのだなあ・・・と思います。
こんばんは!
「名も無き」ではなく「名も知らぬ」ではないか?という
春さんの感覚、激しく同意でございます。
まだ公開モードに切り替える前、弊ブログにおいても
そのようなコトを書いたエントリーを上げたことありです。
昭和天皇は「雑草」という言葉がお嫌いだったとか…。
「名が無い」という判断も、十把一絡げで「雑草」と呼ぶのも
人間の、自分を真ん中においての愚考かもしれませんね。
投稿: totto* | 2005年10月15日 (土) 22時05分
おお、totto*さん!心強いお言葉ありがとうございます!そうですよね。そうですよね。文章だけで人を判断するのは危険なんですが、そういう十杷一絡げの言葉を平気で使われるとちょっと・・・ですよね。
投稿: 春 | 2005年10月15日 (土) 22時30分