まぐわ
植木屋の父が砂に箒目を立てるときに(竜安寺の石庭のように)使っていたもので、だいぶ年季が入ってサビてます。しかし、めーの干草を集めたり、小屋を掃除したりするには充分なので大活躍中です。
まぐわといえば「西遊記」で猪八戒が武器にしているのが「八本歯のまぐわ」でした。正確には「馬鍬」なので、もっと大きいやつのことなのでしょうが形は一緒ですね。だいたい「西遊記」の中の武器はへんちくりんな物ばかりで、孫悟空が使っていたのは如意棒。あれなんか大昔の洪水のときに水位を測定したモノサシだったという設定。モノサシだのまぐわだのを武器にするか―――?あと一煽ぎで全てを吹き飛ばしたり火炎山の火を吹き消したりする芭蕉扇とか、投げつければどんなものでも縛り付ける帯(名前忘れました。大げさな名前がついてました。たしか観音様の帯だったよな。)とか、思いつくだけでも変な武器大集合。いかにも大陸の話らしい荒唐無稽でばかばかしいまでに大げさな話ばかり。「西遊記」大好きなんです。また読み返したくなってきました。
これ最近買いました、たしか「レーキ」というなだったと思うけど・・・。「まぐわ」の方がぴったり来ますね。猪八戒が持っている武器なんですね、しらなんだ。何か久々に「ガンダーラ」聴きたくなりました。
投稿: なな | 2005年11月 9日 (水) 21時57分
正式名称は「レーキ」です。「まぐわ」は正式には同じ形でもっと大きいやつ(牛や馬につけて畑を耕すため)のことを言うんですが、「熊手」もこれも「レーキ」というもんで区別のために「まぐわ」と言ったりしてるみたいです。いいかげんですみません。
投稿: 春 | 2005年11月10日 (木) 08時47分