山茶花「獅子頭」
山茶花「立寒」と親戚なのです。「立寒」と「獅子頭」の一番の違いは樹形です。「立寒」は名前どおり樹形が立性になります。「獅子頭」は横張り性。
花は同じく紅色の八重ですが、「獅子頭」のほうが花弁が多いです。つまり「雄獅子のたてがみ」に花形をたとえたのです。ぴらぴらと八重の紅色の花弁がふんわり広がっていく様はなかなかに華やか。
「立寒」「獅子頭」は紅系の山茶花ではもっともよく見かけるので、珍重はされてませんが、愛されている花です。「サザンカ、サザンカ咲いた道~♪焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き~♪」と童謡「焚き火」歌われたのはこれだといいます。
「獅子頭」の最も古い記録は1894年の「園芸会雑誌」。中部地方に古木多し。1933年以降関東では「寒椿」と呼ばれています。
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