椿「エレガンス・ビューティー」
「エレガンス・ビューティー」とは派手な名前です。実際その派手な名前に負けない派手派手な八重のどピンクの大輪の花が咲きます。あと少し色が濃かったり花が大きかったり花弁が多かったりすると、多分下品になっていたであろう、ぎりぎりの美しさです。
こういうはったりをかましたような花も好きだなあ。
エレガンス・ビューティーはいわゆる「カメリア」で、海外で品種改良された椿です。「浮世絵」や「根付」や「日本犬」や「錦鯉」なんかと同様に、椿も江戸時代の文化の一部としてヨーロッパでもてはやされた時期があり、そのとき以来の愛好家が盛んに「カメリア(椿の英語名)」の品種改良をしています。
日本にもだいぶ逆輸入されていますが、はっきしいってねえ、「ああ、ハリウッドが考える芸者みたいな派手さだなあ・・・」という花が多いんですよ。花芯が脳みそみたいにぐちゃぐちゃになってたり、ただただ大輪だったりね。
しかし、もちろん「おお、これは!」というようないい花もあったりするので油断ができません。エレガンス・ビューティーは「これは!」のほうの花です。
コメント