椿屋敷のお客様

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2006年2月22日 (水)

形見のカラー

Nec_0007_8 去年の秋、たいへん尊敬するご婦人が亡くなりました。

御年90を過ぎてらっしゃったので大往生には間違いないのですが、やはり残念でした。「耕せる土地があるのなら、耕しなさい。作れるものを作って世の中に出しなさい。それが持てる者の勤めです。恨むヒマも嘆いているヒマも人生にはありませんよ。」

スケールの大きい方でした。でもやることは細密。150坪ほどのお庭に、季節の花々と野菜を作ってらして、おのれの足の立つ限りおのれの手で草取りをされ、剪定をされました。そしてその花や野菜を知る限りの人々に配っておられました。

「これか!!」

揺すぶられましたね。根底から。

その方が亡くなる前に、カラーを株分けしていただきました。カラーもだい好きな花なので大喜びでいただいて、外の流しの傍に植えていたのですが・・・・・

モモ(紀州犬雑種・5歳・女の子)の引き綱がひっかっかってしまい、地上部の葉が吹っ飛んでしまいました。

ああ・・・・・っ!どうしよう!!

・・・・・・良かった・・・・・。春になってまた新しい芽が出てきました。ホッ。5cm直径の竹を何本も廻りに厳重に打ち込んで、保護しました。これで安心。

「まったく、ちゃんと先を読んで行動しなさい!詰めが甘い!」

あの方の声が聞こえるようです。

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コメント

このお方、以前も春さんのブログに登場された方のような・・・。違っていたら、ごめんなさい。生き物って強いですね。芽が出てきて、ほんとによかった。

ななさん、そうです、以前に書いた方です。ほんとうに影響を受けました。
芽がでてきてよかったです。生き物の力ってすごいですね。

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