椿屋敷のお客様

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2006年2月21日 (火)

朝霧の竹林

Nec_0004_10夜中降り続いた雨が上がると、竹林には朝霧がかかっていました。

ヤギたちに ヒマラヤのピンクソルトを送ってくれた東京の妹は、建設コンサルタント会社で都市の再開発計画をやっています。もうかなりえらいさんらしいです。

その妹が十年以上前から、「市町村合併」と「道州制導入」を言ってました。はっきしいって歳入80兆円足らずに借金800兆円近くという、「もー破綻するでしょ。どうなる日本?」という状態になっちゃって、今までみたいな中央集権は無理なワケですな。「めんどうみきれんから、あんたら自分とこで好きにやって。」と、国は地方を放り出そうとしておるわけです。「市町村合併」が着々と進んでおります。間違いなく次は「道州制導入」。(つまり「県」という行政単位を解体して「北海道」とか「九州」とかにしちゃうわけ)。

ま、ええことやん、と思いますけどね。国は金で地方の自然や文化や歴史や資源を吸い上げ続けてきました。そのヒモがどんな形であれ切れれば、さっぱりすることでしょうよ。その心積もりで色々準備はしとかんないかんですが。

なぜ、「朝霧の竹林」からこの話になるかというと、もし行政単位が「九州」になったときに、これやれたらいいなあ・・・、と思っていることがあるのです。以前に「セイタカアワダチソウ」のエントリーで書きましたが、

「ジャイアントパンダ様に九州の竹林で繁殖していただく。」

です。

ご存知のように「ジャイアントパンダ様の動物園でのお世継ぎ作り」というのはほとんど成功例がありません。残念なことに。しかし、それこそシロウトが口をはさむことではないと思いますが、「本場秦嶺山脈の野生のジャイアントパンダ様」と「動物園のジャイアントパンダ様」というのは「これが同じ動物か?」というぐらい野性味が違うと思うのですよ。

野生のジャイアントパンダ様は、ぬいぐるみとはかけ離れて薄汚れて、目つきはギラギラしてヤクザのよう、動きはすばやくて襲われると大怪我をします。やっぱね――。こういういかにも「ケダモノ」な状態のほうが繁殖はうまくいくんでしょうね。だから、もし今後ジャイアントパンダ様を中国政府より寄贈されることがあったら、動物園で飼育しないで、広大なる宮之城あたりの竹林に放し飼いしたほうがいいんじゃないですかね?ちゅうか、もし「九州庁」になったら、せっかく中国と最も近い位置関係なんだし、中央政府を通さないで仲良くして寄贈してもらったらいいんじゃないですかね。(ヤスクニは九州に無いから不毛な論争しなくていいし。九州にあるのは大宰府天満宮じゃん)

「同じ食肉目クマ科の九州のツキノワグマが絶滅寸前だというのに、何をあほなことをいっておるか!!」とお怒りの方もいらっしゃるでしょうが、ツキノワグマもねそういう「ゆるやかな保護」ができる体制にするんですよ。「中央のヒモ」が切れたら、ダム建設だの道路だのそういう公共工事が無くなるし、ゴルフ場なんかも採算とれなくなるし、そうなると回復力の早い日本の(とくに九州の)自然はあっという間にもとの照葉樹林に戻ると思うけどなあ。

その自然を大事にして、出水が鶴で世界的に有名になっているように、ツキノワグマだのジャイアントパンダだのを大事にして「売り」にするのは(言い方いやらしいけど)、「九州」の道が開ける一番いい手じゃないかと思うけどなあ。

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