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2006年3月20日 (月)

アケビの花

Nec_0009_10 気がつけば畑のそこかしこにアケビの花が咲いています。

アケビだのツルウメモドキだのビナンカズラだのは林の周辺部に生えます。つまりあまりにも藪になってしまうと、日照が不足して生育できないのです。かといって全部木を切り倒してしまうと、なにせカズラですから絡む木がなければ文字通り立ち行くことができません。「林の端の適度の日差し」が必要で、それは簡単なようで確保するのがなかなか難しい条件です。

近年「山の手入れをしろ」とか「里山の保全を」とか、よく耳にするようになったのは、まさしくこの「林だけれども地面に適度な日照が届く条件」を確保せよ、ということです。いらない木を間引き下草を払うことによって、常に林の下部の植生が活性化され木そのものも健全な育成がなされるというわけです。その木の根こそが降水を溜め、山の土壌が崩壊するのを防いでくれる。人工的にコンクリートで固めた土壌よりはるかに耐久性があり、なおかつ合理的で環境にも良く長い目で見れば安価である。・・・・・わかっちゃいるけど山の手入れはたいへんで、なかなかすすまないのが実態であります。

「とりあえず、自分ちの周りの畑からなんとかせねば。」と父が病気の間に藪になってしまっていた畑を手入れしだしたわけですが、おかげさまで(鶏やヤギの手(口?)も借りつつ)だんだんどうしようもないジャングル状態から抜け出つつあります。その結果がツルウメモドキの繁茂でありアケビの花でありましょう。秋の実りが今から楽しみなのであります。

アケビの茎は「木通」といい、腎臓炎や尿道炎、膀胱炎からくるむくみに効きます。

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