お宮さんの由来
六月燈のためにお宮さんの掃除をしていたら、母方の親戚がぼそぼそと語りだしました。
―――――ここんお宮さんはな、昔ゃM岡の上にあったとよ。あそこん山の頂上は2反歩ほどは平らじゃっでや。M岡に登り方がきつかで(高さ100ぐらいはある)、下のほうに招請すっが、ちなってな。上から太鼓を転がして落として止まったところがここじゃったちよ。
びっくり!太鼓で決めた場所だったのか。ここ。
―――――そんでな、ここん神様は荒神さあでな。ちゃんときれいにせんとすぐはらける(怒る)たっち。白かもんが嫌いでな。白かものを着て参るなち、ばあさんたちがいうちょったど。
うひゃあああ!祟り神ですかい。思いも寄らぬことでした。まさか、この親戚からこんな土俗・民俗なお話を聞くことになろうとは。21世紀になって久しいですが、柳田國男的世界はまだまだ日本のそこかしこにぽかっと穴を開けているようです。しかしとどめの話はこうだった。
――――いっそM岡の上に古かままであったら、まだありがたみがあったかも知れん。お参りに来る衆が県下から来たかもよ。
ふわっはっはっは!うんうん、ソロバンはじいてますね。いつもの親戚でした。よしよし。確かにM岡の頂上で古いままだったらちょっとありがたかったかも。それを維持するってたいへんだけど。
名所旧跡を維持してるところはえらいよなあ。
キャベツ大好きです。きれいに玉になっていますね。野菜事情・・・季節ものがわからなくなってきています。
投稿: aki | 2006年7月16日 (日) 00時11分
静かな境内のようですね。
ここの神様、何で白いものが嫌いだったのでしょうか?
いつか巡ってみます。
投稿: aki | 2006年7月16日 (日) 00時13分
ハウスものもありますし、種もちょっとやそっと季節がずれてもできる品種がでてきてますもんね。
なんで白いものが嫌いだったんですかね。きっと染め物屋さんだったとか、旦那の浮気相手が白いのが好きだったとか、そういう理由があるんじゃないですか。
投稿: 春 | 2006年7月16日 (日) 08時24分