椿屋敷のお客様

« 黒い蜘蛛 | メイン | 秋胡瓜 »

2006年9月13日 (水)

クローン

Nec_0070_2カラスウリてのは、今の時期に蔓の先を地面に潜らせて根茎にし、更なる繁殖を図るそうです。実もじゃんじゃか成るしなァ。鳥が良く食べるし種からの繁殖もかなりのもののはずなのだけれど、おごることなく二段構えの繁殖手段、なかなかにアッパレ!

この、ちょっと気味悪くうねっている蔓は、その潜る地面を探しているカラスウリの蔓です。

ほとんどの植物は、種とこの手の挿し木や根茎なんかからのクローン繁殖、のパターンがいけるわけです。 そらしぶといはずだよなあ。いいよなあ。

動物は無脊椎動物ならクローンもいけるけれど、脊椎動物はなかなかそうもいかんわけでして。哺乳類とかなるともっと難しいでしょ?人工的クローンが成功してるのって、牛と羊だけなんしょ?

もっともSFでは、どこかのマッドな国家かサイエンティストが、とっくの昔に人間のクローンを極秘裏に作っていて、そのクローンから(だいたい普通の人間より能力が高いという設定)恨まれたりなんかして、世界を巻き込む大騒動!に発展して・・・・・ちゅうのがジャンルとしてあるほど。

昔から「人間にそっくりだけれど、人間とは違う過程から産まれた生物」は物語のタネになりやすいらしい。まあ、日本は八百万の神がいる国で、「草木山川石巌にまで神が宿る」と原始的アミニズムがいまだばりばりに生きておりますから、人形だろうがクローンだろうが人格があるのは至極当然のことと、簡単に納得してしまいますけれど。

一神教では、認めづらいだろうな。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.synapse-blog.jp/t/trackback/190372/6530136

クローンを参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿