椿屋敷のお客様

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2006年12月16日 (土)

南天

Nec_0028_24 お正月は南天や千両、万両などの古来からの赤い実が大活躍するシーズンです。今年もそろそろこれらの実を用意しなければならない時期がやってきました。

古事記の昔から「赤い実」には魔除けの意味があるし、なによりかにより門松やおせちに使うと華やかでたいへん結構。

基本的には南天も千両も万両も、野生でも生える低木なのです。しかしこの三種の木の切り枝は、葉牡丹同様年末には値段が跳ね上がります。

矛盾しているのは「同じぐらいの大きさの根付きの木より枝のほうがはるかに高い」こと。南天なんか株立ちで7~8本の枝分かれした根付きの木と、切花用に切った一本の枝が同じぐらいの値になります。都市の消費者相手なので土と根のついた生きた木は邪魔なのです。切花に適切な枝を、ちょっとおしゃれにパッケージして花屋にだしたほうが利はいい。

千両も万両も事情は一緒。生きた木よりも枝のほうが3倍も4倍もいいお値段。

都市とは資本主義社会とは、そういうものなのであります。

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