虚空の旅人
ひとつのシリーズにはまったら、徹底的にそれを読みつくすまでは止められない止まらない、という読書癖がありまして。まあ、でもそんな人は多いんじゃないですかね。おもしろいと「続きは、続きは?」夢中になりますね。
今、はまっているのは上橋菜穂子氏の「守り人」シリーズ。たまらん。おもしろすぎ。
さっき番外編とでもいうべき「虚空の旅人」を読み終わったところなのですが、・・・・・・・・良かったわあ・・・・・・・(溜息)。
なにせわたくしチャグム皇子びいきなので、チャグム全編大活躍!のこれはうれしさ倍増!「精霊の守り人」のときより少し大人になったチャグム。「黒い目がどきっとするほどきれいなの」と他国の王女に言わしめるほど魅力的で、なおかつ内に激しいものを秘めた少年に育ってきてます。いいぞ、いいぞ。さらにいうならチャグム皇子の学問係、星読み博士のシュガ。シュガも好きなんですよ。この主従がでてくると「出たーーーーー!!」と叫んでしまいます。
それにしても上橋氏、本業は文化人類学の学者さんだということですが、すごいよね。ファンタジーの命は世界観の構築だと思うんだけれど、その世界観にまったくの揺るぎがない。今回の舞台「サンガル王国」の設定もすごい。「海洋王国にして多島国家、先祖は海賊だった王家。かしこい王家の女たちが島守の男たちと姻戚関係を結んで成立している。」なんて設定、やっぱり現実のフィールドワークをしてる人じゃないと考えつかないよ。
おもしろかったーーーー。!!
あとは「天空の守り人」を図書館で予約しております。早く連絡来ないかな~~。首を長くして待っているところなのです。
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