椿屋敷のお客様

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2008年3月16日 (日)

猫のレストラン

Nec_0016 うちの猫どもは、いいかげんどちらもジジイなのでだんだんお外に出なくなってきました。寒かったり雨が降ったりすると特に。

どちらもたいへん上手なハンターなのですが、小鳥がたくさんくる春になってもあまり外に出ようとはしません。人間も猫もこうやって年をとっていくのね。

昔取った杵柄、いまだに家の中への鼠の侵入を許しはしませんが、どうも納屋の飼料置き場に出てくる鼠一家を獲る気はないようです。だんだん一家の頭数が増えてきたようで、ときどき「がさごそがさごそ、チューー!」などと気配がして「困ったことよのう」と溜息をついておりました。

ところがですね。世の中うまくしたものです。最近、この猫にとっては絶好のレストランのような場所に、見慣れない若いキジ猫がやってくるようになりました。結構通い詰めている様子で、わたくしが近づくとまるで浮気現場を押さえられた間男のような風情で(オスかメスかわかんないけれど)、こそこそと出て行きます。

そんなこそこそしなくていいのに。どうぞどうぞおいでくださいませお客様。うちの鼠はいきがよろしゅうございますよ。イキのいいのを存分にお召し上がりくださいませ。

こちらとしては最大限努力して愛想よく振舞っているつもりなのですが、まだまだ警戒心は解けません。いや、だからこっちも鼠獲ってくれればありがたいんだって。

どんどんお通いくださいませ、お客様。お待ちしておりますよ。

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