椿屋敷のお客様

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2008年10月14日 (火)

蘇鉄

Nec_0023  隣の空き地に蘇鉄が何本か生えています。

南の木なので秋の蘇鉄ってのはなんとなく哀愁が漂うよなあ。しかもここの木は雄株ばっかだし。実がなってるの見たことないもん。

鹿児島じゃフェニックスと同様「南国情緒の強調」のためにそらもうあちこちに植えられとります。校庭に蘇鉄、公園に蘇鉄、ロータリーに蘇鉄、築山に蘇鉄。雌株には朱色のスモモぐらいの大きさの実がなります。見た目はとおってもおいしそうなんだけれど、毒があるの。サイカシン。南西諸島じゃ飢饉の際に蘇鉄のあく抜きをして食べたけれど、それでも中毒して「ソテツ地獄」とか言ったらしい。おっかないぞ。

だから小学校の校庭にも生えてたけれど「毒があるから食べちゃいけません」と注意されてました。でも、そうじゃなくても蘇鉄の木は葉や幹の間によくムカデが棲んでいて、そうそう手を突っ込もうって気にはなりませんでしたわ。

コメント

大正末期から昭和初期にかけての「ソテツ地獄」で、かなりの奄美・沖縄人が大阪市の大正区や尼崎市に逃げ出したらしいですね。ウチの旦那はその末裔です。
フェニックスはなぜか堺市の道路にもよく植えられているんですよね。

おおおおお!そうだったんですか!!知らなかった。あの大正区あたりの沖縄・奄美系の人たちはソテツのせいで。

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