ミツバチとアーモンド
アメリカはカリホルニアでは馬鹿広い一面のアーモンドの森があって、もちろん人間がアーモンドの実を採るために植えたんだけれど、とにかく何k平方もアーモンド以外の植物が生えてないところがあるそうな。
んでもってアーモンドは写真みたいなラブリーな花を咲かせるんだけれど、この花の蜜を集めさせるためにミツバチもたくさん飼われてたそうな。アーモンドの蜜はおいしいしミツバチでアーモンドは受粉するし「一石二鳥で合理的じゃ」と人間はほくそ笑んでおったそうな。
そのアーモンドの森に異変が起きだしたのは最近のこと。
いつの間にかミツバチの群れが何万匹単位で姿を消していったのですと。
「オウマイガッ!!ミステリーじゃ!神隠しではないか!」人々は大騒ぎ。養蜂家はもちろん困るし、アーモンドは受粉しなくなって世界一の「キャリホルニア名産アーモンド」の生産にも陰りがでてきたので必死で原因を探ったのですと。
原因は。「栄養の偏りで群れごと死に絶えたから」だったのですと。
なんてこったい!!!
どこまでもどこまでもアーモンドの木しか生えてない。少なくともミツバチの飛行範囲では、となると集めてくる蜜も花粉もアーモンドのみってこと。それはミツバチにとって人間が「毎日ピザだけを食べる」とか「コーンフレークだけを食べる」とかと一緒で、生活習慣病になってしまうのですと!!
はんれまあ!!
ミツバチにとって「いい環境」とは、「人間の役に立つ立たない」は関係なく雑草も雑木も一緒くたにいろんな種類の植物が生えていて、それらの蜜と花粉を満遍なく採取できる環境、なのだそうじゃ。
何事も「それ一種類だけ、たくさんをやり過ぎ」ってのはよくない、ちゅうお話でございましたですよ。どっとはらい。
姿を消したミツバチの番組は私もみました。
長時間の移動かなりのストレスになってるそうですね。
ところで、春さんは、「奇跡のリンゴ」という本を読まれたことありますか?
りんご農家の木村さんが肥料も農薬もなしで、おいしいリンゴを生産できるようになるまでを書かれた本です。
テレビでも放映されたそうなので、もしかしたら、そちらをご覧になられたかしら。
私は最近、読みましてとても感動いたしました。
投稿: hiromi | 2009年3月 4日 (水) 00時34分
いやいやまだ読んでおりません。TVも見てないです。いいことを教えてくださりありがとうございます。早速見つけて読んでみます。
投稿: 春 | 2009年3月 4日 (水) 21時28分
横レス失礼します。
その話、ちょうど武田鉄也氏が
ラジオ文化放送のワンコーナー「今朝の三枚おろし」という番組で
先週から今週にかけて話をしてますよ。
文化放送のHPからインターネットラジオBBQRというところへ飛べば
先週丸一週間分を聴くことができます。(もちろんタダ)
疲れちゃって、今は読書はなぁ~;;という感じでしたら、
ごろ寝でもしながらちょっと聞き流してみては?
投稿: みの窓 | 2009年4月 8日 (水) 15時10分
へええ、ラジオってそんなのやってるんですね。ありがとうございます。
投稿: 春 | 2009年4月10日 (金) 04時47分