椿屋敷のお客様

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2009年9月 5日 (土)

カマキリの抜け殻

Dvc00174 昆虫は脱皮する生き物であります。なので、抜け殻はセミだけでなくカマキリにもあるわけです。

庭先の柘榴の実の先に、そんなカマキリの抜け殻が引っかかっていたので写してみました。こんなところでなあ。脱皮したんだなあ。

カマキリは決して好きな昆虫じゃありませんが、田舎で暮らしてりゃそりゃあご縁があります。害虫を食べてくれるので益虫として殺しちゃならん、と教えられてますしね。

でも、そんな教えより何より「二度と殺すかァ!」と思わされた恐怖の体験がありました。

お子様の頃、まあ、気まぐれでよく肥え太ったカマキリを殺しました。それでもってその膨らんだ腹を、角材の角で潰したんですわ。ぴくぴく動いて気持ち悪かったし。そしたらね、お尻からね、ぴゅーっと黒い長ーーーい得体の知れんものが飛び出してきたんですわ。「カマキリの腹の中に、何でこんなものが!!」というぐらい長かった。そして、それは生きて(!)いて、飛び出した端からうねうねと動き回り、とぐろを巻き、なんとも言えん気持ち悪さでしたわ。

そやつも角材で叩いたのですが、これがなんともかんとも死なん。いつまでもいつまでもとぐろを巻いている。たまらなく気持ち悪くなって、そのまま放り投げて家に逃げ帰りました。

後で知ったのですが、それはハリガネムシというカマキリの腹の中にいる寄生虫だったそうです。寄生虫。そんなもんを腹の中に飼うてるんか、カマキリよ。

それからカマキリは殺せません。

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