椿屋敷のお客様

« 次はレモンだ | メイン | 「獣の奏者エリン」オープニング »

2010年1月 6日 (水)

ぼくが守ってあげる

Dvc00293 五歳の広島の甥っ子は犬の散歩が大のお気に入り。何がおもしろいのかねえ?

朝4時にたたき起こして、5時半に一緒に散歩に出ました。うちは「鹿児島市のチベット」とでもいうべき山の中なので、街灯もほとんどなく今の時期は真っ暗です。

いつもの裏山の散歩コースに入ったら、妙に霧が出て雰囲気満点。いかにも「人ならざるもの」が出そうというか。

わたくし基本的に怖がりなので、いつものコースとはいえビビリました。甥っ子に「ちょっと怖いねえ、お化けが出そう」と半分本気交じりで言ったら、

「ぼくが守ってあげる」

ときたもんだ。

来たねえ、ガツンと。さすが五歳児、この直球勝負。おばちゃん、このセリフ男からン十年ぶりに聞いたよ。(「ぼくを助けて」とか「おれはダメなんだ」とかのセリフならげっぷが出るほど聞いてきたけど)

いいもんだなあ「ぼくが守ってあげる」か。

たとえお気に入りの「仮面ライダーW」の影響であっても、自分の足が怖さにぶるぶる震えていても、あえて女の子に(子?)それを言う。それが男でしょう。

この子が大きくなって、誰かを愛するようになったとき、そのときにもなんのてらいもなく、このセリフが言えるように、健やかな心に育ちますように。

厳しくも美しい世界だからこそ、なおさらです。

コメント

昨年の11月に生まれたばかりの孫(男の子)ですが春さんの甥子さんのような凛々しい子に育ってほしいです。

お孫さん、元気に育ちますように。

コメントを投稿