椿屋敷のお客様

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2010年1月 9日 (土)

セイミヤ様のガッツポーズ

1001141  「エリン祭り」は続く。

上橋菜穂子さんの物語の中では女たちがみんな意志的なんだけれど、最初「セイミヤ様は違うのかな?」と思ってました。「世間知らずの深窓のお姫様」キャラかなと。

でもね、地を覆いつくす大公軍の闘蛇と対峙して、シュナンのプロポーズを受け入れる決意をしながら「でも、戦を嫌う心は無くさない。」と誓い、シュナンに向かって拳を握りながら言うセリフがかっこよかった。

「わたくしとシュナンの間に産まれる子は、この国のもっとも聖なるものと穢れたるものを背負うこととなる。」

「でも、その手に自由と意思を持って自分の意思で行く道を決めることでしょう」

かっこいい~~~~!!!

それにしても、「王族の結婚」ってたいへんね~~。

「プロポーズのお返事をする」ってだけで、夜明け前の雪の中を楽隊は鳴らしまくるわ踊り隊は踊りまくるわ、大地を闘蛇軍が埋め尽くすわ(つまりこの闘蛇軍が『結納の品』であるよ)、王獣は飛ぶわ人死にはでるわ(しかも多数)、たいへんたいへん。

しかも「セイミヤ様がイエスなら青い旗を掲げる」ってんで、その青い旗を掲げるまでに一騒動も二騒動もあるし。

でも青い旗が掲げられるのを見て、うれしさのあまり闘蛇から飛び降りて駆け寄ろうとしたシュナン君はかあいかったなあ~。

原作の続編「獣の奏者Ⅲ探求編」をやっと図書館で借りることができました。(予約でいっぱいなんだわ)

10年後シュナンとセイミヤの間には一男一女とお腹にも一人入っていて妊娠中。まだまだ子供作りそうだな、この二人。

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