椿屋敷のお客様

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2010年3月31日 (水)

町内会の放出品

100331 町内会の班ごとの婦人会が無くなりましたので、これまで綿々と30年間町内の家々を回り続けてきた「踊りグッズ」が用無しになってしまいました。30年前にみんながお金を出し合って買い揃えたという、「町内の行事にいざとなったら婦人会で出し物をするための踊りグッズ」です。どれも新品同様です。

時代が変わり、婦人会の平均年齢が55歳を超え、引退したOG(60歳以上)の数が現役の2倍以上となってしまっては、出し物もクソもなくなってしまいました。そしてグッズははっぴもゆかたもその他の小物も14人分。かなりなボリュームです。大型の衣装箱3箱分のこの「町内会3班の財産」が、班の婦人班長が代わるたび意味も無く家々を巡ってきていたのです。みんな「こんなの邪魔だ~~・・・・・・・」と愚痴りながら。

去年、婦人会の班長制がなくなり、この踊りグッズの処分を検討することになりました。とりあえず町内会全体の婦人会に「いりませんか?」とお伺い。「班で処分してください」とにべも無い答え。よって今月年度末の町内会の班常会で検討の末、「婦人会に加入しているそれぞれの家で1セットづつ受け取り、いらない人はキャンセルする」という決定に落ち着きました。結果、キャンセルが出ましたのでその分をうちが引き取ったというわけです。

日置の実家の母は、30年踊りをやってまして、某流派の師範の免状も持ってます。さすがにもう大舞台を踏むことはありませんが、いまだにそれなりの講を持っていて何人かのお弟子さんがあり、ご町内の行事ごとに呼ばれては踊っています。そういうときに、こういう細々としたお揃いのグッズてのは非常に便利なのです。見栄えがぜんぜん違ってきます。

そして、実はこういうグッズはお高い。非常にお高い。たとえば赤いぼかしの和紙と竹でできたうちわ。これなんかただのうちわなのに¥650もするんです。30年前の値段で。10枚揃えたら¥6500。やってられまへん。はっぴだのゆかただの揃いであつらえたらどれほどかかるものか。推して知るべしです。なので、ただでいただけるのならこれほどありがたいことはないんでございますよ。ありがたくいただきましたですよ。

日本全国の地方の町内会が、たぶん危機に瀕していると思うんだけれど、こういうグッズ、きっとどこでもあるんだろうな。そして処分に困ってたりするんだろうな。

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