椿屋敷のお客様

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2010年6月 4日 (金)

蛇退治伝授

100604 モモ(紀州犬雑種・10歳・雌)は昔から蛇という蛇が大嫌い。どうもマムシに噛まれたことがあるらしいのです。

いつでもどこでも地面をにょろにょろと這う姿を見かけたら、それがマムシであろうとアオダイショウであろうとシマヘビであろうとジムグリであろうと、必ず殺します。

鎌首の背後から噛み付き、高速で振り回して遠心力で蛇の体を引きちぎる、という彼女独特の蛇退治です。(いや、他の犬が蛇退治をするところを見たことがありませんので、彼女だけの技なのかどうかわからないのですが。)

先日、門柱の下に体長1m20cmのアオダイショウが潜んでました。モモとアンズ(雑種犬・1歳・雌)は朝のお散歩に出かけるところでしたが、もうお散歩どころではありません。

にょろにょろにょろ~とのたくるアオダイショウに「にっくき奴め!!」とばかりに遠心力攻撃を仕掛けるモモ。対してアンズは蛇そのものを見たのが初めてらしく「きょとん」としてます。モモが日頃のお人(犬)好しそうな顔をかなぐり捨てて悪鬼のごとき形相になっているのを見て「じゃ、あたしも・・・・」とばかり無防備に蛇の前から近寄ろうとしたそのときです。

「ワン!!!」

と鋭い一声、モモがアンズを叱りました。「前から近寄るんじゃない!!危ない!!!」と警告したのです。

うわああああ、すごいな。カッコいいぞモモ。

今、大人の犬から子供の犬への文化の伝承を目の当たりにしてしまった。こうやって、技術は伝わっていくのね。

それから10分ぐらいモモはアオダイショウを振り続け、さしものアオダイショウも弱ってきて初めて、アンズにも噛み付かせました。不器用にアンズもアオダイショウを振り回します。

あんたも蛇退治の技術を身につけたんだなあ。次に蛇に遭ったとき、きっとその技術が生きるよね。

コメント

 そうか・・、我が家で以前飼っていた犬が犬らしくなかったのは、目も開かない頃に捨てられ、人の手で育てられていたからなのか・・。
 教育的指導・・かっこいい♪

おお、そんな小さいワンちゃんをよく育てられましたね~~。
いつもボーっとしているようなモモですが、カッコよかったす。

以前に15年飼っていた紀州犬の雑種(雄)を山に散歩に連れて行き、鎖をはずしたところ、目の前に蛇が。。。突然蛇の胴体の真ん中をくわえて大きく振り回し、地面に打ちつけ、蛇が伸びてしまったのをみて「野生」を感じ、つくづく「かっこいいな!」と思ったのを懐かしく思い出しました。犬の本能はすごいですね!!!

おおおおおお、そうですか。他の犬もこのやり方をするんですね。
あれ、ホントかっこいいですよね。

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