椿屋敷のお客様

« 蛇退治伝授 | メイン | 造林鎌 »

2010年6月 7日 (月)

Dvc00358 最近、鎌を使ってるんであります。んで、これがまた便利なの!!

よく研いである鎌なら、ちょっとやそっとの草刈なら疲れません。あっという間に5坪や10坪はきれいに草刈できます。

世にも単純な構造なんだけど、人間の手で草刈するにはむちゃくちゃ合理的な形。古来からあんまり形変わってないようだけど、細かいところで何世代も技術革新されてきたんだろうなあ。

あまりに鎌がよく切れるので、「そういや江戸時代の怪談には『鎌を使った殺人』てよく出てきたよなあ。手近な武器にはぴったんこ。刀狩されてもか鎌狩りはなかったわけだし」などと物騒なことを考えます。「バトル・ロワイヤル」でも柴崎コウの武器は鎌でした。この形が、草を刈るのと同じように首を刈るのにも適してそうと言おうか(笑)。いや、怖いから変な事考えるの止めよう。

(マムシが怖い。でも、この鎌の柄の30cmがマムシの攻撃から人の手を守るらしい。長袖、軍手に長靴必ず着用だな。油断せずにうかつに草むらに手を突っ込まないようにしよう。)

こうなってくると大鎌が欲しくなってくるなあ。あれだと遠心力でさらにバッサバッサと楽に草刈できそう。大鎌っていやあ、キリスト教圏の死神が持ってるもんだよなァ。洋の東西を問わず鎌ってのは「死」に近いのか?便利な道具なのになあ。

あ、そうか。「それほど身近な道具」ってことか。死神の格好って「フード付きマントに大鎌」だけど、中身が骸骨じゃなきゃ、ヨーロッパの農村地帯じゃごくごく普通の格好なんだと思う。「ごくごく普通に身近な死」ってのが一番怖い、てことか。

コメント

鎌と死で思い出しました。祖父が亡くなった時、墓に覆いをかけてそこに鎌も置くんですが、柄に刃を止めている目釘を抜いておくんです。地獄の鬼(と言った気が?)が祖父の霊を懲らしめにきたら目釘を抜いた穴に隠れて鬼に反撃して地獄に連れて行かれないようにするそうです。
45年程前小学生だった頃のことです。最近はやらなくなりました。

うおおおおおお!!!
青森の民俗。それは貴重なお話をありがとうございます。「目釘を抜いておく」ってとこがポイントですね。すごい体験です。

コメントを投稿