椿屋敷のお客様

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2005年11月22日 (火)

猫型地震計

Nec_0014_3 阪神淡路大震災のとき、北大阪の高槻市という所に住んでいました。有馬―高槻断層という、淡路島の断層と連動して揺れた断層が近くに通っていたので、まあ、大揺れに揺れましたよ。鉄筋コンクリートの4階の部屋で、6棹の本棚と2千冊のコミックスが雪崩をうって落ちてきたとき、ただ呆然としていました。本棚の下敷きにならなくてホント良かったです。

ドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ・おじさん・12歳)はわたくしの脇腹で寝ていたのですが、まだピクリとも揺れがこないうち、いきなり飛び上がってどこかへ走っていきました。「なにごとよお・・・。」早寝早起きがその日はたまたま夜更かしして、頭が寝ています。次の瞬間初期微動(地震の最初のカタカタカタという縦揺れ)が来て「な、なんなの?!」と飛び起きたら、「ぐわっさああ、ぐわっさああ」というたいへんな大揺れが!もう、「狭いところに逃げる」とか、「頭をかばう物をかぶる」とかの状態じゃないです。ひたすら布団の上で這いつくばって、「あわわわわ―――!」と時の過ぎるのを待つのみ。あのときは永遠の長さに思えましたが実際は1分足らずでしょう。「火の元の確認」なんてとんでもない。

当時すいかという名の女の子の猫もいて、揺れが収まって落ち着いたときに2匹の猫を探しましたが、そこらに居ませんでした。「ど、どうしたの?」と半狂乱になって探したら、下の植え込みからすいかの鳴き声が。揺れが始まる前にベランダから飛び降りたらしいです。震えているのを連れて帰りました。幸い怪我はありませんでした。ドリアンはなかなか見つからず午後になって押入れの天袋に逃げ込んでいるのがわかりました。まったく・・・・・。それにしても、猫の危機を察知する能力には驚かされたことでした。

夕べの丑三つ時に鹿児島地方は震度3の地震があり、うちも揺れました。でも、脇腹に寝ていたドリアンがピクリともしなかったので、「たいしたことはあるまい」と判断して、そのまま眠り続けました。みなさんはいかがでしたか?

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コメント

ゆれで目が覚めましたよ震度3でしたね。
あの阪神淡路大震災、高槻市で恐怖の体験されたんですね。どりちゃんも!・・
私の祖母、父の母は西宮で震災で亡くなりましたです92歳でした。地震も怖いですがニュースのマンションの設計士や建築許可した人達、住民はどうなるんでしょう。せめて地震がない前に分かってよかったですね。

ああ、ルルママさん、ご身内が亡くなってらっしゃるのですか・・・。お気の毒です。本当に恐ろしい地震でした。あれ以来「もう都会には(高いところには)住みたくないと思い始めたのです。あのマンションのかたがた、もう毎日気が気でないでしょう。ほんと地震がない前でせめてよかったです。

あの日は・・ずっと、泣きながらTVを見てました。友達は大丈夫だったけど、友達の親戚等たくさんの方が被害にあいました。あんな事はもう二度と起こって欲しくない、そう思っています。
でも、あれからあちこちで大きな地震がありますよね。地震大国だからしかたがないのでしょうか・・
夕べは熟睡していたので、わかりませんでした。震度3、だったんですね・・怖いです。

地震はね―――、ほんと人間の力じゃもうどうしようもないですよ。ただただ時間が過ぎるのを待つだけ。起こって欲しくないですけどね―――。これがまた人間には予知できないんですね。怖いです。

私もたろうも熟睡でした…「知らなかった」と言うと「信じられな~い!」と言われてしまいました(苦笑)。最近はかなり熟睡状態です…日常生活が抑揚あり過ぎです。

オットは、前日に神戸の師匠のお寺に法事の手伝いに行ってたそうです。修行地の四国の寺に帰って、翌朝びっくりしたそうです。
あの年は、個人的には祖母が亡くなり、大失恋と病気を体験し、社会的にはオウム真理教事件もあり、人生の転機になった忘れられない年です。
地震、こちらでは昨日の午前中も揺れました。一気に大きいのが来るより、小出しにしてくれた方が、地震に関しては有り難いですね・・・。

おはようございます。だいぶ冷える朝になってきました。みなさん、どうぞお風邪に気をつけて。

clusterさん、
熟睡できることはいいことですよ――。大震災の日、「たとえ起きてても大地震のときは人間運を天に任せる以外どうしようもないなあ。」と思いましたもん。

麦の花さん、
1995年、転機の人が多かったんじゃないですかねえ。そうですかだんなさんもニアミスを・・・。何事も小出しのほうがありがたいんですけどね。でも一辺にくること結構多いですよね。

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