オオイヌノフグリの花
「犬のふぐり(金玉)」という、おいおいどうよ、という名前なのに、小さくて青くて可憐な花です。
オオイヌノフグリが外来種で、イヌノフグリが在来種なのですが、恐ろしいことに外来種のオオイヌノフグリのほうが繁殖力旺盛で、イヌフグリのほうは絶滅危惧種、レッドデータブックに載ってしまってます。うわあああ。確かにオオイヌノフグリはこれから早春にかけていやというほど見かけるけれど、これより一回り小さくて花色に紫が混じるイヌフグリのほうはほとんど見かけません。なんと申したらよいのやら・・・
これの別名が「天人唐草」といういかにもたおやかな名前です。
山岸涼子さんのマンガで「天人唐草」という傑作短編があります。「イヌフグリなんて下品な呼び方はふしだらだ。『天人唐草』と呼べ」という厳格な父親の下で育った女が、性的抑圧のために次第次第に狂っていき、最後にその偽善的な父親が愛人のもとで腹上死してしまい、人格崩壊を起こすこわ~いお話でした。
なんでかねえ。こんなに可憐な花なのに。名前も笑かしてくれるのに。思い出すのはこわ~いお話ばかり。
あのかわいいお花に
そんな意味があったなんて・・
びっくり!
投稿: べにこ | 2006年1月24日 (火) 21時33分
こんばんは。
「睾丸」とはなかなか口に出して言いにくものですが、
(↑口には出せなくても文字にはできるらしい:汗)
「ふぐり」って言うと、なんか全然抵抗ないんですよね(笑)
“知らぬが仏”って言うけれど、たとえ知ってても実感がないので
仏はまだまだ健在(?)です (^-^;)
投稿: totto* | 2006年1月24日 (火) 23時02分
おはようございます。べにこさん、totto*さん。
最近ご覧のとおりの惨状でご挨拶もろくにできずすみません。そろそろ、どっかでガス抜きせんな――と思っておりますです。
べにこさん、
ねえ。かわいいお花なのにねえ。実がワンコのそれに酷似してるんすよ。まじで。
totto*さん、
まこと言葉とは不可思議ですね。「睾丸」はいいにくいが「ふぐり」はOK。口には出せなくても文字には書ける。その傾向はありますよ。文字ならたいがいのこと書けちゃいますね。それこそ、頼もしい反面、恐ろしいことです。恐れを知るというところでもやっぱ仏は必要かな。健在であってほしいです。
投稿: 春 | 2006年1月25日 (水) 09時21分