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2006年10月23日 (月)

ミノムシ

Nec_0021_231990年代半ばから、寄生虫オオミノガヤドリバエによる「絶滅の危機」がいわれ、いろんな県でレッドデータブックに載ってしまったオオミノガですが、数は回復したのでしょうか?今うちの近所では結構見かけるので「どうなんだろう?」と・・・・・。

県によっても、都市部と農村部とでも、全然生息状況が違うらしいので、ちゃんとしたデータを持っていない以上なんともいえないのですが・・・・・。

それにしても、よく「大発生!」と騒がれたミノムシがいつの間にか「絶滅の危機!」といわれている状況にはたまげました。

だってさ、ケヤキとかにやまなりについて、関東とかのケヤキ並木が丸坊主になったり、住民が文句言いまくったり、そんなんばっかりだったんだよ。

あまりにもミノムシの数が多かったので、この蓑のなかのサナギをくるむ繭を切り開いたのを何枚も集めて、パッチワークみたな細工物を作る人がいたりしたのに。一枚一枚が微妙に違うアースカラーの繭をパッチワークした財布とかバッグとか。なかなか綺麗だったし、手がかかっているという理由で、かなりお高かったはず。あの細工物はどうなったんでしょうか?

何億、何千億という個体数の動物が、あっという間に絶滅する。そういうことは生物の歴史の中ではよくあることで・・・・・。特に人類の活動範囲が広く盛んになりだしてから、その傾向は拍車がかかっておるわけで・・・・・。

オオミノガヤドリバエも、中国でミノムシ撃退のためにばらまかれたのが日本に入ってきて、日本のオオミノガに壊滅的な打撃を与えてくれたのだそうです。ミノムシまで絶滅されるとちょっと怖いので、なんとかがんばって欲しいです。

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