マメ科
野ではカラスノエンドウやスズメノエンドウが花をつけ、畑ではソラマメやエンドウマメがはや花をつけています。いろんなマメ科の植物が花盛りです。
野生も園芸種もマメ科植物は一目見ただけで「あ、豆の仲間だ」とわかる独特の感じがありますね。だいたいがツルを持ち、奇数羽状複葉か3出の丸っこい葉を持ち、花の形もみんなエンドウに似ています。莢ができて中に豆ができるのも共通。たいへんかわいらしい。「ジャックと豆の木」のジャックが思わず登りたくなるのもわかるというものです。あれが他の植物、バラ科とかだったら絵にならない。
かわいらしい上に実が人間の食用になるものが多く、茎は家畜の飼料に、さらに根に地中の窒素を固定する根粒を持っているので、植えるだけで土地を肥やす、という人間にとってたいへんありがたいマメ科。
古来からそこのところいろいろ感じるところがあったのでしょう。節分に大豆をまいたり、お祝い事に赤飯を炊いたり、大豆や小豆に魔除けの意味があるのも無理からぬところです。
なにより食べるとおいしい。
そろそろうちもインゲンとエダマメと落花生を植えなくちゃ。
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