椿屋敷のお客様

« クマイチゴの実 | メイン | 青紫蘇 »

2007年6月 7日 (木)

足るを知る

Nec_0013 昔話でありますね。

―――――欲張りばあさんだかじいさんだかが、何かのきっかけで思いもよらない神か仏かの恵みをもたらされる。最初はささやかな恵みだったけれどだんだん欲の皮が突っ張ってきて「もっともっと」と要求が大きくなっていく。極限まで要求した果てに全てを失くして元も子も無くなる。―――――

典型例が「金の卵を産む鶏」ですね。一日一個づつ金の卵を産む鶏で満足しときゃいいものを「一日一個づつじゃ足りない」と鶏を殺してかっさばいてしまった、と。もちろん鶏の内臓はただの鶏の内臓で金の塊が出てくるわけでもなく。欲に負けて世にも貴重な金の卵を産む鶏を自分の手で殺してしまっただけという大失策。愚かなことですが、人間油断してるとついついやっちゃうんですよね。「まだるっこしい!今、今すぐ全ての結果が欲しい!!」

これは本当に失敗の元です。こういう焦りに取り付かれると思っていた未来が手に入らないばかりか今持っているものも全て失くします。

最近まじかでそういう例を見てしまって。

改めて思いました。「『商い』は『飽きない』。大振りせず短く持ってこつこつ当てる。」真理です。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.synapse-blog.jp/t/trackback/190372/7003102

足るを知るを参照しているブログ:

コメント

高いところにある物をとるために、小石をたくさん積み上げて坂道を作る。
大きなことを成し遂げるためには、小さなことをコツコツやるってことですね!

まったくです。人間ができておりませんのでときどき「えええい!全部すっ飛ばしてずるしちゃえ」とか思うときがあるのです。いけない、いけない。地道に地道に。

金言ですね。地道に地道に。

「腹かっさばく」の逆もダメですね。
欲は無いから平気で毎日待っていられるけど、
そもそも忘れんぼのめんどくさがり屋で
鶏の世話を忘れて鶏を飢え死させるタイプ。(要するに私なんですが)
手をかけつつ、待つ。王道ですなぁ。それがなかなかできんのですが。

話の方向が違ってすみません。
でもこの話、自分に照らして毎度こっちのほうをイメージしてしまうんですよ。

708さん、
「地道に続ける」これが確実なんですけど、難しいです。

みの窓さん、
そうなんですよ、油断してると手を抜いちゃったりします。それもよくないです。「ほどほど」をキープするのは難しい。

コメントを投稿