椿屋敷のお客様

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2007年10月12日 (金)

絡新婦の理(じょろうぐものことわり)

1012 京極夏彦氏の「京極堂シリーズ」(講談社)の傑作の名前を借りてみました。

またまたジョロウグモの恋のシーズンがやってきて、庭も畑も馬鹿でかい(直径1m前後)蜘蛛の巣だらけです。農薬撒いてないからなあ。油断していると顔中、体中にねばねばと蜘蛛の巣が張り付きます。

それだけでも往生するのに、巣の主のこれまた馬鹿でかいメスグモまで顔に張り付いたりします。悲鳴も凍りつきます。

偏見を持たずに見れば、ジョロウグモのメスというのは大変美しい生き物です。顔に張り付いていないときに離れて冷静に見れば思わず知らず見とれるほどです。特にお腹のシャンパングリーンとゴールドとが絶妙に混じった模様などたまらんいいです。

ジョロウグモのオスはメスの10分の1以下の大きさですが、この模様に惚れてやってくるのかもしれません(一説によると『より大きい巣を張る甲斐性のあるメスがモテる』ともいう)。小憎たらしいことにたいがいの巣には求婚者のオスが待ち構えています。2匹だったりします。すでにぐるぐる巻きにされて餌になるのを待っているオスとか、喰われて殻だけになってるオスとかもいます。そう、ジョロウグモのメスは事が終わった後に逃げ遅れたオスを食べてしまうこともあるのです。愛の形はいろいろです。

人の結婚生活に口を出す気はさらさらありませんが、とにかく通り道にあまり大きな巣を張らないでほしいです。糸が透明なので人間も引っかかります。いくら美しくてもアレに喰われたくはないよう。あたしジョロウグモのオスじゃないし。

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コメント

蜘蛛はやはり、美しくなきゃですね☆
いやぁ、カマキリにしろ、蜘蛛にしろ、
深海魚でもいますが・・・
オスは栄養になっちゃうんですね´∀`*
うちにいた鈴虫もオス食べられてました。

ううううむ。そうですか。
鈴虫もオスを食べちゃうんですね。そうそう深海魚でもそういうのがいると聞きますが・・・・・。ある意味無駄が無い習性ですよね。

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