椿屋敷のお客様

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2008年5月17日 (土)

婦人会

Nec_0004 うちは「鹿児島市のチベット」ともいうべき山の中にあります。ド田舎です。

そしてそういうところのご他聞にもれず「昔は共同体がしっかりしていて町内会の力が強かった」ところです。まあ、それでどういうわけか今年の班の婦人班長とやらの役職が回ってきたんですよ。

「やれやれ、これもご近所づきあいか」と、いやいや班長会に出席したわけですわ。

驚きましたね。いきなり会のテーマが「婦人会の存続をうちきるにはどうすればいいか?」ですわ。やはりみんなとことんイヤでいらっしゃると見える。だってそうだよなあ。今ほとんどの家庭が共働きでしょ?仕事して、家のことして、PTAとか行って、その上町内会、さらに婦人会なんて、まともに付き合ってたら身が持たんわな。

しかも高齢化でどんどん人数が減っていて、婦人会費(なんと「ミシン代」という名目だ。何のミシン?)だけではまともな予算が組めないほどだそうな。それじゃあなあ。存続の意味が無いよなあ。うちの班もなんか何十年も意味なく町内の家を古い浴衣(なんか、昔踊りに使ってたらしい。もう、着れる代物ではない)がたらい回しにされてるし。その年の婦人班長が決まると、その一式が回ってくるわけよ。なんだかなあ。

「婦人会の存続を打ち切るための会合だったら、必ずでるわ!」と皆さん口々におっしゃるという嫌われぶり。そのエキサイトぶりがおもしろく、内心「これは結構おもしろい場かも」と思ったことでした。

そこで、別のおもしろい話も聞きました。

うちの前の谷の下のほうの集落の公民館であったんだけど、そこは車で5分ぐるっと遠回りしなきゃならない。昔は近道があったらしい。今は人も通れない昼なお薄暗い藪になっている裏山は(ちょっと入るのがためらわれるぐらい)、以前は家も道もあって、下ればここの公民館に直通で来れたのですと。あの恐ろしい藪の中には廃屋が何軒か朽ちかけながらあるのですと。ううううむ。ちょっと怖いかも。でも興味もあるぞ。怖いもの見たさ。

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コメント

おおぉ、廃屋・・・
うちの町内会の女性部は今年廃止されました´∀`

実質町内会の事務係的な資料作りをしております。

なんていうか、どこも予算は苦しいものなのですね・・・

おお、やっぱり。昨日も「どこそこの婦人会は廃止された」とかそんな話ばかりでした。
どこも予算が苦しいんだなあ・・・・。

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