椿屋敷のお客様

« 岩手・宮城内陸地震 | メイン | ホームドクター »

2008年6月16日 (月)

底が抜けた

Nec_0002 鹿児島地方は降り始めからの総雨量が300mを超えました。三日三晩降り続けというやつです。まだまだ降るらしいです。

天の川だかプールだかの底が抜けたのでしょうか?もうこりゃ立派な雨季でしょう。いよいよ亜熱帯化してきました南九州。暖かいのは好きですが、こうなってくると、熱帯の蚊とともにいろいろヤバゲな病気が北上してきそう。蚊の媒介する病気っていろいろあるからねえ。

小学生の頃問答無用で毎年打たれた日本脳炎の注射を思い出すよ。いろんな予防接種の中であれが一番痛かった。ドカンと重い痛みが腕に来たものでした。とても嫌いだったけれど日本脳炎みたいな悲惨な病気になるよりマシだったわけだな。

最近知り合った15歳の女の子、麻疹もオタフクカゼも水疱瘡もやってないし、日本脳炎も天然痘も風疹も結核も予防接種を受けてないんだって。「日本は防疫で守られてた」って言われればそれまでなんだろうけど、なんかそこまで無防備でほんとに大丈夫なのかな?

わたくしなぞ、種痘痕が右腕にも左腕にもあるという(なんで二回も受けてんの?今となってはわからん)世代なので、まあ、撲滅宣言された天然痘が復活しても、生物兵器化されてなきゃ感染の恐れは無いと思うけど、若い世代に流行っちゃったらやばいんじゃないの?現に麻疹が20歳前後に流行してるらしいし。

そういや一世を風靡した「リング」。ありゃあ「ビデオテープが媒介する天然痘」という設定だったなあ(いまさらネタばれしても許されるじゃろ)。「リング」の大ヒットのベースには「無菌世代が抱える感染症への潜在的恐怖」があるんじゃなかろうか?

こうやって、天の底が抜けて大雨が降って、平均気温が上がって、虫もウィルスも細菌も、今まで日本列島には存在しなかった強烈なやつが席巻しだしたとき、その恐怖は本物となるのであります。そのとき歯止めはあるのか?

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.synapse-blog.jp/t/trackback/190372/12873966

底が抜けたを参照しているブログ:

コメント

昔。。。カサンドラクロスっていう細菌感染した列車の映画を観ました。あの映画の感染者は列車を切り離された。。。そんなふうにどこかへ隔離することにはなりませんように!(かなりの妄想族です)

隔離されますよ。おそろしいけれど妄想じゃありません。

離島がその場所になりませんように。。。

そこんとこ怖いですねーーーーー!!まあ、そういう事態になったらどっちかと言うと「関門海峡封鎖」とかそういうレベルなんじゃないかなあ?と思ってます。

コメントを投稿