椿屋敷のお客様

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2010年10月17日 (日)

蹄化膿す

Dvc00040 いやあ、びっくりした。

エル(ヤギザーネン種・雄・8ヶ月)が、右前脚の調子が悪いなあ、びっこを引くなあ、と思ってたんですよ。んで、例によって鹿児島大学の農学部動物病院に連れて行ったんですよ。

「ちょっとした化膿かな?」と思ってたら、なんと蹄の中が上まで腐ってたんですと!!

「うわあああ、そうなんですか?」

「ここまでひどいのは久しぶりだよ。2,3週間前に赤く腫れたはずだけど」

「・・・・・・・気がつきませんでした・・・・」

ごめん。エル。

それから、大変恐ろしげな治療が施されました

蹄の底に腐って小さな穴が開いていたので(これ、わたし毎日ためつすがめつ眺めて洗って消毒してたつもりなんだよ・・・・・・でもわからなかった。不徳のいたすところ。でも、これをすぐ見つけるプロって凄い)、そこから蹄と皮膚の間に注射器を突っ込んで(!!)、水で洗浄(イタッ!!)そしたらなんと蹄の上の方から水が飛び出してくるではありませんか。

「ここが全部腐っているんだよ」

「ひえええええ」

洗浄した後に黒い粘薬を注入。そして、ゴム片を蹄の形にカットして、いいほうの蹄の底に接着剤で貼り付け。

「『下駄をはかす』っていうんだけれどね。こうすると痛いほうの蹄が地面につかないから楽になる。」

「ほええええええ」

施療の間中、エルは寄ってたかって学生さんたちに押さえつけられ「めー」とも啼くこともできず目を白黒しています。痛かろう、怖かろう。すまん、すまん。

仕上げに布テープでぐるぐる巻きに足を包帯され、治療は終り。

悪くすると蹄が全部取れちゃったりするらしい。人間で言えば手の爪全部が剥がれるようなもん。

うわああああ、気をつけてやらなくっちゃ。こういうこともあるのね。

コメント

 そんな病気があるんですね!!
しかし、読んでるだけで痛そう・。
 その後、完治するのでしょうか??動物の病気も、人間みたいに色々あるんですね・・。

おかげさまでだいぶよくなりましたですよ。もう包帯が取れました。
いろいろあるんですねえ。

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