去勢してない猫と暮らすのは久しぶりなので「ああ、こうでもあった、ああでもあった」と新鮮に思い出すことがいっぱいなんであります。
特にスプレイ行為!
縄張りを示すために独特の臭いがするおしっこをそこら中にかけて回るんだけど(まったくもって迷惑千万じゃ!)、そのおしっこの仕方は普通のおしっこの仕方と違うんです。
普通のおしっこはなんというかきちんと座ってします。スプレイのときは半立ち。大事な行為なんだろうけどとても間抜け。また本人(猫)の顔が大真面目なのがさらに笑いを誘う。しかもぶるぶる小刻みに震えながらときたもんだ。
本人(猫)が『俺様の縄張り』と判断したところにところかまわず「ちーーーーーッ」とかかけてくれやがるので、ちり紙持って駆けつけるときは激怒するんですが、近寄って本人(猫)のあまりに真面目な顔を見るとついつい噴出してしまう。
そうか、そうか。雄にとっちゃ、そんなに縄張りって大事なんだねえ・・・・・。
街中に住んでらっしゃる方には信じられないでしょうが、うちのような山の中の家では庭に畑に軒先に雉が出没し、信じられないスピードですばしこく走り回ったり、飛び立ったり「ケーンケケケヶ!」などと鳴いたりしています。
それにしても、タヌキやイタチもとても多いのに、よく野生の雉は繁殖して個体数を維持できてるよなあ。ああ、それだけの雉なんかがいるから、タヌキやイタチも生息できるのか。
もっとも野生の雉の行動スピードは目にも留まらぬ速さ。うちの鶏たちもかなり半野生化しているけれど「本物の野生にはかなわんなあ」と唸らされるほど、そのスピード差は圧倒的。あれでは捕食動物も早々捕まえられんだろう。
この雉の羽だって畑の中や林の中にまぎれるとそれは見事な保護色となるし。雉の雛なんか地面とまったく区別できんもんなあ。うまくできてるよなあ。
うちは古い家でやたらめったらヤモリがいるのですが、ふと見たらすりガラスの向こうでヤモリがでかくて毒々しい蛾を捕まえて食べてました。
ふうううむ。
ヤモリって確か爬虫類だよな。ヤモリ=守宮もしくは家守。なんでこんなご大層な名前がついてるのかな?と思ってたけど、こんなふうに虫を食べてくれるから?いや、そこんとこ勝手な想像なんですけど。
でも殺虫剤のない昔「虫を食べてくれる生き物」って今想像するよりはるかにありがたいものだったんじゃないかなあ?ゴキブリを食べるアシダカグモとか蝿を食べるハエトリグモとか、すんごい重宝されたはず。だから「蜘蛛を殺すな」という伝承が各地にあるわけで。
同様に窓に張り付いて蛾だのなんだの食べてくれるヤモリも、かなり重宝されたんじゃないかなあ。
家の中にあまり殺虫剤を撒き過ぎるのはどうかと思う。ヤモリも蜘蛛も全部死んじゃうだろう。害のある虫のほうが薬剤に耐性がありそう。天敵が死に絶えたらますます連中のさばって、逆効果になるんじゃ・・・・・。
ボンボンjr.(ヤギザーネン種・10ヶ月・♂)の角は、ますます立派になっていきます。
うーーーん、正面から見るとホント絵に描いたようなヤギだなあ。
アルプスのガケの上とかにいても何の違和感もないんじゃ?今いるのは鹿児島のシラス台地の畑の上だけれど。
この間彼が右前足をびっこしだしたので、おなじみ鹿児島大学の動物病院に連れて行ったのです。びっくりしましたよ。K先生は彼の歩き方を一目見るなり「ああ、こりゃ下だね」
下?下って?
問いかけるまもなく先生は、右前足をひっくり返してマイナスドライバーで蹄の間を探り始めました。「あった!」
なんとほじくりだされたのは小さい真鍮の釘。蹄と肉の間に刺さってたの。これは痛いわ~~。
釘が抜かれたらあっという間に歩き方は元にもどりました。
歩き方一発でわかっちゃうなんてプロってすごい。
ボンボンJr.はまだ生後10ヶ月。なのにこの立派な角!(鹿児島大学の動物病院K先生にも褒めていただきました)
まだお乳の匂いがぷんぷん。なのに女の子のおしっこの匂いを嗅いじゃ、鼻の下を伸ばして(フレーメン現象。ほんとにスケベ面になる)発情しておしっこ。力あまって飼い主のわたくしにまで発情し、なんどこの角で頭突きされおしっこをひっかけられたことか。(乳臭い♂はごめんだっての)
とにかく今はこの角で物を壊したり、頭突きしたり、おもしろいように力が発揮できるのがうれしくてしょうがないらしいです。
よくぞ♂に産まれけり!ってか。
若猫のメロンも若雄鶏たちもそうだけれど、若い♂ってのはそうなんだろうな。自分に与えられた♂としての能力を使うのが楽しくて楽しくてしょうがない。そんなカンジ。
もう少しするとこんどは過酷な♀の獲得競争が命かけて始まるのだけれど。それまでに与えられた青春、ってやつか。
人間の♂もそれは一緒だろう。基本的に自分は♀でよかったと思うけれど、その時期だけはうらやましく思います。
とうとうメロン(白黒雑種猫・推定8ヶ月・♂)が、獲った鼠を持ってきました。
だからそんなもん持ってこなくていいっちゅうの。そこは仏間だっちゅうの。そこの畳は高いんだって。その畳の上ででろでろの鼠の死体を弄ぶんじゃねえっちゅうの。
まだ被害が少ないであろう台所のフロアの上に移動させました。狩の獲物で遊ぶのが楽しくて楽しくてしょうがないらしいです。そうかそうか。ちょうど自分の力を試すのがうれしくてたまらんお年頃なんだな。
そりゃうれしいだろうよ。あんなすばしこい鼠を己の才覚と運動神経だけで捕まえることができるんだもんな。「俺って天才!俺ってグレイト!」うかれるのも仕方あるまいよ。
猫は1週間で千匹の鼠を獲った記録もあるらいです。一週間で千匹!!この世に猫ほど鼠退治に適したものはありますまい。 メロンがその猫族の名に恥じない能力の持ち主だったことに感謝。
ありがたいことです。
猫はそれはそれは熱心に毛を舐めます。猫は待ち伏せ猟をするので、毛に匂いがついているとまずいのです。
暇を見ては自分の毛を舐め、勢いあまって仲間の毛を舐め。社交的なメロン(白黒猫・半年・♂)はドリアン(アメリカンショートヘア・17歳・じじい)の毛も舐めてやるのですが、わたくしの髪の毛も舐めます。「同じ毛のうち」だと思い、心の底から好意で舐めてくれるらしいのですが、たいへん迷惑です。
居間の座椅子を枕に昼寝しているとドリアンとメロンがやってきて、二匹の猫と人間の頭が座椅子にぱんぱんに並ぶ状態になります。じゃりじゃりと音がして髪が引っ張られて昼寝から覚めると、メロンが髪を舐めています。臭い。「やめろってば」と押しのけると「なんで?親切でやってるのに。気持ちいいでしょ?」と不満そう。
いや、だから大きなお世話なんだって。
おかげさまでオタフクの6羽の雛たちはすくすくと大きくなっておるわけです。一丁前の鶏への道を順調にたどっております。
んでもって、このオタフクと雛たちに一羽の雄鶏がいつも付き添って離れないのです。雛たちと直接の血縁がないことははっきりしています。なんせまったく違う囲いにはいっていましたので。オタフクの雛がピイピイいい出してから脱走してきて、それから夜も昼もぴったり張り付きガードマンよろしく見張るそぶり。
「おしかけオヤジ」とでも申しましょうや。まあ、現実には「なにかあったときに一緒に逃げる」ぐらいしか役に立たないけれど(笑)。それでもけなげといえばけなげ。
雛が巣立ちしてからオタフクとペアを組むのを狙ってるんだろうなあ。やっぱりもともと鶏もつがいを作る鳥なんだろうか。
もっとも最近の遺伝子解析では、どんな鳥のつがいも(たとえオシドリでも)一つの巣の卵でも他の雄の遺伝子が入っているらしいから。雄も雌も浮気し放題らしいです。
そんなもんなんだろうなあ。
一説によると狩の上手なイエネコは一年に1000匹の鼠を獲るそうです。
1000匹だよ!すごいね!・・・・・・・・・ちゅうても敵は「ネズミ算」の語源たる超繁殖上手な一族、そのぐらいのペースで狩ってやっとトントンってとこかな。
うちの納屋も昔から鼠が住み着きやすいところで、油断してると「チューチュー」と我がもの顔に走り回る気配がしてろくでもない。3月に死んだヤスネコのジョーは狩名人(猫)だったし、いまやヨイヨイのジジイとなりつつあるドリアンも昔はそりゃあ賢い狩をしとったもんだが・・・・・・・寄る年波には勝てん。「このままでは、うちに鼠一族がのさばってしまう!」危機感にあおられておったですよ。
「求めよ!さらば与えられん」
良くしたもので、そういうときに知り合いからもらった若い猫、メロン。やたらめったら人懐こくて、猫懐こくて、犬にまで懐きかけてモモに怒られたりしてますが、果たして鼠獲りの腕前やいかに!?
(鼠を獲らん猫は、徹底して獲らんからな。こういうの、母猫の教育や兄弟猫とのコミュニケーションが大事らしい。「三つ子の魂百まで」)
おかげさまでどうやら獲るタイプの猫だったらしいです。
今日も今日とて、納屋から屋根続きの天井で「チューーー」とか声がしまして。「スワッ!」と耳を澄ましたらば、「トトトトトト、ドドドドド!」と鼠より重い足音が鼠を追っかけてます。「ヂュッ!!」と断末魔の声。
うしししし、よくやった。よくやった。
・・・・・・・・いやいや、コホン。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
今日も今日とて一丁前の鶏となるべくオタフクかあさんのスパルタ教育が24時間体制で行われております。
地面の引っかきかた、砂浴びの仕方、虫の採りかた、食べていい餌悪い餌・・・・・・・・
2年前にはオタフク、あんたもかあさん鶏の羽から顔をのぞかせてピーピー鳴いてたのにねえ。たいしたもんだ。
だいたいかあさん鶏にちゃんと抱卵してもらった鶏でないと、卵からして抱きません。すでに卵の段階から教育は始まってるの。
かあさん鶏は抱卵しながら優しく「ククク、クククク」と話しかけてます。その姿人間の胎教と同じ。これ、ほんとだよ。たぶんこのとき「かあさん鶏の声」を仕込んでるんじゃないかなあ。「孵ってからはじめて見るものを母鳥と思い込む=インプリンティング(刷り込み)」が有名だけれど、視覚だけじゃなくて聴覚教育もかなり重要らしいです。
オタフクはうちの庭で半野生の生活をしてて、その分ヘビやらタヌキやら猫やらに狙われる可能性が高いんだけれど(ここ半月ばかりのエントリー参照。モモとわたくしが血みどろでパトロール)、教育が上手で雛を失うことが少ないです。
たとえば今日の明け方もなにかが来たらしくて、オタフクが一声「ケーーーッ!」と叫んで勝手口方面に逃げてきました。身一つです。「あんた雛はどうしたのよ?」
おりしも雨。まだ体温維持機能のない雛の体力が心配でたいへん気を揉んだのですが、空がほんのり明るくなった頃合を見計らってオタフクが「クックックックック」と呼びながらそこらを走り回り始めました。するとあちこちの草陰から「ピーピーピー」と声がして、それぞれの隠れ家から雛が飛び出してきました。まだ孵化後10日しか経ってないのに、どの雛もまったく気配を殺していたので鳴き声を聞くまでわかりませんでした。つまりオタフクかあさんの「ケーーーッ!」の叫び声で危険を察してそこら中に散らばって隠れてうずくまり、雨の中、声も立てずに耐えて待ち、「クックックックック」の声で安全と判断して声を出してかあさん鶏を呼んで走り寄る。そういうルールらしいです。
まったくたいしたもんです。命がけとはいえよくここまで仕込んだもんだ。雛はそれぞれびしょびしょで震えていましたが、かあさん鶏の羽の中に飛び込んで暖めてもらうの。かあさん鶏の羽の中は暖かくて乾いていて安全(またこれがうまいこと雛を抱え込めるようにできてるんだわ。自然の設計って凄いなあ)。
こうやって手塩にかけて育てられた雛が育つと、卵を抱いてちゃんと子育てする鶏に育つんですね。孵卵器育ちの鶏にはこれができないの。かなり複雑な様式と作法とルールを母鶏から娘鶏に伝えてるみたいなので、無理からぬことであるよのう、と納得。
帰宅してみたらモモ(紀州犬雑種・7歳・♀)が、ヘビメタのギタリストのごとく猛スピードで首を振っておりました。ぶるぶるぶるぶる。洗濯機の脱水をも思わせる高速。
なにか黒い紐みたいなものを咥えては放り投げ、また咥えて高速脱水。ぶるぶるぶるぶる。
放り投げられた黒い紐は、半分になった黒シマヘビでした。ううううん、ヘビには気の毒だけれど、うちの卵や雛を盗られたらかなわんからなあ。モモ、あんたいい仕事したよ。
ヘビは地面の振動に弱くて道路沿いからはいなくなってしまうけれど、うちは山の中で前は深い谷なので、よくヘビが上がってきます。マムシ、ヤマカガシ、シマヘビ、アオダイショウ・・・・・・・・。ヘビを見かけるたびモモは義務のように吠えかけてはヘビメタ脱水攻撃をかけます。そのあまりの高速振り回しで、ヘビは噛み付く暇もなく遠心力で千切れてお陀仏。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・・・・・・・。
ヘビに対して他の犬もこういう攻撃をするのでしょうか?それともモモ・オリジナル?思い出すのは日本の民話でよくある「蛇神様に奉げられた娘を助けるために活躍する○○太郎という犬の話」。きっと昔から犬はヘビと闘ってきたのね。犬ってホントすごい動物。
ワンコやニャンコを飼ってらっしゃるかたはご存知でしょうが、彼ら彼女らも夢を見ます。寝言をいい、いびきをかき、寝相が悪かったり、寝ぼけたりします。
この暑さでモモ(紀州犬雑種・♀・7歳)もバテ気味、彼女の涼み場所勝手口でお昼寝。
夢を見てるのでしょう、「フンフンフン・・・・・ワン!」と鳴いたり、鼻をぴくぴくさせたり、いきなり寝たまま後ろ両足で駆け足したり(全力疾走の夢か?)・・・・・・・。何とも言えずおもしろくかわいい(←飼い主バカ)。
人間と一緒で、こういう夢見の途中で邪魔して目を覚まさせちゃいけないんですって。精神的に不安定になるのですと。ワンコでも頭にも心にも、夢見て整理しなきゃならない記憶がちゃんとあるんでしょうね。
うちの2匹のニャンコたちも、これまた寝てるときはうるさい。
でも、ひょっとしてあたしも連中に「寝ててもうるさい人間だワン(ニャァ)」とか思われてるのかも。寝てるときの自分は自分じゃわかんないよね。
彼女の名はオタフク。見ての通りプウッと膨らんで見える羽毛がほっぺに生えているのでつけたのです。
同じ腹から産まれた姉妹鶏たちの中でも個性的な顔です。性格も個性的で強気。姉妹達が決して脱走しない鶏ランドから、いつも逃げ出して自分だけのテリトリーを確保。お仕着せの巣箱に決して納得せず、何が何でも自分が気に入った場所に卵を産みためて、抱卵します。
7月の上旬ぐらいからしばらく姿を消したので「ま~たどっかで卵抱いてるな」とわかったのですが、それがどこかはわからない。当然の事。抱卵中の雌鳥は雨が降ろうと槍が降ろうと外敵が来ようと、決して卵の上から動くことはできないのだから、ちょっとやそっとでは見つからない、なおかつ自分が落ち着ける場所を選ぶことが肝心。
1週間ぐらい前、納屋の前にあまりにもブタクサがぼうぼう生えてきたので草刈機をかけました。
かけ終わって刈られたブタクサが日で干からびてびっくり。
なんとブタクサの根元にオタフクが鬼のような顔でご鎮座ましましてるではありませんか!!彼女はブタクサの藪の下で抱卵していたのです!そして高速で回転してものすごい音を立てる草刈機の刃が、ほんの目の前スレスレを行き来してもビクともせず、大事な卵を抱き続けたのです。
なんて、たいしたヤツでしょう!見上げた根性!!強気なやつとは思ってましたがここまでとは思わなんだ。
「ごめんごめん、そうだったか。」慌てて丁重にお詫び申し上げ、刈ったブタクサの代わりに古い木箱を雨よけに被せました。お気に召すかどうか心配でしたが、ちゃんと抱卵を続けてくれたので大丈夫だったようです。ホッ。
そして昨日の朝から「ピヨピヨ」とヒヨコちゃんたちがオタフクの腹の下から顔を出してきてます。オタフク、さらにますます強気。言葉は通じずとも「この子たちに手を出さば殺す!」と殺気が伝わってきます。そしてヒヨコちゃんたちには始終「ククククククッ」と優しげに声かけ。
まったくもって、たいしたヤツだよ。
「いらない?」
「引き取りましょう」
さっそく古いキャリイを持って、お迎えに。
白黒柄の、おそらく4,5ヶ月ぐらいのオス猫です。連れて帰ってきてキャリイからだしたら、これがまたなんともいえず人懐っこい。このくそ暑いのに、とにかく人間から離れようとしません。ずーっと顔をなすりつけてきます。昼寝をすると頭の上で一緒に丸くなり、座ると膝の上に乗ってきます。はた迷惑なほどです。これほど抵抗の無い猫ははじめてだなあ!
名前はメロンにしました。
先輩猫のドリアンとも揉めず、いたずらに犬のモモに喧嘩を吹っかけたりもしない。かなり性格のいい子です。これは拾い物だったかも。
あとは鼠を捕ってくれれば完璧。
ヤギの病気に、蚊が媒介する腰麻痺というのがあり、6月から10月ぐらいにかけて油断がなりません。犬のフィラリアと同じく、ある種の線虫が引き起こす病気です。
特にお乳を出してくれるザーネン種は、この線虫に弱いので、ザーネンたちの小屋をすっぽり覆う蚊帳を作りました。夜盗虫よけのネットをミシンで縫って作ったのです。小屋をすっぽり覆ってなおかつ風が通りなかなかうまくできました。
そして「ペット用の蚊取り線香を中で炊いて、万全。
あと鹿児島大学のK先生に伺ったところ「駆虫薬を年一回打てば、確実に腰麻痺は防げるよ」との事でした。これは耳寄り情報。10月種付けをする直前に打っておこう。
犬のモモにも毎月はじめにフィラリア予防薬を飲ませてます。
蚊ってほんとに怖いなあ。
昨日のほのぼのエントリーから急転直下。いやあ、今日は凄まじかった!
一頭はつるっと無事に産まれたんですが、それからあとのシロさんの様子がどうもおかしい。子ヤギのめんどうはよく見るんだけれどどうにも苦しそう。
「もしかしてあと一頭入ってるのかな?」と思い注意深く見てたんですよ。そしたらば、今日の2時ぐらい、なんと小さな片足がシロさんの膣口から飛び出しているではありませんか!
「これはまずい」と片足を押し戻して引っ張りました。すると、なんとその足がポロリと取れて!!
頭の中で「うぎゃああああ!」でしたが、苦しむシロさんを放り出せずさらに指を入れて足らしきものを引っ張りました。するともう一本足がポロリと。そして内臓がボタボタと。「うぎゃあああああ!!」必死でもう一度指を突っ込むけれど、なにか背骨らしきものが指に当たるだけで引っ張り出せません。とにかく、腹の中の子ヤギは死んでいる。でもこれを取り出さないとシロさんが危ない!
なんとかしなきゃ!なんとかしなきゃ!シロさんまで死んでしまったら、せっかく産まれた子ヤギまで死んでしまう。必死の思いで鹿児島大学動物病院のK先生に電話。一度目繋がらず。
懇意の動物病院に電話。「ヤギはわかりません。え?難産?もっとわかりません。」。目の前がまっくら。
もう一度K先生に。・・・・・・・・・・繋がった!!!
ありがとうございます。またまた「すぐきなさい」と言っていただけました。1輪車に乗せて車までシロさんをなんとかかんとか運び、子ヤギも残しておくと狸に襲われそうなので乗せ、一路病院へ。
一時間かけて死んだ子ヤギを引っ張り出してくださいました。オリーブオイル、ゴム手袋ですべりを良くして、長ーーいカンシを駆使するプロの技はさすがです。
先生のお話では、たぶんお腹の中で1,2日前に一頭が死に、そのせいでお産が早まったのだろうということ。さらには死んだ胎児はお腹の中で40℃に暖められ続けるために文字通り「煮えている」のだそうです。温泉卵の原理ですね。なので死んだ胎児の手足は簡単にぽろぽろ取れるのだそうです。胎児が生きていたら、引き裂けるもんじゃないそうです。
よかった~~。ひょっとして自分が殺したんじゃないかと思って愕然としてたとこだったので。脱力して力が抜けました。
でも一番たいへんだったのはシロさん。己に鞭打って車に乗せて、シロさん小屋に連れて帰りました。今は子ヤギと落ち着いてます。はあああ、よかった。ほんとうによかった。
またもや、またもや、鹿児島大学動物病院のK先生と学生さんたち、ほんとうにありがとうございました。心より感謝申し上げます。
今年の初めに死んでしまったボンボンくんの忘れ形見です・・・・・・ってあいつ、ちゃっかりあちこち種を残してくれてました。男子の本懐というものでしょう。
ザーネンのボンボンくんの種がトカラのシロさんについたので、シロさんの体には子供の大きさが負担かも、と心配していました。それで今朝5時過ぎ陣痛のシロさんについてお腹をマッサージするやら、声かけやらなにやら。つまり、わたくしいわゆるとりあげ婆でございますよ。
ひときわシロさんが苦しみだして、破水。しばらくすると膣口から小さなあんよが二本揃って出てきました。こんなに小さいのに大人のヤギと同じようにちゃんと二股のひづめがついています。心配していた逆子ではありません。よかった。
「よっしゃあ!シロさん出てきたぞお!」
「んめえええええ!!!めえええええ!!!」
「よーーーせの、よいっしょお!!よーーーーせの、よいっしょお!!」
「んめえええええ!!!」
後はその二本の足をつかんで綱引きです。4度目か5度目の引きでズルッと一気に子ヤギが出てきました。
次の瞬間には元気に
「ミエエエエエエ!」とかわいい甲高い声が響きます。
シロさん息を整えるまもなく、生まれたばかりの我が子の羊水を一生懸命舐めて綺麗にしてあげてます。たいしたもんだ。誰も教えてないのにね。いや、シロさんも産まれたときにお母さんにこうしてもらったんだろうな。
しばらくすると子ヤギの毛は乾いてふかふか。よろよろとパンパンになったシロさんのおっぱいに近づいて力強く吸い始めます。これで初乳もOK。
とりあげ婆、出る幕無し。よかった!よかった!
モモ(紀州犬雑種・6歳・♀)に狂犬病の予防接種をしていただきました。注射料金と済票交付〆て¥3000なり。
歩いて5分ほどのお宮さんの境内で、ご近所中のワンコたちが集まって注射待ちです。ワンコにとってはこの世の地獄。わはははは。わたくしは小学校、中学校と結核、日本脳炎、天然痘、インフルエンザに風疹と、息つく暇なく問答無用で予防接種を打たれた世代なのでワンコたちの気持ちがよ~~~くわかります。(その予防接種の注射針が消毒することなく使いまわされたせいで、B型肝炎がうつった方がいるそうな。こわいよおお)
モモも待ち時間の間にお隣のワンコが「キャインキャインキャイン!!」と騒ぐので、パニックがうつって「キャインキャインキャイン!!」叱るとシュンとします。うおおおお、かわいいぞモモ。
抗議もむなしく打たれちゃったね注射。でもこれで今年も安心だよ。
相棒のジョーが死んでしまってから、ドリアン(アメリカンショートヘアーのハーフ・17歳・じじい)が、わたくしが家にいる限りいっときも離れようとしません。
こうやってパソコンのキーボードに触っているときも膝の上に乗っています。正直邪魔で重たいです。
まあ、子猫だった昔から人(猫)一倍寂しがりやで甘えん坊だったなあ。大阪にいた頃いっとき行方不明になったこともあって2ヶ月ぐらいポスター貼ったりタウン誌に広告出したりして必死で探しました。おかげさまでそのときは少し離れた駐車場で見つけて、連れ戻すことができ今にいたります。あのときもよく見つかったよなあ。思い返しても不思議だ。縁があるってこういうことなんだろうな。
同じ頃に飼い始めた3匹の猫のうち、一番長いこと一緒にいるわけですが、まさか一番よわよわしてるドリアンが最後に残るとは思わなかったよ。
運とか縁とかって、こういうものなのかもしれません。
うちの猫どもは、いいかげんどちらもジジイなのでだんだんお外に出なくなってきました。寒かったり雨が降ったりすると特に。
どちらもたいへん上手なハンターなのですが、小鳥がたくさんくる春になってもあまり外に出ようとはしません。人間も猫もこうやって年をとっていくのね。
昔取った杵柄、いまだに家の中への鼠の侵入を許しはしませんが、どうも納屋の飼料置き場に出てくる鼠一家を獲る気はないようです。だんだん一家の頭数が増えてきたようで、ときどき「がさごそがさごそ、チューー!」などと気配がして「困ったことよのう」と溜息をついておりました。
ところがですね。世の中うまくしたものです。最近、この猫にとっては絶好のレストランのような場所に、見慣れない若いキジ猫がやってくるようになりました。結構通い詰めている様子で、わたくしが近づくとまるで浮気現場を押さえられた間男のような風情で(オスかメスかわかんないけれど)、こそこそと出て行きます。
そんなこそこそしなくていいのに。どうぞどうぞおいでくださいませお客様。うちの鼠はいきがよろしゅうございますよ。イキのいいのを存分にお召し上がりくださいませ。
こちらとしては最大限努力して愛想よく振舞っているつもりなのですが、まだまだ警戒心は解けません。いや、だからこっちも鼠獲ってくれればありがたいんだって。
どんどんお通いくださいませ、お客様。お待ちしておりますよ。
猫を飼ってらっしゃる方はご存知でしょうが、猫の病気で猫エイズというのがあります。
実はうちのジョー(ヤスネコ・15歳・じじい)が猫エイズのキャリアです。よく外に出る子なので、どこぞのよその猫とけんかしてうつされたのです。
常日頃は普通なんですが、ときどき口内炎ができてそれが治らず、物を食べたり水を飲んだりはおろか、口を閉めることもままならず涎を垂れっぱなしになることがあります。
こうなったらもうお医者に連れて行って注射を打ってもらうしかありません。注射を打つと嘘みたいに口内炎が治ってしまうのですが・・・・・。今回も2年ぶりぐらいにその状態になったので、獣医さんに連れて行きました。おかげさまで、またすぐ治ったのですが・・・・・・完治する病気ではありませんので、また何かのきっかけででるはずです。まあ、しかたないか。
猫エイズを防ぐには、完全に室内飼いにするしかないといわれています。こんな山の中で室内飼いってのもねえ。
ジョーは狩が大好きだしさ。ネズミ捕ったり鳥獲ったり。人(猫)生を楽しんでるんだもん。そっちのほうが大事だよなあ。
おかげさまで、寄生虫のせいで極度の貧血状態だっためーさん(ヤギザーネン種・4歳・♀)が回復しました。本当によかった。一番貧血のひどいときには、朝小屋に行くとぶっ倒れていたりしたので、何度も肝を冷やしました。
まだ多少痩せ気味ですが、日に日に太っていくのがわかります。それと同時に走り回るようになり、気も強くなって怒ると頭突きをかましたりしてくれるようになりました。やれうれしや、やれうれしや。
先月生まれた子ヤギは、彼女の孫に当たるわけですが、これまたばあちゃんが大好きのよう。お母さんよりめーさんの周りをうろうろしてることが多いです。めーさんもかわいがってるみたいだしな。やっぱ、ヤギ世界でもばあちゃん子ってあるんだろうか?
鹿児島は指宿の砂風呂は有名です。あれに入ると全身がかっと熱くなって、足の先の先まで血流がどくどくと流れるのがわかります。血行が良くなることはなはだし。気持ちがとてもいいですが、10分入ればもうぐったり。
あの砂風呂を日常的に生活に取り入れている動物が鶏なんであります。
まあ連中の場合、日光で温められた土を全身にかけて羽の隅々までいきわたらせ、皮膚を摩擦するという安上がりでお手軽な砂風呂ではありますが。とてもとても気持ちがいいらしいです。
今日のように久々に、いいお天気で気温が上昇した日は絶好の砂風呂日和。あっちでもこっちでも鶏たちが地面を掘り返して、恍惚とした表情で砂を浴びてます。見るからに幸せそう。
去年、お母さん鶏と兄弟雛をみんな鼬(たぶん)にやられてしまった雛がこんなに大きくなりました。
お母さんにそっくりな雌鳥です。
羽もすっかり成鳥の羽に生え変わり、0℃に近い朝方の野外でも平気です。昼間は庭を自由に闊歩しています。
よく、ここまで育ったなあ!あたしゃうれしいよ!!
正直この子だけが残されたとき、手の中のあまりにはかない感触に、「いっそこのまま縊って、毛をむしって丸焼きにして食べてしまったほうがこの子のためにもいいかも」などと不穏なことを考えたものです。いや、まじで。
体温が維持できない雛の時期、猫用ケージに入れて居間の本棚の上に置いてました。湯たんぽで毎晩保温。最初の夜に湯たんぽの上に直接寝させたら、湯たんぽが熱過ぎて腹の羽毛を低温やけどで全部禿させてしまい大慌て。そんなこんなの大失敗にもかかわらず、よく育ってくれたものよ。
あとはお母さんみたいに、卵をじゃんじゃか産んで、丈夫な雛鳥をいっぱい孵してね。
雌鳥さんたちが前後して卵を抱き始め、つぎつぎ雛が孵っています。
最初は別々の場所で抱いていたのですが、どうも雌鳥さんたちにとって「雛や卵を抱くのに具合のいい場所」というのは気難しい基準があるらしく、ひとつの籠に彼女達のひいきが集中してしまいました。
結果、先に雛が孵ったほうが雛を引き連れてもう一方の雌鳥が卵を抱いている籠に引っ越してしまったのです!なんてこったい!!
最初は雌鳥二羽がぎりぎり入る大きさの籠の中で大騒ぎでしたが、どうも折り合いがついたらしく、今は仲良くルームシェアしています。
おりしも今年一番の寒波が来ている今日この頃、二羽が密着してお互いの雛を抱いているほうが熱効率もいいのかもしれません。
仲良く分け合うか。こりゃ見習わねばならんな。
去年の末に母鳥が鼬にやられた雛ですが、もうだいぶ大きくなりました。
猫にもそうそう襲われまいということで、昼間は庭に放して夜は捕まえて猫用キャリーに入れて居間に入れていたのですが、「もうよかろう」と夜もそのまま放しておくことにしました。
これだけ大きくなったら寒さも大丈夫でしょう。本人(鳥)もいろいろ考えて夜を過ごすポジションを取っているようだし。外には近くにモモがいるのでかえって安心。
とはいえ、2ヶ月以上も手元で育てたのですっかり情が移ってしまいました。「大丈夫かな?」と彼女の様子を懐中電灯を持って見に行ってしまいます。ちゃんと落ち着いて夜を過ごしている模様。
巣立っちゃったんだな。ちょっと寂しいけどな。でもそれ以上にとても嬉しいんだな。
今日はめーさん(ヤギザーネン種・4歳・♀)を鹿大の家畜病院に連れて行ったですよ。そしてそこで衝撃の事実が判明したです!
なんとめーさんの第4胃には寄生虫がいるんですと!しかも濃厚感染!!
むっちゃくちゃ腹立たしい~~~!!
「めーさんまで死んでしまったらどうしよう・・・・・どうしよう・・・・・」と半泣きになって心配していたのに、めーさんを苦しめていたのは寄生虫!この無脊椎動物めが!大事な大事なめーさんに何をするんじゃ!
寄生虫のクソヤロウ(文字通り)めが!かんぴなきまでに退治てくれようぞ。
というわけで家畜病院で寄生虫駆除薬の注射の仕方を習ってきました。他のヤギたちも駆除しないと意味が無いので、注射器とアルコール綿もいただいてきました。ありがたやありがたや。家畜病院に足を向けて眠れません。明日は早速他のヤギたちにも注射注射。
ヤギさんたちの中でめーさん(ザーネン種・3歳)も調子が悪く、こりゃどうも程度の差はあれボンボンくんと同じではないかと。
で、よくよく考えてみれば、秋に前の畑からカライモのくずを大量にいただいたのですが、それに黒班病が入っていたんですよね。去年もその前の年もいただいたときにはそんなことは無かったのに。あまりヤギたちにはあげないようにしていたんだけれど、脱走するとよくこれを食べてたよな。
ううううむ。あれだろうか?わからん。
それにしても去年は鶏に食べさせた給食の生ゴミといい、このクズカライモといい、タダでいただいたものに怪しいものが多かったです。どちらもご好意でいただいたのですが、やはり「タダほど高いものはない」ことが多いのは真理かも。
とりあえず、今夜の鹿児島地方はかなり冷えるとの予報なので、めーさんを家の中に避難させました。人間もそうですが調子が悪いときには暖めるのが基本。家畜病院の治療もそれが徹底していて、たいへん納得しました。だから寒さは怖い。
産まれたての赤ちゃんヤギとお母さん、トカラヤギのシロさんは元気ぴんぴん。それだけでも一安心。
一月も20日を過ぎて何を言っておるのかとお思いでしょうが、まさしく昨日は「盆と正月が一度に来た日」でありました。
ここに書くのもつらいのですが、昨日家に帰るとうちで唯一の雄ヤギのボンボンくんがたいへん苦しんでいます。大急ぎでヤギ師匠に鹿児島大学家畜病院のK先生を紹介していただき、電話でお話したら「それはたぶん何かの中毒です。今からすぐ連れていらっしゃい」(すでに夕方5時でした)と。いざボンボンくんを車に乗せて、一時間かかる鹿大農学部を目指そうとしたその前に、他のヤギたちの様子を見に行ったところ、なんと放牧場でオジョウから子ヤギが産まれているではありませんか!!!それはボンボンくんの種で雌の子ヤギ。
ああああああ!!!!もうすでにわたくしここで大パニック。脳みそが容量オーバー。
とりあえず、雨上がりの放牧場で深呼吸。できうる限り冷静に産まれたての子ヤギを観察。どうやらオジョウは子供の面倒をちゃんと見るお母さんのようで(ありがたい!)、いとしげに子ヤギの毛づくろいをして、ちゃんと初乳も飲ませている様子。
「よし!あんたは大丈夫だよね!!帰ってくるまでその子を頼んだよ。」
言い残して車に駆け戻り、家畜病院へ。
家畜病院ではゼミ中だったK先生とゼミの学生さん達が駆けつけてきて、ボンボンくんを診てくれます。でも、どうもかなり厳しい状況。脱水が激しくて、体温計に体温がでないほど下がってます。K先生の矢継ぎ早な指示で酸素吸入、頚動脈への解毒剤注射、そして点滴。湯たんぽと布団乾燥機で暖め。
「今夜はここでお預かりします。でもかなり厳しいです。これだけ急激に脱水がきたということはやはり何かの中毒でしょう。ときどき草の中に農薬や殺鼠剤が混じっていることがあったりするんです。」
暗然。しかし、きびきびした先生や学生さん達の処置ぶりにお任せする以外しょうがないので、そこから帰宅。(すでに7時過ぎ)
帰ってみるとオジョウと子ヤギちゃんはちゃんと小屋に入っていて、なんとも平和にお乳を飲んだり飲ませたり。
見ていると涙がこみ上げてきそうになりました。
結局、ボンボンくんは手厚い治療をしていただいたにもかかわらず、夜中に亡くなってしまいました。原因を調べるために(残されたヤギたちの安全のためにも)解剖の手続きをとってくださるとのこと。鹿大の家畜病院K先生とゼミの学生さん達には本当にお世話になりました。ありがとうございました。
3歳の広島の甥っ子が、うちのヤギを見たとたんに「しろやぎさんからお手紙ついた♪くろやぎさんたらお手紙食べた♪」と歌いだしたのにはびっくりしました。そして「くろやぎさんはお手紙食べるの?」と聞くのです。
こんな古い歌どこで覚えたの?んで、うちの黒ヤギと即結びついたんだ?子供ってすごいなあ。
「黒やぎさんはお手紙を食べないよ。上等の混ぜ物のない和紙ならともかく、普通の紙を食べるとおなかをこわすの。あ、それとも最高級の画仙紙か何かに書かれた手紙だったかも。」子供といえども疑問には全力で答える主義。
「ふーーーん、春ちゃんちの黒やぎさんはお手紙を食べないの。」
「うん、残念ながらね。」
「しーかたがないのでお返事書いた♪ さっきの手紙のご用事なあに?」
二人で一緒に歌います。
それからもヤギにごはんをあげるたびに「黒やぎさん、黒やぎさん」とお気に入り。それにしてもこの歌をどこで聞いたんだ?
・・・・・と、謎が解けました。朝のNHKの子供番組で、黒やぎさんと白やぎさんのぬいぐるみが踊りながらこの曲を歌っていました。言葉がきれいで謎があっていい歌なので、こういう復活は大賛成です。
モモ(6歳・女の子)は佐賀の米農家さんから虎屋の羊羹2棹と交換にもらってきたのですが、どうやら紀州犬の血を引いているらしく、写真でみるとそっくりです。「差し尾に立ち耳、体毛は白(雑種なので背中に茶ブチがあるけれど)」もそのまま。そして顔がそっくり。
なによりも狩がうまい。
紀州犬はイノシシ狩りに使うので有名な犬です。モモも本能に狩が組み込まれているらしく、逃げるものを盛んに追う習癖があります。鶏やヤギも教えもしないのに上手に追ってくれるし、夜に鼬や狸が侵入してきたら、すぐ走っていって退治してくれます。この間裏山で、よく肥太ったウサギを獲ってきて驚きました。
すごいなあ、モモ。羊羹2棹の子犬がこんなに役に立ってくれるとは、なんとありがたいことでしょう!!
もっとも、そんな狩上手のモモでも、ネズミとかトカゲとか待ち伏せ猟の必要な猫が獲るような小物を狩るのは苦手らしいです。誰にでも向き不向きというのがあるものです。
さて、我が家で唯一の雄ヤギ、4月に産まれたボンボンくん。夏場にはすでに雄ヤギらしい鬣(たてがみ)の兆候がでていましたが、秋になってやっぱりいかにもなファッションになってきています。
要するに巻き毛なのです。
ザーネン種はヨーロッパで発達してた種だと思うんだけれど、見た目がなあ、やっぱりなんとなくヨーロッパっぽいんですよ。舶来っぽいというか。不思議だなあ。もっともヨーロッパに行ったことがないので「っぽい」と勝手に思っているだけなのですが。
額のところに前髪が伸びてそれがカールしている様子なんて、あちらの美少年みたいな感じなんですよ。んで、身びいきだけれどボンボンくんはなかなかのハンサムくん。大昔少女マンガで流行ったヨーロッパの全寮制男子校ものに出てきそうな雰囲気。
ううううむ、その土地土地で人間と動物はやっぱり似てしまうのでしょうか?トカラヤギの雄は、そんなことないのですよ。「やっぱり日本の島のヤギだな」って感じなのですよ。それはそれでカッコいいのですが。
不思議だなあ。
朝、藪になったところ(情けない)を掻き分けて入ると、いきなり「ケーーーーンケケケケ!!!!」と大騒ぎ。鼻先をかすめてバタバタと逃げていきます。
そりゃあ、君も驚くだろうがこっちの心臓にも悪いっつうの。
雉ってのは大昔から日本にいた鳥らしく、古事記にも何回か出てきます。アマノワカヒコがオオクニヌシのところに「国を渡せ」と交渉に行きながら懐柔されて音沙汰なしになったとき、高天原が使わしたのは「キジノナキメ」。なんと雉が使者でした。うるさそう。
案の定キジノナキメはアマワカヒコのうちの門のそばの木の上で鳴きまくり、アマワカヒコに射殺されています。「雉も鳴かずば撃たれまい」ってことか。
真理だ。
でも、雉を殺した矢はそのまま高天原に届いて、その矢が投げ返されてアマワカヒコの胸に当たって死んじゃうんだよね。「因果応報」。これも真理だ。
何はともあれ昔から雉はそれほどたくさんいたってことです。でも、いくら山の中とはいえ、うちの庭先なんかをうろうろしてて大丈夫なんだろうか?無事に繁殖してくれることを心から祈ります。
朝からビロウな話題で申し訳ないですが、「放尿時に立つか座るか」に関心があります。
飼っている動物を観察したところでは、猫はオスもメスも座っておしっこします。犬はオスは立って片足上げ、メスはほとんど座ってしますが散歩中など稀に片足上げでするときもあり。
ヤギはメスは絵のように座り小便。オスは四本足で立ったまま。それぞれの放尿器官の作りを考えると、その姿勢が一番合理的なのでしょう。
さて、人間は「男は立小便!男らしい!これが女にできるか」などとくだらないことをいう男がいる反面、「女だって立ってできるわよ!」などとこれまたくだらないことをいうフェミニストがいたりして、目の前が真っ暗になったりするわけですが。わたくしおなごの体である以上座り小便のほうがやりやすいと思います。なんといっても足を汚さなくてすむ。しかし男はからだの構造上、立ってするのがやはり合理的でしょう。そこにイデオロギーはない。身体的・生理的に何が合理的か、という話です。
とかなんとかいってる間に洋式便所が大普及してしまい「トイレを汚さないためにも男も腰掛けてしてよ。」の大合唱の前に意を屈して腰掛ける殿方が増えたとか何とか。いや、マジで便器周りを小水だらけにされるほど掃除する立場にとって困ることはありません。そこのところは環境も配慮して合理的に振舞っていただきたいものです。
気が狂ったように暑い夏が10月まで続いて、「どうなるんじゃ?もうバテバテじゃ~~!」と汗っかきの頭をかきむしって嘆いておりました。
おお、ついに今日に至って最高気温が30℃を切ったではありませんか!よかったよかった。
6月、7月、8月、9月と、あまりの暑さにほとんど休眠状態だったわたくしですが、やっと動く元気がでてきました。なんとか山を降りて、かねてからご無沙汰ご無礼していたお客様のtotto*さん宅を急襲。作ったばかりのバジルソース持参で、ネットとブログ管理に詳しいtotto*さんに、弊ブログの改革についてご指導を仰ごうというわけです。(そしてたけのこサラダやサンドウィッチやみかんやカプリコ、totto*家の食料を食い尽くして帰りました。まったく迷惑極まりない客であります。ありがとうございました。)
さすがtotto*さん、無知なわたくしには考えも及ばないいろいろな改革案を次々提示してくださいました。
うううううむ。なるほど。そうか。
家に帰るなり、パソコンに張り付き。とりあえず今まで写真オンリーだった画像をスキャナー読み込みでイラストが使えるように設定しなおし。なんと昼から今までかかってしまいましたですよ。
涼しいはずの部屋で大汗をかきながらパソコン操作をしていると、置きっぱなしの洗濯籠の中から「すぴーッ、すぴーッ、」と何ぞ鼻息が。マイパンツとマイタオルをめくりあげてみると、そこにはドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ・この間誕生日の15歳・じじい)がよか気分で埋もれてグースカ寝ているではありませんか。風が当たって目が覚めたのかおもむろに喉ちんこまで見える猫的大あくび。
あああ、ドリアン、あたしゃ今ほどあんたがうらやましいと思ったことはないよ。あんたみたいに一日のほとんどを寝て暮らせるなら。
ま、「お前の生活も猫とあんまり変わらん」と、いわれそうだけれどね。
猫の狩の本能というのはすごいもので、一説によると年間のべ1000匹のネズミを獲るそうな。凄まじいなあ。
だから下手なネズミ捕り器や、殺鼠剤なんかより猫一匹のほうがよほどネズミ駆除には効果的なのです。米を栽培する文化には役に立つ動物ですね。高床式の倉庫でもネズミよけの猫を飼ってたと申しますし。
うちのドリアン(アメリカンショートヘアーのハーフ・14歳・じじい)も、もう年配なのに動くものがあると反応せずにはおれんらしいです。
最近は秋の虫がさかんに家の中にはいってきますので(なにせボロ家)、そのつど飛び上がっては緑の鈴虫だかキリギリスだかを追いかけます。写真は網戸のところで「カサッ」と音がしたとたん、飛び上がってがに股になり虫をおさえつけようとしているところです。いまだ狩の本能衰えず!頼もしいことであります。
ヤギは基本「草を食べて入れば大丈夫」という、たいへん安上がりなありがたい動物なのですが、動物である以上塩分やミネラルを摂取せねばなりません。
というわけで、普通牛さんに使う鉱塩を置いて、必要なときに舐めてもらうようにします。
鉱塩は5kg、だいたい20cm×20cm×10cmぐらいの大きさの塊。「動物用医薬品・ビタミンE・セレン配合ミネラル固形塩」と書いてあります。96.6%が食塩ですが、黄色酸化鉄、三二酸化鉄、硫酸銅、硫酸コバルト、硫酸亜鉛、炭酸マンガン、ヨウ素カルシウム、亜セレン酸ナトリウム、ビタミンE粉末が含まれております。
ほんとになあ、生き物の体っていろんなもので構成されてるんだよなあ・・・・・・・。
今年みたいな暑かった夏は、人間も塩分不足になって体調を狂わせました。かわいいヤギたちも体調を維持できるように早めに鉱塩を補充いたします。なんといっても動物の医療はお金がかかるし、なによりヤギを診てくれる病院は少ないんですもの。
モモ(紀州犬雑種・女の子・6歳)がいきなり元気がなくなって、水を飲むときに顔をしかめ、しかも喉のところが大きく腫れてしまったですよ。
写真をごらんいただければ、二重顎になっているのがおわかりになりますでしょうか?
手で触るとなにか硬いしこりのようなものがあります。「すわ一大事!」と動物病院の開業時間を待ちかねて駆け込んだですよ。
「これは~蜂ですね。」
「蜂イ?」
「夏場のわんちゃんには多いですよ。」
2,3日前にもモモ以上に顔をぼこぼこに腫らしたわんちゃんが担ぎこまれたそうな。
「でも人間と違って犬や猫には抗体がありますから、蜂やマムシに噛まれても重篤にはなりませんよ。でもとりあえず化膿止めの注射は打っときますね」
ほっと安心。
モモはといえば蜂より注射のほうがよほど怖いようでお座りしながら足ががたがた震えています。「よしよし大丈夫大丈夫」抱きかかえている間にお尻にチクッ。たいしたことがなくてよかったよかった。
でも支払いの段になって私が悲鳴。足ががたがた震えます。すごく良心的なお医者様なのですが、保険が利かないって痛いです。
「鼻の下を伸ばす」という言葉がありますが、ウマやヤギやウシの雄が文字通り「鼻の下を伸ばした」スケベ面をするときがあります。雌の尿の臭いをかいだときです。
いやもう、ほんとうにスケベそうなんだから。
鼻の下が伸びて唇がまくれあがって歯を見せて笑ってるみたいな顔になるの。生後半年にもならないボンボンくんも、最近みんなのオシッコを嗅いではスケベ面。ザーネン種の白くて貴族的な顔なだけに、その落差は愉快ですぞ。ボンボンくんには悪いけれど思わず笑う。
この反応はフレーメン反応というリッパな学術的名称があるんでございます。雌の尿のフェロモンを嗅いで発情してるかどうか確認しようとしてるらしいです。うむ、やっぱスケベがらみ。彼らにはヤコブソン器官という嗅覚器官があって、この顔をするとその器官に空気が送り込めるのだそうな。
人間の雄はヤコブソン器官が退化してしまい「臭いを嗅いで発情を確認」などというしゃれた真似ができなくなってしまいました。―――――ということなんだけど、この器官をまだ持ってる人間の雄、いるんじゃないの?「鼻の下を伸ばす」という慣用句が今に至るまで残っているのは、フレーメン反応する人間の雄が少数ながら存在するからではないですかね?こういう顔する男、見たことあるもん。
雌鶏よりも雄鶏のほうが派手なとさかや尾羽を持ってるし、雌ライオンよりも雄ライオンのほうが派手な鬣(たてがみ)を持ってるわけです。動物は雄のほうが派手でけたたましい格好をしていることが多いよな。
動物学者の竹内久美子氏の著作によればツバメなんかでも尾羽の長さが長くて切れ込みが鋭く入っているほど雌から選ばれる確率が高くなるそうな。 孔雀なんかあの派手派手しい扇形の尾羽の目玉模様の数が多い雄が有利だとか。まあ、どんな動物の世界も厳しいというこってすね。「雌が雄を選ぶ」のが基本なので特に雄は苦労しております。
うちのヤギたちの中で今のところ唯一雄の、今年春産まれのボン(ザーネン種)。この間まで「みええええ、みええええ」と鳴いてた赤んぼだったのに、最近首筋に鬣らしきものが生えてきておるのですよ。ンまあああ――――。
ヤギの成雄もかなりリッパな鬣が生えてきます。それ「賢者か隠者か」といった有様。ちょっと見哲学でも語りそうな風貌。中身ヤギなのに。ここでも「雌より雄のほうがおしゃれ」の原則が成り立っております。だから人間の雄が装うことは本能にかなっていると思うけどなあ。服でも髪型でも化粧でもおしゃれして当然でしょ。バンカラを気取るほうが本能に反してるでしょう。
んでうちのボンの鬣、どんな風になるのかな?ちょっと楽しみ。
羊が徹底して草食なのに比べて、ヤギはどちらかと言えば木の葉や皮や蔓を好んで食べます。
これも「山羊」たるゆえんでしょうか。電気柵をさらに200m延長して木が混じっているうちの敷地に放牧しているのですが、やはりなにより木の葉。そしてアケビやツヅラフジなんかの蔓を最優先に食べます。それはそれはおいしそうです。
そして木の皮。人間がナイフを使ってもなかなか剥くのが難しい立ち木の皮がきれいに剥けています。見ていると写真のように端から歯でこそげとっていきます。それはそれはうまいもんです。均一に一番外側の形成層だけを剥いで実においしそうに食べます。
「粗食に耐える」がヤギのキャッチフレーズですが、こんなものまで食べるならそれは粗食に耐えることができるでしょう。強いものだなあ。
「三姉妹」と言う言葉はいろいろな想像力をかきたてるらしく、よく文学のテーマになったりします。これに「美人」とかつくともっと妄想をかきたてるのでしょうが・・・・・。
かくいうわたくしも三姉妹の長女なのであります。どうなんでしょ?妹たちは不肖の姉よりはるかに気が利いてしっかりもの。それぞれよその土地に嫁に行きました。仲はいいほうだと思いますが・・・・・。まあ、三人寄るとかなり姦しいことは確かです。
秋に孵った鶏の黒い三姉妹が大きくなりました。三羽とも気が強い。もっとも鶏ってのは気が強い鳥なのではあります。この三羽も卵を産んでいるはずなのですが、どこに産んでいるかがわかりません。どこだ?どこに産んでるんだ?必死で探すのですがおりしも草が藪になっていて(情けない)探しづらいことこの上なし。なんとか対策をとらねばなりませんのです。
鹿児島地方は梅雨も終わりがけ。連日の雨雨雨雨・・・・・。天の底が抜けたかのような大雨ぶり。よくもまあ水が尽きぬものです。
今日はさすがにひったいだれまして(たいへん疲れて)、死んだように昼寝をしてしまいました。腹の辺りが余りに重く暑く息ぐるしくなって目が覚めると、そこにはじじい猫二匹が御鎮座ましましております。
おいおいおい~~~。
何を考えておるのじゃ!暑いって!!それでなくともあんたら毛むくじゃらなんだからさあ!汗ばんだ肌にべったりあんたらの毛が張り付くよ!(うわ、書いてて気持ち悪くなってきた。お風呂入ろう)
思わず邪険にわが腹の上から払い落とすのですが、どういうわけか二匹とも執拗に腹の上に乗ってきます!
勘弁してくれよ~~~。
雨の午後は何の意味も無い陣取り争いで暮れていきます。
去年の秋に孵った若い雌鶏の中で、一番変な顔をした通称「オタフク」がしばらく顔を見せないので心配しておったのですよ。
オタフクは頬に羽毛がホコホコと生えていてお多福に見える上に羽の模様も独特。きかん気も強いのですが四月には同じ腹のどの雌鶏よりも早くマスタードグリーンの藪の陰で抱卵をはじめてました。残念ながらそのときには夜中にイタチか何かが侵入して卵を盗られてしまったのです。
「たぶんどこかでまた抱卵をはじめたんだろうな」とは思っていたのですが、へたな場所だとまた卵泥棒に狙われます。「大丈夫かな~」と。
杞憂でした。朝、鶏たちにご飯をあげるときにヤギ小屋のほうから「あー―――!!ごはんだわごはんだわ!たいへん早く食べなくちゃ!」てな感じで彼女が飛び出してくるのを目撃してしまいました。
なるほど!
腹がくちくなった彼女が、そそくさと帰っていくのをそっとつけてみました。
ヤギ小屋の隣にトタン板を何枚か立てかけているのですが、その板の陰にうずくまっています。おそらくそのおなかの下には卵が抱かれているのでしょう。そのそばにはヤギの糞が溜めてあるので、そのヤギ堆肥を引っかいたら虫も食べ放題のベストポジションです。
うまい場所を見つけるもんだなあ。
今度はうまいこと雛が孵りますように。
まったく仔ヤギというのはどうしてこうも犬が好きなのでしょうか?
それともうちのモモが特別仔ヤギに愛される性格なのでしょうか?(身びいきですが確かに愛すべきお人(犬)よしであはります)
今は大人になった去年のチビ(女の子)もモモがお気に入りで片時も離れませんでしたが、今年の仔ヤギ(男の子)もモモにずっとまとわりついています。そして飽きずにプロレスしたり頭突きをしたり・・・・・
犬が牧羊に使われるのがわかります。基本的に相性がいいんだろうなあ。
幸いにしてうちの近所にはヤギを襲うような大型の肉食獣はいないけれど、もしそんなのがいたらモモは命がけでヤギを守ろうとするでしょう。そんな気配。
牧羊犬というのは「犬と羊(ヤギ)のそれぞれの習性」を上手に利用したシステムで、決して人間が無理矢理させたものじゃないんだな。モモと仔ヤギたちの様子をみてつくづくそう思わされるのでありました。
今朝はたいへんな雷でした。天地も轟く音と闇を切り裂く光。雷はものすごく派手な気象ショーですね。
轟音が苦手なモモ(紀州犬・6歳・女の子)は、このときばかりは自分の縄張りである軒先から部屋の中へ入り込んできます。よっぽど怖いらしいです。写真でも耳が寝ているのがおわかりでしょうか?ぶるぶる震えて「クヲーーンクヲーーン」と涙を流さんばかりの大騒ぎになるので部屋に入れてやらないわけにはいけなくなるのです。
そうなると、通常わたくしの部屋をなわばりにしているドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ・13歳・じじい)とジョー(ヤスネコ・12歳・じじい)と真っ向対決となってしまいます。
なにせモモとドリアンは仲が悪い。モモが何も知らない子犬でうちにやってきたときにドリアンがいきなり鼻っ柱に猫パンチを食らわしたところにすべての要因があるのですが、そのドリアンはいっとき迷子になっていた時期犬にかなりいじめられてトラウマになっているらしいのです。本来人懐っこいと言うかお人(犬)よしのモモなのでうまいことつきあってったら仲良くなれてたはずなんですがね。
とにかく雷だろうがなんだろうがモモが部屋に入ってくると「なんだよう!なんでお前なんかがこんなとこに入ってくるんだよう!ずうずうしいんだよう!!」ってな調子で顔をしかめて鳴きまくり。お腹立ちのご様子です。
もっともモモのほうは「知ったこっちゃないわよ!あの音なのよ!どうしようもないんだから!!」と雷の音が激しくなるにつれそっぽを向いたままじりじりと中に入ってくるのです。その進みに合わせてドリアンもじりじりと中に後ずさり。なわばりの前線は微妙な力関係で移動していきます。
「ウワンワンワン!!」と吼え続けるモモ(紀州犬雑種・6歳・女の子)。モモを放したら鶏の鳴き声のするほうに一目散に飛んで行き、何者かに吼え、追いかけていきました。
翌朝。
鶏達の様子を見て回ったら、昨日まで卵を抱いてがんばっていたおてんばさんが、群れに戻ってきています。「あら?あんたもう卵はいいの?」
大急ぎで昨日まで巣になっていたグリーンマスタードの藪を掻き分けてみると卵がきれいさっぱりなくなっています。12個あったのが影も形もありません。そんなもの最初からなかったように。まわりには羽が散らばっています。
そこでやっとぴんと来ました。
夕べの騒動は卵泥棒が忍び込んできたことによるものだったのです。
なんだったのでしょう?イタチでしょうか?狸でしょうか?
なんにせよ鶏が無事だったのでよかったですが、まったく油断も隙もありません。
モモがいてくれてほんとうによかった。ありがとうモモ。
というわけで、去年に比べてたいへん早い搾乳となったわけなのです。
まだ子ヤギが小さいせいかめーさん(ザーネン種・3歳・お母さん)は搾乳を嫌がります。でもお乳を搾らないと人間と一緒で乳房炎になってしまいます。
んで、今年はヤギ師匠のご指導を仰いで搾乳場を作りました。
器用な師匠は箱を作ってらっしゃるのですが、急ぎでもあり箱が間に合わず、いつも乳を搾る小屋の隅に杭を打ってそれにめーさんの膝丈の横木を差し渡し、マジックテープで膝を固定しました。
効果覿面。
最初は「なんで?なんで?こんなことあたしにするの?」と大暴れでしたが、そのうち張っていたお乳がすっきりしたのか、はたまた諦めたのかおとなしくなり、次の回からは自ら進んで搾乳場に入ってきてくれるありがたさ。
お乳はスムーズに搾れるし、師匠のお言葉ってやっぱりすばらしい!!ありがたいことです。
というわけで、去年の初夏産まれの若い雌鶏が、いつの間にかグリーンマスタードの藪の中ではじめた抱卵が気になって気になってしょうがないわけです。
彼女が「もう~だめ!おなかが空いたわ」という感じで巣を離れた隙に好奇心に負けてのぞいてみました。
なかなか器用に巣を作ってます。
他の雌鶏姉妹の中でも一番気が強くておてんばさんだったのですが、その彼女が一番早く巣作りしちゃったなあ。そんなものなのかなあ。
気になって気になって仕方ないのはわたくしだけじゃなく、最近おばさん化著しいモモ(紀州犬雑種・6歳・女の子)も一緒らしく、「あら、彼女あっちに行ったわね」と見計らって巣を眺めにきてます。眺めに来ただけでは飽き足らず、モモの犬的感性ではどうも「子供を野天にさらしっぱなしにする」のはタブーらしいのです。イヌ科の動物は子供を穴の中で育てるのが普通だもんな。
「もう~しょうがないわね。こんな風にほおっといて誰かに盗られたらどうすんのよ!」てな感じで地面に埋めてやろうとします。
おいおいモモ!
それは余計なお世話。おせっかいというものだよ。
今度産まれた子ヤギは雄ヤギくんで、いかにも大きくなりそうなぶっとい足と、あふれる好奇心と無鉄砲な行動力を持っています。
この子ヤギがうちの庭を跳ね回るのを見かけたお隣の小学二年生の男の子が、友達を連れてやってきました。
男の子たちが集まったというわけです。
感心なことにこの子達は「動物を必要以上に驚かしてはいけない」ということを心得ていて、子ヤギをいたずらに追い掛け回したりせずむこうからやってくるのを辛抱強く待っています。そうそう。そうやってるとね、男の子の子ヤギもねすごく好奇心が強いから、とことこやってくるんだよ。
お母さんのおっぱいを飲んだり、飛び跳ねるのを眺めていた男の子たちは、今度はこちらの作業に興味を持ってきた模様。
「ねえねえ、何してるの?」「杭を打つの?釘を打つの?やらせてやらせて?」
奇しくもお父さんやおじいさんが大工さんの子達。どんじで杭を打ったり、トンカチで釘を打ったりするのがやりたくてやりたくてたまらないらしい。
男の子だよなあ~~。
「半そで半ズボンじゃ危ないからちゃんと着替えて手袋してきなさい」と言ったらその通りにしてくるし。そんなにやりたいのかい。
危なくないところをやってもらってたら、「のどが渇いた。」「お腹が空いた。」
はいはい。男の子は栄養つけて大きくならなきゃな。牛乳を二杯とフレンチトーストとイチゴを食べてきよりましたです。ヤギの男の子も「ねえねえ、何してるの?」と言いたげに見にきよりました。
男の子だよなあ~~。
グリーンマスタードは丈が高くなるハーブで、これを庭の一角のブルーベリーの隣に種をぶちまけて藪になってました。
去年の初夏に孵った雌鶏のうちの一羽が、最近よくここにごそごそ入り込んでいて「なにやら不穏な様子だなあ」と思っていたんですよ。
ブルーベリーの花が咲いているので様子を見に行って、ついでに何気なくグリーンマスタードの中を覗いてみたらびっくり!!
例の若い雌鶏がはらけていました。
ここを抱卵場所にしているのです。
「親鳥に抱卵してもらった鳥はやはり自分も抱卵するし、孵卵器で育った鳥は抱卵しない」という話は本当だったんだな。
それにしてもいくらグリーンマスタードの藪の中とはいえ、雨ざらしなんだよ。それでもここが安全と判断したんだな。人間の判断とはやはり違う。考えてみれば鶏と近い仲間の雉なんかもこれと似たような条件で雛を孵しているんだもんな。
天然自然の妙といいましょうや、「本能」というやつに驚嘆しました。ありがたいことだなあ・・・・。うまいこと雛を孵してくれますように。あとは自分が邪魔をしないように気をつけますです。
見てる間に、子ヤギはどんどんどんどんヤギらしくなっていきます。まるで早回しのフィルムを見ているようです。
お母さんのめーさんのお乳がパンパンに張っているのを、全部飲んでるんだもんな。それは栄養たっぷりだろうな。
お乳を飲ますお母さんに共通だけれど(もちろん人間も)、赤ちゃんが「みぇーーみぇーー」と鳴くと、どんなにおいしい草を食べてても「めめめめめ」などと優しくあやす声を出しながら赤ちゃんのところに駆け戻ってきます。
そうなんだなあ。
この「めめめめめ」がなんとも言えず優しそう。犬もそう猫もそうだったな。哺乳類じゃないけれど鶏だってそうだ。赤ちゃんをあやすときの声というか子守唄は、「ああ、あやしてるんだな」と種の違いを超えてわかります。
さて、このカンナ型木工用ヤスリを何に使っているかというと、ヤギの蹄の削蹄用に使っているのです。
さすがヤギ師匠は平刃の剪定バサミで実にうまいことヤギの蹄をカットするのですが、自分は暴れるヤギの足を押さえつつではとてもできません。「万が一にもヤギの足も自分の手も傷つけない方法はないか?」と考えた末に、これを使うことにしました。
人間の爪を削る爪ヤスリと一緒です。「チャッチャッチヤッ」とリズム良く蹄にこれをかけていくと、あっという間に人間の爪かすにそっくりな白い屑が溜まっていきます。これだとヤギも自分も怪我をしないので安心です。あと、ちょっと巻き爪気味になったときも、かまわず巻き爪の上からかけていくとすぐ巻き爪ごとポロリと取れるので重宝します。
岩場を飛び移るために進化したヤギの蹄。すぐ伸びるのでお手入れが大事なのです。
ご覧になっていただければわかるように、首周りの羽を極限まで広げて、襟巻きをしたようになっています。
猫なんかも喧嘩のときは全身の毛を(尻尾の先まで)逆立てますよね。コブラは首周りを平べったくして面積を大きくしているし。「相手より強く威圧的に見せるため」いろんな動物の雄達は自分の体を大きく見せる工夫をしておるわけですな。
「体が大きい」というのは、こと格闘技においては圧倒的に有利です。だからどんな動物も、雌は体が大きい雄を選ぶ傾向があります。人間の男でも「背が高い」というのが重要なチェックポイントなのはここにあります。
ただ、大きいからといって全てに有利というわけではないのです。大きい体を養うための食料がいるし、目印になりやすいので天敵に狙われる。骨格や内臓に無理が来て病弱だったり。こういう条件とのバランスで、種の雄の大きさは決定されていきます。
「女の子にモテたい」と、実力以上に自分を大きく見せる、これどんな動物の雄もやっていることですが、それも兼ね合いっちゅうもんがある、ということですか。
1月末から2月初めにかけて、寒かったですね。てきめん人間も動物もからだの調子を悪くしてしまったのでした。
チビ(ヤギザーネン種・女の子・もうすぐ1歳)も消化不良か何かを起こして、元気はなくなるわ緑色の液体をもどすわ、たいへんでした。普通の動物病院ではヤギはなかなか診てもらえないものなので、不安が募ります。そういうときにヤギ師匠が近くに住んでらしてちゃんと対処法を教えてくださった上にわざわざ薬持参で来てくださるので助かります。ほんとうにありがとうございました。
師匠いわく、
ヤギは人間と内臓等が似ているので、人間と同じような薬を飲ませればいいということでした。んで、師匠が持参したくださったのはなんと市販の滋養強壮剤と口内に挿入する注射器。これでほとんどの場合元気になるそうです。うわあああ。
なにごとも先達というのはありがたいものです。あと、こういう消化不良様の症状の場合、人間の消化不良の薬を子供の服用量分だけ与えるといいということでしたので、キャべジンを買ってきて飲ませました。
おかげさまでチビはすっかり元気になりもりもり草を食べています。ホッと一安心。
かと思えば、うちのヤス猫、ジョー(13歳・じじい)は狩をします。特に今の時期は、山から小鳥がうちの庭に降りてきているので、ジョー大活躍。
わざわざうちに持ってこなくてもいいっちゅうのに。今日も今日とてわたくしには名前もわからない小鳥を加えて見せびらかしながら帰ってきました。その後はスプラッター。飛び散る羽。「やめろーーー!!」なにか貴重種の小鳥でないことを祈るのみです。
「狩の仕方を人間に教えてくれようとしている」「人間に食べさせようとして持ってくる」「自分はこんなに狩がうまいんだぞ、とアピールしている」などなど言われますが、どうなんでしょ?確かにわたくしは小鳥を獲れませんが。食べもしないぞ。はっきりいってありがた迷惑。
洋の東西を問わず「尻尾の長い猫は狩がうまい」というようです。なぜ?尻尾にアンテナがついているとでも?でも、狩が好きな性格の猫とそうでない猫は確かにいます。その明暗を分けるのはなんだろう。遺伝子の中に狩が好きな血統があるのでしょうか?
日本に家猫が入ってきたのはそんなに古くないと申します。確か聖徳太子の頃仏教の伝来とともに経典を鼠から守るために遣隋船だか遣唐船だかに乗ってやってきたのだよな。もっとも「弥生時代に稲作の伝来とともに米を鼠から守るために入ってきていた」という説もあり。どっちにしろ外来生物なわけよ。
猫が入ってきたせいで絶滅した在来種というのは結構いたんじゃないかとも思うのですがね。アマミノクロウサギは危ないところですが。なにせ連中狩がうますぎる。まあ、出し入れできる爪といい、夜でも見える目といい、優れたアンテナのひげといい、短距離に向いたよくしなる脊椎といい、待ち伏せ猟をするためだけに特化した体をしてるもんな。飼われながらも決して野生を失わない。いい性格をしているよ。
雌鶏をめぐって暇があれば寄ると触ると首の周りの羽をキングコブラのように逆立て、「ケーケケケケ!!」などとたいへんな声で叫びながら嘴も蹴爪も総動員して闘います。凄まじいです。「ああ!蹴爪というのはこのためにあったのか!!」と心から納得しました。なぜ全世界的に「闘鶏」というギャンブルが成立するかも。この調子だったらどこの国でも雄鶏は闘っているのでしょう。たまらんな。
とにかく他の雄というのが気に入らないらしい。おいおい。雌雄比15:1ぐらいが群れの平和を守るための理想比だと聞いていましたが本当だなあ。今後、この数の調整について考えていかねばなりません。
おフランスの象徴たる動物が雄鶏。「恋愛に命をかけて、プライドが高くて論争好き。個人主義」という巷に流れているおフランス人のイメージと雄鶏ってぴったりかも。でも、フランス人のお知り合いなんて一人もいないので、本当にそのイメージが正しいのかどうかは存じません。
冬になってもヤギさま方の食欲は衰えるところを知りません。一日中黙々と(ときにはメエメエ鳴きながら)草を食んでいます。その量はまったくたいしたものです。2m半径ぐらいは食べ尽くすのではないでしょうか?
おかげさまで今うちの畑の木の間は藪になることがありません。ありがたいことです。ヤギさま方が来る前は冬でも入り込めないような藪があったのです。そこにヤギさま方は進んで決然と切り込んでどんどん食べていってくれます。人間が義務感でいやいや草刈機を使うのと違い、彼女達にとって草や潅木を食べるのが人生(ヤギ生)の全てなのです。生活が草食べ。それに敵うものはありません。
「里山維持のために藪払いしてくれるヤギを飼う」という手法が知られつつあります。しかしそれを知っていたわけではなく、ヤギを飼い始めたのは一にも二にもお乳とチーズが欲しかったからでした。さらにこういう余禄もついてきて、しかもヤギウンコはすごくいい肥料になります。
思い切って彼女達を飼ってよかったなあ。改めて思う昨今なのでした。
鳥類は文字通りの「鳥目」なので、夜は目が見えないらしいです。梟とかの少数の種以外は。
鶏も日が翳りだすとだんだん動きが鈍くなります。暗くなると本当に見えなくなるようです。彼らも良くわかっているみたいで夕方になると「撤収~~~!!」とラッパが鳴ったかのように一斉にねぐらに帰ってしまいます。
止まり木を差し渡して屋根と風除けをつけただけの簡単なねぐらでも鶏にとっては安心な場所らしく、きれいに列を作って止まり木に止まっています。密着して並ぶと温度も上がって温かいらしいです。
「こうしなさい」といったわけではないのですが、本能という奴なのでしょうね。あまりにもきれいに並んでいるのでいつも感心してしまいます。
朝見ると、並んでいる通りに糞が地面に積もっています。
シロさん(トカラヤギ・女の子・1歳半)の異変に気がついたのは昨日の夕方のこと。
いつもより動作が鈍く大儀そうで、いつもならすごい勢いで食べる飼料に口をつけず、いつもなら飲まない水をじゅーじゅーごくごく飲み、極めつけはお腹が膨れてパンパンになっておりました。腸内にガスが溜まっているようなのです。(そういえばナマのカライモ(サツマイモ)を勝手にぼりぼり食べていました。生イモは腸内にガスを溜める危険がたいへん高いシロモノ。)
要するに消化不良で便秘なのですが、腸の長い草食動物にとって便秘は命取りになりかねない病気。「ガス溜まる→腸閉塞→死ぬ」というのがあっという間だったりします。
「これはやばい!!」と、
大慌てでシロさんの腹をさすったり揺すったり、腸に刺激を与えるであろう施療法を行うのですが、なにせでかい腹にはなかなか刺激とならず、ただただちょっとばかり「げふ、げふ」とげっぷをしたり、「ぷぷぷ」とかすかな音が腸から聞こえてくるばかり。
「こはいかに。いかがしたものか?」と思案するのですが、こちらの心配をよそにシロさんは大儀なのか腹を揺すられるのも鬱陶しい様子。もはや触ろうとすると逃げる有様。
「かくなるうえは!」
究極の便秘解消法を行うことにしました。
運動です!!ウォーキングです!!!
寒い夜のすでに十時前でしたが意に介さず。半纏を着込み、顔、首、肩をぐるぐる巻きにし、軍手と長靴を履いて、いつもなら犬のモモと歩く2kmコースをヤギを引いてウォーキングいたしました。
幸い人とすれ違うことはありませんでしたが、もし目撃した人がいたら怪しいことこの上なしの姿でしたことでしょう。
しかし効果は絶大。あれほど必死でマッサージしても「ぽよぽよ」としか動かなかった腹が、シロさんの短い足が駆けるたび「ゆさゆさゆさゆさゆさゆさ」とすごい勢いで動いています。これは腸にもたいへんな刺激を与えていることは間違いなし!
さらに朝の四時にももう一度ウォーキング。
甲斐あってシロさんのお尻からたいへんな勢いで大便がでてきました。
よかった!・・・・・・・これで一安心。
便秘が解消されたシロさん、再びすごい勢いで草を食べ始めました。よかったよかった。
それにしても、やはり便秘にはウォーキングです。下手な便秘薬より長距離を歩くことこそが特効薬となります。この一件でますますそう思いました。
今年の初夏に孵った若鶏たちがすっかり大人になってしまって、雌は卵を生み出すは、雄はお相手求むで権力闘争を繰り広げるはで、もうたいへん。必然的に闘争に負けてはじき出される雄もでてくるわけです。
そんな一羽の雄を、避難処置として卵を産まなくなって久しいもう老衰が近いであろう雌と同じケージに入れておいたですよ。
たまげましたね!雌、卵を再び産みましたよ!!
羽艶もボソボソしてたのがいつの間にかツヤツヤになって、足取りも軽く食欲も出てきました。
これってあれか?更年期も終わってやつれていかにもオババになってしまったおなごのところに、どういうわけか若い男が迷い込んできたら、女性ホルモンが活発化してツヤツヤ生き生きどんなアンチエイジングより効くよ!
ってやつか。
目の当たりに見てしまいました。
11月にめーさん(ヤギザーネン種・お母さん)とデートした、ヤギ師匠のところの雄ヤギくんは、今鹿児島大学に出張して何十頭という雌ヤギに囲まれウハウハのハーレム生活だそうです。
師匠のところでは、いつもいつもイライラしては小屋を角でド突いて壊していた彼が、人(ヤギ)が変わったように穏やかに生活しているそうです。
そらそうだよなあ・・・・・。雄は彼一頭だけの世界。毎朝違う雌ヤギさんとデート。コレで文句を言うとったら罰が当たるわい。ジェントルマンになろうともいうものよ。
牧畜の歴史はまさしくこの「雄の性欲のコントロール」との戦いだったようです。牛、馬、羊、ヤギ・・・・・飼いならされた草食動物では必ず雄の数が制限されます。間引き、去勢などにより数少ない雄が種雄として雌の群れの只中に残されます。
これによって①人間にとって都合のよい形質が遺伝される②群れの治安が保たれる、などの利点があります。実にこの技術をこそメソポタミア文明の時代から人類は磨き続けてきたのです。
実際、鶏なんかでも適正な雄雌の数は1:15だとか。納得。雄が多すぎると雄同士が荒れて喧嘩が絶えません。
ハーレムというのは一理あるのです。
古くから牧畜の発達してきた中東で、一夫多妻なのも現実的な知恵からきたのじゃないかのう。
写真はトカラヤギの雄ヤギです。
今年はほんとうにアケビが大豊作でした。もちろん植えたわけでなく、畑の中に勝手に生えてきたのです。実がなっているときはソーセージ工場のようにぶらぶらぶら下がってなかなかに壮観な眺めでした。
あちこちにお土産に持って行きましたがもちろん全部採りきれるわけもなく、ほとんどがむなしく地面に落ちてしまいました。
どうも、その皮をヤギが大好きなのです。
はっと気がつくと、アケビの皮がたくさん落っこちてそのままになっている斜面に4頭のヤギが「ドドドドドッ」と蹄の音を立てて走っていきます。人間の目にはもはや色が変わって落ち葉だかアケビの皮だかわからなくなっているのを、上手に探し当ててはもぐもぐ。次を探し当ててはもぐもぐ。本当においしそうです。
アケビの皮は油で炒めて味をつけたら、人間でもおいしいらしいもんな。しかし、一銭もかけず一手間もかけていないアケビの皮で、ヤギたちがこんなに幸せになってくれるなんて、またまたこんなありがたいことってございませんですことよ。
今年の5月28日に孵った若鶏たちが卵を産み始めました。ちょうど半年です。
どの鶏も初卵は小さめ。そうだろうなあ。
鳥類は総排出口で、おしっこもウンコも卵も全部一緒の穴から出てくるのですが、こんな大きいものをひねり出すんだもん。特に一番最初はたいへんだよね。
たいがいの雌鳥は「卵を産みそうだな」というときは態度にでます。落ち着きなく、できるだけ暗くて静かなところへ行こうとし、いざ出てきそうになると肩を怒らせていかにも「がんばってます」というポーズになります。場合によっては「ケーーーケケケケ」とけたたましく鳴くことも。ぽろっと卵が出てきたかと思うとあとはケロッ。出てきたばかりの卵はほんとにホカホカ湯気がたってたり。
モモ(紀州犬雑種・5歳・女の子)の左後ろ足の怪我が完治しました。
パソコンが壊れる直前に、黒ヤギのクロさんの角でど突かれたのです。
結構早いうちから、人間が見ないところでは四本足で歩いていました。でも、わたくしの前ではひょんと怪我した足を上げて、三本足のびっこを引いて走ってきました。まったく笑わせてくれます。
それから後もなにか粗相をして「これは怒られる!」と判断したら、いきなり哀れっぽい顔になり四本足から三本足になって、肩を落としてしょぼしょぼゆっくり歩いてきて、上目遣いになって「怒るの?・・・・・怒るの?・・・・・あたし怪我してるのよ・・・・・」とこちらの顔色を伺います。
もう~~~。おかしくって。
言葉をしゃべらないだけ。なんて雄弁なボディアクションなんでしょう!!
お母さんのアロウカナ×烏骨鶏夫人のお腹の下から飛び出してきたひよこたちが、チワイチワイと走り回っています。その数13羽。
どうも彼女のお腹の下の収納能力の限界がここらあたりらしいです。どちらかといえば雌鳥としては小柄なのに、よくもこれだけの雛を抱えていられるものです。何か大きな音がしたり、影がかかったりすると、お母さん「クルルルッ!」と鋭い声で警報を発します。するとチワイチワイしていた雛たちがいっせいにお母さんのお腹の下に駆け戻ります。一瞬にして雛たちの姿は見えなくなり、極限まで羽をふくらかしたアロウカナ×烏骨鶏夫人が座っているだけになります。見事なまでの統制です。
生き物の生き残り本能とは、まことにうまくできております。
早いもので、チビ(ヤギザーネン種・女の子)が産まれてから8ヶ月、もうすっかりヤギお姉さんになってしまいました。お年頃です。まったくもって”チビ”などという名前をつけてしまう己のネーミングセンスのなさが憎い。
さすが「お乳を絞るために特化した」ザーネン種、いまだに少しづつですがめーさん(ヤギザーネン種・お母さん)お乳が出る様子です。チビは夕方になるとお母さんと変わらないぐらいの大きさになった体をかがめてお乳を飲んでいます。
ヤギ師匠のお話では、昔は「ヤギの種付けには18ヶ月から」だったそうですが、今の説では「6ヶ月を過ぎればOK」だそう。その伝で行けばもうチビは繁殖年齢になっておるわけで、実際発情期もきましたが、今年は見送ります。
もう少し受け入れ態勢も整えなきゃだし、なにより一番最初に産まれた子ヤギなので、少しでも安全策をとりたいのです。
木の若芽が大好きなチビ。いつも背伸びしては上のほう上のほうの芽を食べています。まだまだたんと食べて体をしっかり作っておくれ。来年は雄ヤギさんとデートだからね。
肝っ玉母さんアロウカナ×烏骨鶏夫人、食うものもろくに食わずにひよこちゃんたちの上に座っています。
夕方のごはんをあげて、彼女が「どっこらしょ」と腰を上げたとたんに、お腹の下の10何羽かの雛たちがいっせいに「ピヨピヨチワチワ」と大騒ぎ!母さん下りかけた巣箱をまた引き返して「くるるるるっ・・・・・くるるるるっ・・・・・・・」と雛をあやす鳴き声を立てながら再び座ります。
どんな動物もお母さんってほんとたいへんだよな~。
写真は水を飲みに母さんが降りた隙に大急ぎでシャッターを切ったもの。
人影が巣箱の上に見えただけで血相変えて走ってくる母さんが帰ってくる前に何とか撮れました。もう何日かするとこの子達の行動半径が広がって、母さんもっとたいへん。走り通しになります。
ひよこちゃんまた孵ったのです。
子育て上手のアロウカナ×烏骨鶏夫人、危なげがありません。またまたかなりの数の雛を腹の下に抱えている模様です。ちびちゃんたちを抱えてたいそう気が立っています。携帯のカメラを近寄らせるだけで烈火のごとく怒って攻撃してきます。
たいしたもんだなあ~。
今日はお二人お客様があり、巣箱まで案内したのですが、とてもとても見せてくれる様子ではありませんでした。いたしかたありません。
totto*さん、あきこさん、今回も黒ひよこ孵ってます。もうしばらくしたら雛たちがチワイチワイと巣箱の外に飛び出してくると思うのでそのころぜひいらしてください。来週の水曜日あたりどうですか?ひよこ番長モモを抑えておきますので。
「このボケボケの芋畑の写真(しかも収穫後)はなんぞや?」とお思いでしょうが、なんとど真ん中に雉の雌の若鳥が写っているのです。とてもそうは見えないけれど。
うちの近辺は江戸時代から続く近郊農業地帯で、ご近所はほとんどが農家です。水源地が近くて調整地なため、畑もつぶされることなくそのまま残されています。今時分は薩摩人のパワーの源カライモ(サツマイモ)の収穫時期。あちこちの畑でカライモのツルをまとめては芋を畝からほりあげています。
どうも、このイモヅルと残りの芋が雉のお好みらしいです。7時ぐらいにモモの散歩をすると、畑の中をちょこちょこ雉が走り回っているのを見かけます。今日たまたま携帯をもっていたので撮ってみました。結果はご覧のとおり惨憺たるものです。
これじゃまるでネッシーの写真じゃないですか!確かに雉なんだよう!ホントなんだよう!真ん中に写ってるんだよう!
やっぱ、ズーム機能のついたデジカメがいるかなあ・・・・・
(で、果たして使いこなせるわけ?)
黒ヤギのクロさんに角でド突かれたのです。
一部始終見ていましたがあれはモモが悪かった。だいたいモモはクロさんシロさん(トカラヤギ)を舐めきっていて、小姑のように一挙手・一投足、箸の上げ下ろしにまで文句をいう勢いでケチをつけておりました。クロさんとシロさんの小屋でまでワンワンワンワンうるさかったのです。たぶんクロさんかなり腹に据えかねておったのでしょう。
モモは今まであまり怪我をしたことがありません。しかもバカにしきっていたヤギさんからの反撃、かなりこたえた様子です。皮一枚はげただけで、骨や筋に異常はないのですが、
「あたし怪我しちゃった・・・・・怪我しちゃったの・・・・・」といかにも哀れを誘う目つきで訴えてきます。ちょっとビッコひきひきです。
かわいそうだけど、自業自得なとこあるよ、モモ。まあ、ゆっくり養生して早く治してね。
食いしん坊の方はご存知でしょうが、フランスでは去勢鶏(シャポン)がたいへんなご馳走なのです。
話題の「のだめカンタービレ・フランス留学編」でも、のだめに片思いするリュカが「シャポンの丸焼きも用意してあるから」と自宅のノエル(クリスマス)にお誘いしてました。そう、あちゃらでは去勢鶏は七面鳥以上の価値があるというわけ。
さすが太古の昔から肉食の民族はやることが違う。他に去勢牛もご馳走らしい。理屈では「雄性ホルモンが分泌されると肉質が固くなってしまうから、精巣を取り除いてやる事で柔らかく脂質にとんだジューシーなお肉になる」らしい。んで、鶏さんの精巣は体内にあるからそれを取り除く技術はかなり難しいらしい。
さあて、ここでお立会い!
なんと、わが鹿児島の二人の青年農家が、全国でもほとんどない鶏の去勢技術を確立したそうな!その名も「シャポーン鹿児島」!
やるなあ。
鹿児島は日本でも有数の農業県、豚、牛、鶏それぞれにおいて素晴らしい飼育技術をもっておるわけだけれど、さらに「去勢技術」ってのが確立されたわけです。これは凄いことだよ~。
だってね、「雄鶏って商品にならない」ってことで全国一億何千万羽という雄鶏が「廃棄」されてきたんだよ!もったいねえ!命と資源の無駄遣いもいいところです。古来から肉食民族だった連中は、こういう無駄を無くす技術を早くから確立していたわけだけど、日本人がおおっぴらに肉を食べ始めたのはは明治以降からだもんな。
「だからヨーロッパのほうが優れている」というわけじゃなくて、「肉食を始めたからには命の無駄遣いをしない技術を手に入れようや」ということ。わが故郷ながら「鹿児島って凄い」と思ってましたが、さらにさらに「凄い――――!」と思わせられたニューズでした。
むろん、アロウカナ×烏骨鶏母さんのせいではありません。
台風の大雨のとき巣箱の底から湿り気があがり卵の温度が下がってしまったようで、それでも昨日まで母さんがんばってくれてましたが、ダメでした。
責められるべきは巣箱の底をちゃんと底上げして湿気があがってこないように対処しなかったわたくしです。母さんは大雨大風の中あんなにがんばってたのに・・・・・。もう申し訳ない気持ちでいっぱいです。ごめんね。あたしがホが無かった(抜けていた)から母さんには辛い思いをさせてしまいました。とりあえずしばらく養生してください。
というわけで「黒ひよこの宴」は延期となってしまいました。すみませんtotto*さん、clusterさん、あきこさん。母さんのことだから秋のうちに また何らかの動きがあると思いますが、そのときはまたお知らせいたします。あと、よろしければ今年はアケビの大豊作なので、10月にアケビ試食会はいかがと思うてはおりますが・・・。もうすぐアケビが熟しますので、(あと1週間以内かと)それもブログ上でお知らせいたします。
よろしくお願いいたします。
猫というものはほんに身勝手なもので、明け方気がついたらドリアン(アメリカンショートヘアーのハーフ・13歳・じじい)もジョー(ヤス猫・12歳・じいい)も断りもなしに布団の中に潜り込んでいやがりました。
昨日まではだらだら寝転がって呼んでもきやしなかったくせに、猫など身勝手なものです。もっともこちらも夏でも毛だらけの頭やら腹やらを押し付けられるのは勘弁して欲しいので、両者の思惑は一致してはおるわけです。
今朝は夏掛けの布団では寒かったので、猫の体温はありがたいといやありがたかったな。ただ、ドリアンは甘やかして育てたせいか「だってボク枕ないと眠れないもん」などと人の腕を何が何でも枕にしようとするのであります。勘弁してくれ。ドリアンは小柄だけれどそれでも3kgはあるのです。3kgといったら漬物石ですよ漬物石。肩に漬物石を載せて眠れますか?その上ジョーは人の腹の上に乗って眠るのがお気に入り。ジョーは4kg以上あります。みぞおちに乗られると消化不良になるわい。
久々に猫と寝て、ぼんやりと目覚めた今朝。多少まだ涼しいのでこうやって座っていても、いつの間にか猫が膝に座っています。
猫の変節。
これまた季節の移り変わりを肌で感じさせてくれる、風物詩ではございますよ。
おおっと!アロウカナ×烏骨鶏雑種夫人が、再び抱卵を始めました。
たいへん厳しいふくれっつらをして籠の中に座っています。鹿児島弁ではこれを「雌鳥がはらける(怒る)」といいます。「はらけると卵を抱く」ということを経験上わかっているので、なかなか卵を抱かない鶏には唐辛子を食わせるなどの涙ぐましい努力をしていたそうです。その点うちの肝っ玉かあさんは頼りになります。心強いよ――!!予定通りなら今月末にはまたひよこちゃんが産まれます。
卵は12~3個ある様子です(そのうち4個はこっそり忍び込ませた地鶏夫人達の卵)。話によると「親鳥が抱卵して孵した鶏は、やっぱり抱卵する。」ということなのであとは鼠算式です。こんなありがたい事があるでしょうか!「労せずして鶏増える」のです。まっこちありがたか、ありがたか。
ここ数年酷暑の夏が続きます。こういう夏はヒトだけではなく、犬や猫も夏バテをするのです。
我が家のドリアン(アメリカンショートヘアーのハーフ・12歳・じじい)も、血便を出しました。かなりの出血、しかも鮮血で、たまげて動物病院に連れて行ったのが2週間前。
幸いにして血液検査には異常なし。猫エイズも猫白血病も、その他の命取りの病気はなし。ホッ。暑さがストレスになった腸炎らしいです。まあ、猫としては還暦を過ぎてますので、いろいろ出てくるお年頃ではあります。
動物病院に行ったら、犬やら猫やら、夏バテでいろんな症状をだした子たちでいっぱい。ずいぶん待ちましたよ。お医者様に聞いたら、やはり今年は多いそうです。犬も猫も体高が人間よりはるかに低いので、アスファルトの輻射熱の影響をモロに受けてしまうのです。熱中症になりやすいのは当たり前か。
ところで動物を飼ってらっしゃる方はご存知と思いますが、動物病院の受付表というのは、なかなか笑わせてくれるシロモノなのです。なにせ、犬でも猫でも本気で「家族の一員」と思っている人たちが連れてくる場所。飼主の皆さん大まじめに「田中タマ」とか「山本ジョン」とか、記入してらっしゃいます。まあ、わたくしも猫バカの一人として、大まじめにドリアンのフルネームと年齢を記入するわけですけどね。それが表となってずらりと並ぶと、なんとなくおかしい。飼主のネーミングセンスがもろに出ます。
なにせドリアンには「ドリアン様宛」で「混合ワクチン接種のお薦めはがき」とか「年賀はがき」とか大まじめに郵送されてくるわけで。(モモもきます)。もっとも保険が利かないペット医療は、人間よりはるかに医療費が高かったりするのだからして、はがきの一枚や二枚、ご挨拶がきたとしても驚くほどではないわなあ。
アロウカナ×烏骨鶏夫人と英国産ジェントルマン夫婦のもとから若鶏を独立させました。今のところうまくいっているようです。
ここは山の中なので、鼬、狸、ヘビと鶏を狙う動物は山ほどいます。実際、ご近所でも鼬が一匹小屋に忍び込んだせいで全滅したというお話はよく聞きます。鼬は鶏の首に噛み付いて次から次に血を吸うのだというので始末が悪い。
こういうときは、とにかくモモ(紀州犬雑種・女の子・五歳)が頼り。人間ではとても不寝番などできないし、野生動物の忍び寄る気配も察知できないので、マメに鶏番をするモモは得がたい宝なのです。
しかし、あまり誉めすぎて調子に乗ったモモが、脱走した若鶏の一羽をちょっとこっぴどく折檻して羽をむしってしまいました。
こらあ!!
誉めるとこれだから。
その一羽は別室で養生させてます。また鶏の群れというのが、怪我した仲間の傷をむしって食べる連中なので、用心のために。まあ、一週間も入院してれば大丈夫かな。
どちらもまだ一歳にならないぴちぴちのお嬢さんたちです。
角突き合わせてます。はや、女の戦いか?
チビはあっという間に大きくなって、もうシロさんやクロさんよりでかいです。三月生まれなのでまだ五ヶ月しかたってないのに。お母さんのお乳を飲んで、草を食べているだけなのに。今さらながらヤギ乳って栄養あるんだなあ。
もっともこの図体でいまだにお母さんのお乳を飲むわけですが、飲むときはもー―たいへんな勢いで飲みます。凄い勢いで吸い込むので、たぶん1Lぐらい入っているお乳でも、あっという間にしぼしぼとしぼんでしまうのです。 その間5秒もありますまい。油断していると全部飲まれてしまいます。とにかく昼の間はめーさんと引き離しておかないとならないのですが、これがなかなかたいへんなのです。
というわけで五月に孵化した若鶏たちを独立引越しさせたわけですが、まあ、大雑把なわたくしの事「屋根は明日でいいや。まだしばらく飛び出さないだろう。」などといいかげんな見込みをしていたわけですよ。実際昨日は新しい場所にまだなれてないせいか、一羽も飛び出してないし。
しか~ししかし。
夜が明けて鶏の目にもあたりがはっきり見えるようになったとたんに、脱走鶏がうろうろしているではありませんか!
12羽のうち6羽(半分だ!)しか中に残っていない非常事態。
「すまん!モモ(紀州犬雑種・5歳・女の子)頼む!!」
協力を要請し畑に藪に木の間に逃げ込んだ若鶏たちを一羽づつ回収して回りました。
犬というのは本当に凄いもので、人間だと絶対に入れない藪を軽くかきわけて追い、すばやい動きの鶏を簡単に取り押さえる、もしくは小屋のそばに上手に誘導するなどの動きを、惚れ惚れするような無駄のなさで見せてくれます。
モモよ!モモよ!ありがとう!あんたの値段は虎屋の羊羹二棹だったけれど、なんというお買い得な子だったことよ。ほんとうにありがたいことです。
新しい鶏小屋には屋根を被せ、やっと落ち着きました。
雛たちが大きくなってきたので、親元から離して新しいところに引っ越しました。
鶏は雑食性なので肉も食べます。というより肉食に近いかも。だから狭いところでたくさん飼っていると、ちょっとした弾みで共食いを始めてしまいます。怪我をしたのがいたら、よってたかってその怪我を突くじります。滴る血の生肉のご馳走が目の前をうろうろしてるように見えるらしいのです。
地鶏くんの四羽の奥方の一羽も雛のとき怪我をして、危うく突くじり殺されるところだったのを、医療用接着剤とガムテープで「医龍」なみの手術をして、人間の風邪用のペニシリンを削って化膿止めに与えたのが去年の事でした。あんなのはもうごめんなので、早めに手を打ちます。
ヘビや鼬が心配なので、モモの目が届くところに新しい鶏小屋を用意して、今日引越しさせました。今までよりだいぶ広く、その広さにまだあまり慣れないようです。
出水兵児の友人が一週間ほど里帰りしていました。実家が床上浸水だったそうで 、「・・・・・片付けに疲れました・・・・・」と一言。
鹿児島県北部の豪雨災害で被害にあわれた方々、重ねて心よりお見舞い申し上げます。
さて、豪雨の被害にあったのは人間だけではないわけです。川内で1800頭の牛を飼ってらっしゃる牧場の牛舎も水深2mまで水に浸かってしまったそうです。
2mといったらいかに牛でも足は立ちません。その恐ろしい夜、牛たちは鼻先を水面に突き出して必死で泳ぎ続け、翌朝夜明けとともに飼主さんが救助にくるまで耐えて、1800頭のうちのほとんどが生還したそうです。
スペクタコ―!!!
1800頭の牛が濁流の中を泳ぐ風景。想像するだに凄まじいものがあります。ギリシア神話のヘラクレスの偉業の中に、「30年の間一回も掃除していない3000頭の牛がいる牛小屋を3日で掃除する」というのがあります。ヘラクレスは「近所の川の流れを牛小屋に引き込んで押し流す」というはなはだ乱暴な解決をいたすわけですが、「こんなのお話だよ。ファンタジーだよ。」と思っていたら、な~にがなにが。わが鹿児島では、もろに現実のお話ではありませんか。
もっとも、それで牛舎がきれいになったのかどうかは知りませんが。(まず後片付けのほうがたいへんでしょう。「ヘラクレスの偉業」がファンタジーなのは、この後始末という現実を無視している事のほうですね。)
ともあれその夜の飼主さんの心痛たるや、さぞかし、とも思われますが(うちのヤギ達がそんな目にあったらと、考えるだけで胸がつぶれそうになるもの)、夜が明けるや否や駆けつけた牛舎で牛たちが生き延びているのを見て、そらあ嬉しかっただろうなあ。
猫を飼ってらっしゃる方はよくご存知でしょうが、この世で連中ほど冬場は家中で一番暖かい場所を、夏場は一番涼しい場所を、探し出す名人はおりませんでしょう。
猫がゴロゴロしている場所は、間違いなくその日その時刻のその家で、一番過ごしやすい場所なのです。
今日も人間の体温並みの暑さでした。下界より3℃ほど低いとはいえ、それでも32~33度はあります。こういう日でも直射日光が当たらず、涼しい風が通り、なおかつくつろげる場所というのをドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ・12歳・じじい)とジョー(ヤス猫・11歳・じじい)はちゃんと確保しているものなのです。
連中を見ていると「だよなあ。この暑さだもん。昼寝よ昼寝。」です。できれば連中の発見した避暑地にわたくしも一緒に寝転がりたいものですが、だいたいテーブルの上とか、流しの上とか、水屋の上とか、とてもとても人間の体が乗るような場所ではないのが悲しゅうございます。
今時分からこの手のイネ科の草が後から後から生えてきます。はああああ・・・・・(溜息)
これが、ほんとうに根が強くて、しぶとくてはびこって困るんですよ。種はばら
ばらと飛び散るし。
肝心な野菜は弱ってしまうし。
菊やハギや桔梗なんかと取り合わせて秋草模様によく使われるぐらいで、そらもうなんともいえない寂しげで荒れた雰囲気がある草々なのです。これが畑に生え出すと「荒廃」の二文字が点滅しだします。やばい。
しかし、救いの神というのはいるもの。
ヤギ様方も鶏様方もイネ科の植物は大好物!もうじゃんじゃかじゃんじゃか食べていただいてます。そして片っ端からウンコに。かくして手に負えないイネ科雑草は、畑を肥やすヤギ糞・鶏糞となって秋冬、さらには来春の作物を約束する糧となるわけです。ありがたや、ありがたや、ほんとうにありがたや。
お知りあいの85歳の米農家さんが、鹿児島市郊外の田んぼを今年から作らなくなって草が生えてきました。するとさっそく市役所に苦情がきたというのです!昔はそこらじゅうが田んぼだったのですが最近になって市街地調整がなされ新しく越してきた家が田んぼの周りにできたのです。その家からの苦情だったらしいです。「年をとって田んぼができんごとなったで、今年止めたばっかりやって・・・市役所から苦情がでたで、シルバーを頼んで草刈をしてもろかたじゃ・・・。」
怖いね。即苦情か。
鶏が大きくなるのは早いもので、孵化後二ヶ月になろうとするひよこちゃんたちは、もはやひよことは言いがたい眼光と太ももになってきています。
至急、この12羽を収める小屋を作らねばなりません。
鶏人口、一気に倍増しました。秋にはこの中から卵を産む鶏がでてくるでしょう。この子達は孵卵器育ちではなく、肝っ玉かあちゃんの烏骨鶏×アロウカナ夫人が手塩にかけて抱いて孵した子達です。したがってこの子達も自分の卵を抱くすべを知っているでしょう。んで、その卵が孵って・・・・・
以前ニュースで5羽の鶏が5年間で300羽になったお宅の話をやってました。
「ありうることだわ」つくづく思います。それはとてもありがたいことだとも思います。
さて、鶏の卵は「完全食品」と呼ばれ、いろんな栄養素がバランスよく入っているわけです。雌鳥さんたちはこの「完全食品」を自分の体の中で作り出して、毎日1個づつ産んでくれております。
ワンダホ――!!
あんなちっこい体から、よく毎日毎日こんな栄養満点なものを出してくるよなあ。卵の中身も凄いが、不思議なのは殻ですよ殻。炭酸カルシウムが主成分なのですが、結構固い。よくあんなものを体の中で合成するよなあ。
うちのは平飼いなわけですが、砕いた貝殻をちゃんとあげないと殻が柔らかくなります。貝殻をあげるととたんにまた殻が固くなるもんなあ。食べるものって大事だなあ。
大きなブエンのイカをいただきました。大きな甲が入っていたので、さっそく地鶏くんご一家にあげました。さすがよく知ってるよなあ、地鶏くんの四羽の奥方たちがすぐ駈けてきて、イカの甲を突くじりはじめました。
昨日は鹿屋市で34℃を記録したという夏日でした。暑かったなあ。雨が上がるととたんにこの暑さ。ほどほどちゅうことはないんかい?
しかし、われわれ人類は進化の途上で全身の毛が無くなってしまったのでまだいいです。全身毛だらけの動物は、たいへんだろうなあ。「暑いから一枚ぬいじゃお」ってわけにはいかんですもん。
もっとも、彼らの体もよくしたもので、しっかり夏毛と冬毛はあります。今モモ(紀州犬雑種・5歳・女の子)はちょうど夏毛に衣替えの時期らしく、さかんに体を掻いています。そのたび毛が飛ぶ飛ぶ。首の周りなど毛深いところはとくに痒いらしく、よくいろんなところにこすりつけてます。ヒマをみてブラシをかけてやると喜ぶ喜ぶ。うっとりと目を細めてます。気持ちいいのかい?
太ももの後ろとか、なかなか手(足)が届かないところは、いつも最後まで冬毛が残ってます。今もそこだけポワポワ。その毛が完全に夏毛に替わった頃、梅雨が明けて本格的な夏が来るのです。
ものみなすくすくすくすく育つ初夏とあいなりましたです。何もかもが文字通り竹のように育っていきます。
ヒヨコちゃんの現在はかくの如しですが、これは、今や「ヤギのお嬢さん」となってしまった、三月生まれのチビです。
チビって・・・・・チビって・・・・・もはやまったくチビではありません。遠近がわからないとお母さんと区別がつきません。ヤギ世界の時間経過、矢の如し。
力もたいへん強くなり、それとともにヤギ族独特の頑固さも顔をだし、性格もお母さんそっくり!!はああああ・・・・・・・・。
草もたいへんな勢いで伸び、昨日まで藪でなかったところが、大雨の一夜明けた後にはわんわんと盛る草。今年は一番深そうな藪にヤギを連れて行くんですけどね。ヤギ様様。助かります。ありがたやありがたや。
さて、英国産ジェントルマンばかり褒め称えておりまして、んじゃ、もう一羽の雄鶏、地鶏くんはどうなんじゃ?雌鳥のことなんかなんも考えてない暴君か?とか、思われてしまいそうなんですが・・・・・
・・・・・まあ、確かに乱暴者ですよ。わたくしの手なぞ、彼につくじられた(つつかれた)痕だらけですよ(また痛いんだわこれが)。縄張りに入るやつを決して許しませんよ。
しかしながら、自分の四羽の奥方たちには優しいんですわ。
彼の名誉のために言っておきますが。
英国産ジェントルマンのように、「腹の下にかばいこむ」などというあからさまなことはしないんですが。夜の間、四羽の奥方たちを止まり木に止まらせておいて、自分はその下で張り番をする、それが彼の日課です。彼なりの奥方たちへの愛情らしいです。餌もまず四羽の奥方たちから食べさせる。やせ我慢でもそうする。
優しい言葉やしぐさをする、というタイプではないのですが。
九州生まれの雄鶏。
まさしく。
ヤギ協会元会長からいただいた雌鳥さん、「烏骨鶏とチリの鶏の雑種」と聞いてましたが、まあ、お気楽に飼料袋に入れてもらってきたんですよ。
んで、卵が産まれてみればなんと殻が青いじゃないですか。「うわーー、青い卵だあ。珍しいなあ」と思いましたが、「たまにはあるんじゃろ」ぐらいの認識でしたよ。
無知とは恐ろしいものです。
なんと「青い卵を産む鶏」は世界でもチリ原産のアロウカナという鶏一種しかおらず、その卵は栄養価の高さで注目されているらしいのです!!しらなんだ!!
しかも、アロウカナ原種は産卵数が少ないため、烏骨鶏と掛け合わせて産卵数を安定させる試みを、試験場がやっておるらしいです。「烏骨鶏との掛け合わせ」ってまさしくうちの夫人じゃないですか!!
――――ほんっとうにありがたいです!13羽の雛のうち、真っ黒け5羽。青い卵を産む雌鳥さんがそのなかからまた出てくるかもです。
子育て上手の烏骨鶏(アロウカナ)雑種夫人、まだまだ雛を孵す気満々みたいだし・・・・・・。
ありがたいよ――――!!
小さくてふわふわしてピーピーいうのが大好きなモモ(紀州犬雑種・5歳・女の子)はヒヨコが大好き。
ケージの金網が大きくて、実はヒヨコちゃんたち出放題なのですが、モモがそれはそれは熱心に番をしているので、襲われるということがありません。それどころかあんまり遠出をするヒヨコたちには注意を促して金網の中のママのところに帰るように、上手に誘導します。たいした腕前です。
でも、烏骨鶏(雑種)夫人にはいろいろと気に入らないところがあるらしい。よく、金網越しに怒られています。なんどもモモは鼻面をつくじられて(つつかれて)「キャイン~!」とか鳴いています。
・・・・・わかるよ、モモ。子守りってつらいよな。ママになるとほんと人が違ったように厳しくなるよな。わたくしも妹から怒られっぱなしです。チンビリッ(ピシャッ)と怒られています。一所懸命やってるんだけどなあ・・・・・。
「ヒヨコちゃんたちは大丈夫かな?」と何度も鶏小屋をのぞきましたが、烏骨鶏(雑種)夫人と、英国産ジェントルマンのペアは、まあ、鉄壁の守りなんであります。
驚いたことに、ジェントルマンまで雛を抱くのです!!
雨や風やわんぱくな甥っ子が屋根を叩く音に、ヒヨコ達がおびえると、雌鳥はもちろん雄鶏までその羽を総動員して雛を囲い込み落ち着かせます。ヒヨコ13羽という大所帯ですが、このペアなら無事に育て上げそうです。ヤギ協会元会長のところからタダでいただいてきたペアだったのに、なんというお得ないただきものだったことでしょう。ほんとうにありがたいことです。
写真は夕方、烏骨鶏(雑種)夫人がヒヨコちゃんたちを抱き、その夫人をジェントルマンがかばっている図です。烏骨鶏(雑種)夫人のお尻からちょこんとヒヨコちゃんの顔がのぞいているのがごらんになれますでしょうか?
小柄な烏骨鶏(雑種)夫人は、実はたいへんな子育て上手でした。人(鶏)は見かけによらぬものです。
どうもヒヨコちゃん、12~13羽孵っています。たいへんな数です。ちわいちわい(ちょろちょろ)してどれがどれだかわからなくなるほどです。
あんなに臆病だった彼女はすっかり肝っ玉かあさんで、ケージに手を入れるとたいへんな勢いで攻撃してきます。雛たちをお腹の下に抱え込んで「くるるるるる・・・・・・」と優しく鶏的子守唄を歌っています。人間も犬も猫もヤギもみんなお母さんになると「ああ、子守唄なんだな」とすぐわかる優しい音をだします。
おかげさまで、今日妹は無事二番目の子を出産しました。男の子です。母子ともに健康そのもの。
ドリアン(アメリカンショートヘアーのハーフ・12歳・ジジイ)が疲労困憊して死んだように眠っています。
彼はオシッコとウンコ以外はほとんど家から出ない猫なので、甥っ子の格好のおもちゃです。ひところに比べると追っかけられることは少なくなりましたが、油断していると足やしっぽを捕まえられて往生しています。
それでも、さすがジジイ猫、引っかいたり噛んだりするようなことがなく、ありがたいことです。もともとドリアンは坊ちゃん育ちのヘタレで、性格は穏やか。辛抱強く甥っ子の乱暴狼藉に耐えています。
甥っ子のほうも、まだ言葉をしゃべれないのに、猫の鳴きまねはうまくなりました。しかもドリアンの真似だとわかるほど。なかなかうまい。
カタツムリとナメクジの違いは、「家持ち」か「裸一貫」かの違いで、かなりの近縁種なわけであります。どっちも同じように作物を喰ってしまうし。
シロウト観察でもカタツムリとナメクジは結構きっちり棲み分けをしているようで、「家持ち」のぶんカタツムリは乾燥環境に強く、反してナメクジはよりじめじめした場所を占拠しております。近縁種でありながらカタツムリは(比較的)愛されることが多いのに、ナメクジは忌み嫌われる(とくにわたくしなぞに)傾向があるのは、このナメクジの下水、ドブ確率が高いことに起因しておるのではないか?と思いますね。
それと、カタツムリは触ろうと思えば殻をつかめばそれほど違和感ないでしょ?ところがナメクジはあのぬめぬめした粘膜がダイレクトに触れてくる。うっかりお風呂におでばいしてきたナメクジを踏んづけたりした日にゃああああ!わたくし「ひいいいいいい(涙)!!」などと絹を裂くような悲鳴をあげましてよ。また古い家のお風呂はよく配水管を伝ってやってくるのです。
まあ、個人的にはカタツムリもそれほど愛らしいとは思えません。おフランスの方のように食ってしまうなどもってのほか。―――――って、大好物のミル貝とかバイ貝とかと仲間なんだよな。「陸棲か海棲かってだけで差別すんなよ!」だよな。他人の食い物の趣味を非難しちゃイカンよ。向こうから見りゃタコ食ったりナマコ食ったりするほうが「どうかと思うよシュビシュバブ―――」(当方フランス語不如意のためあくまでイメージ)かもしれませぬな。
さて、もうすぐ二歳の甥っ子はいろいろなグッズとともに里帰りしているわけですが、その中に「歯磨きを躾るための指人形グッズ」があるのであります。
それはブルーのえらくゴツイ歯並びをした象さんと、バナナと歯ブラシがセットになっていて幼児に「歯磨きの重要性をわかりやすく説明できる」作りになっております。
それで伯母としては歯磨きをいやがる甥っ子に、指人形劇場を繰り広げておりましたのです。
「ハ――イ♪ぼく象さん!ぼくも~ハミガキ嫌いなんだけど~でも~バナナ食べちゃったから~~ハミガキしちゃうよ~♪上の歯から~ゴシゴシゴシ~♪」
などと声のトーンを2オクターブほど上げて、語りをやっておりました。
すると、隣の部屋で見ておったモモ(紀州犬雑種・5歳・女の子)が突如「わんわんわんわああん!」と大興奮。
「どうした?どうしたモモ?」と平常の声に帰り、右手には歯並びのいい象さん人形をつけたまま、モモの様子を見にいきました。するとモモがなんとこのわたくしにおびえるではありませんか。
いや、正確にはどうもわたくしの右手が怖いらしい。そう、モモはブルーの象さん人形が怖いらしいのです。
モモには悪いけれど、ちょっとおもしろいのでその象さん人形でモモを追いかけてみました。案の定、モモは逃げ惑い、テーブルの下に隠れました。ごめんねモモ。写真まで撮っちゃって。しかも公開したりなんかして。
モモにしてみれば、常日頃見慣れたわたくしの右手が、いきなり宇宙人か何かに乗っ取られ、それに操られて人格まで変わったように思ったんですかね?モモが言葉を使うならば説明してくれるのでしょうけれどね。
烏骨鶏(雑種)夫人がついに抱卵を開始したわけですが、その夫人と一緒にもらってきた英国産の雄鶏くんが、いつも抱卵する夫人の傍らに寄り添って仁王立ちになっています。
この雄鶏くん、英国産だからかなのか知りませんが、たいへんなジェントルマンくんなのですよ。
烏骨鶏(雑種)夫人は小柄なので、たいへん臆病です。うちへやってきた当初から怯えて怯えて大騒ぎ。また犬のモモ(紀州犬雑種・5歳・女の子)が余所からやってきた動物には最初厳しいので、ワンワンワーンワンと小屋の外で大騒ぎ。「どうなることか?」と思っておりましたが、なんとこのジェントルマンくん、怯える彼女を腹の下に落ち着くまで庇いこんであげるのです。
―――――うっひゃああ!ジェントルマー―ン!!
毎晩毎晩夜になると怯える彼女を腹の下に庇い、雷が鳴ると怯えるので庇いしてました。雌鳥は卵を抱きだすといきなり気が強くなるのですが、そうなると今度は写真のような仁王立ち。人間の男にもお手本にして欲しいようなジェントルマンぶり。いいなあ!烏骨鶏(雑種)夫人。
ジェントルマンくん、実は何十羽もいるヤギ会長のところではいじめられていた個体だったようです。左眼が怪我のせいで見えないらしいです。そのために他の個体にも優しいのか、英国産だからジェントルなのかわかりませんが・・・・・
隻眼てのは日本の民俗学じゃ「神の使い」だったりするんですがね。なんにせようちにツキをもたらしてくれる雄鶏くんのようです。
「乳搾り」といえば聞こえはいいですが、要するに「余ったお乳を分けていただいて」おるわけで、めーさまさまでございます。
「決まった人間が決まった時間に、最低朝夕二回、できればお昼まで三回」お乳に触らせていただき、あまつさえそれをもみしだき、搾りとるわけです。
同じ哺乳類の雌として、「決まった人間が」というところにたまらん人事でないリアルさを感じますですよ。だってそうでしょう?「お乳をももみしだかれ 、搾りとられる」んですよ。まっこちご無礼なこっちゃ。そらあ、見知らん人間、信用できない人間にさせとうないわ。
ここ1ヶ月近く、毎日朝夕めーさん(ザーネン種・1歳3ヶ月・ママ)のお乳をもみしだいております。だんだんめーさんとの息も合ってきて、やっと乳量が増えてきました。この役はもう誰にも任すことはできません。雨が降ろうが槍がふろうが今年の秋まで搾り続けなければなりません。お乳が溜まってしまうと乳房炎になってしまうのです。風邪をひくこともできない。おかげさまでわたくしも健康になろうというものです。
「今日もご無礼つかまつります」お断りしつつ、めーさんの乳房に触る毎日なのでございますよ。
どうも今夜も遠い空で雷が鳴っているらしいです。モモが次第次第に家の奥へ奥へ入ってきてプルプル震えているからです。
ということで、襖の10cmぐらい開いているところの前に陣取っているのですが、実はそこは猫のドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ・12歳・じじい)とジョー(ヤス猫・11歳・じじい)の通用口。
どうなるんでしょうか?そのうちきゃつらもオシッコなり夜のパトロールなりのためにこの通用口を通るはず。モモときゃつらは顔を合わすたび「ワンワン!!ニャニャ―――!!フーフーフーッ」と大騒ぎする間柄。どうする気だ?じじいども。猫パンチ攻撃を繰りひろげるのでしょうか?実はさっきからわくわくして状況を見守っているところです。
も~、モモ(紀州犬雑種・5歳・女の子)怯える怯える。
どんどんどんどん家の中に入ってきてプルプルプルプル震えています。
そんなに怖いんかい。
わたしらに比べて聴覚が発達してるのでしょうね―――。
雷ダメ、打ち上げ花火ダメ、桜島の爆発ダメ、掃除機ダメ、草刈機ダメ、・・・・・。
「大地震や大噴火の前に、飼い犬が吠えて吠えて止まらんかった。鎖をちぎって逃げ出した。」などというお話はよく聞きますが、ありうべき話です。「ネズミがいっせいに逃げ出し」たり「鯉がばしゃばしゃ池の上で跳ねまくった」りしたときは、やはりなんらかの天変地異がある可能性大なのです。
というわけで、雨なのをいいことに昼過ぎまでぐーたらぐーたらしておったわけですが、昼過ぎにヤギ協会の元会長がヤギの乳搾り指導に来てくださったので、やむなくぐーたらを止めてもそもそと動き出しました。
それで、お話を聞いていたらなんと会長宅には抱卵する鶏が何十羽もいるとの事で、烏骨鶏の雑種の雌鶏(良く抱卵するそうな)と、英国産の雄鶏くんとを分けていただきました。まっこちありがたいことです。さっそく地鶏くんの4羽の奥方たちの産んだ卵を仮親さんのケージに入れました。ああ、ありがたやありがたや。念願のひよこさんが生まれてくれますように。
去年から今年はおかげさまで、いろんなことに恵まれてたいへんありがたく思っています。なんというかジェットコースターに乗っているようにハイスピードでラッキーがやってきて息せき切っている感じなのです。
なにかというとぐーたらぐーたら、小原庄助さんなみのナマケモノなので、その波にぜーぜーいいながら乗ってるのですが、振り落とされないようにしなくちゃね。そして必ず感謝を。みなさまに。
朝から雨が降りつづくので、今日は朝風呂にはいるわ、朝寝(すでに昼寝)はするわ、「そ~れで身上つ~ぶし♪」かねないぐうたらぶり。気がつけばいつものように、ドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ・12歳・じじい)が腹の上にご鎮座ましましてゴロゴロ言っておりました。だるいです。
昨日は友人の美人姉妹が主催する「エルフシアター」のミュージカル公演日で、チョイ役ながらゲスト出演したために(オオカミさまに感謝の祈りを捧げる農家の役―――美人姉妹わたくしの使い道を心得ております)夜が遅くなってしまいました。そのせいのだるさもあります。
今回の公演「The Wlfe」脚本もすごく良くできていて、おとぎ話の中の悪役のオオカミたちが(「3匹の子豚」とか「赤頭巾ちゃん」とか「七匹の子ヤギ」とか)、「おれたちゃ悪役だけど、だっておれたちも食ってかなきゃやってけねえよ。誰かおれ達を認めてくれよ」というのを「鹿やウサギやねずみに畑を荒らされる農家が、オオカミにそれを食べてもらって『ありがたや、ありがたや』と祈りを捧げて大団円」という、結構深刻なテーマを、あくまで易しい言葉で歌あり踊りあり客参加ありで上手に展開してました。シロウト劇団とはいえ、もう8回目の公演でずっとプロの舞台屋さんたちを使っていて、ライトも音響も美術も舞台進行も本格的。
観客席の子供達のノリが怖いくらいで、美人姉妹の妹のほうがあおると波のように沸き立って「ハーメルンの笛吹き」のよう。すごかったなあ。大成功じゃないでしょうか?
もっと、積極的に宣伝しとくんだったな。来年もやると思うので、そのときはみなさま観に来て下さい。
うちにはお母さんのめーさん、クロさん、シロさんと三頭も大人のヤギ(しかも全員女の子)がいるわけですが、子ヤギのちびは犬のモモ(紀州犬雑種・5歳・おばちゃん)といる時間が一番長かったりします。――――Why?
確かにモモは雌犬らしくたいへん面倒見がいい。ひよこだった地鶏くんご一家が、こんな山の中でろくな小屋もなくちゃんと成鳥になれたのもモモのおかげ。めーさんやクロさんシロさんが隣の畑にでようとすると「ちが―――う!!」って感じで注意しに走っていくし。
でも、子ヤギちゃんのなつきかたは正直言って意外。
だって結構手荒いこともするんだよ。首筋に噛み付いたり(あまがみだけど)、お尻からマウンティングしたり(あんたはおやじか?モモ)。でも、言葉は通じなくても殺意や敵意がないってことがわかるのかな。子ヤギちゃん、お母さんのめーさんが「めへへえええ!めへええええ!」と呼んでいても、モモおばちゃんと並んで寝転がっていたりします。ほんとうに「世話好きでおせっかいな親戚のおばちゃんと一緒」みたいです。――――ヤギとか羊とかやっぱ犬が好きなのかなあ?
牧洋犬の始まりって、こんなだったのかも知れないなあ・・・・・。
あああ、この写真では暗いのでなにやらゴーストの写真のようです。しまった。子ヤギちゃんです。
でも、明るいと一時もじっとしていないので、とてもじゃないけど私の腕ではアップで撮れないのです。
人間の赤ちゃんもそうですが、産まれた直後は鼻が引っ込んでいて、だんだん伸びてくるようです。今や生後一週間、かなりお母さんの顔に近くなってきました。
あのね、これ、「ヤギバカ」と思われそうなんだけど、現物の子ヤギ、今やとんでもなく可愛いのですよ。なんというか、「フランス人形が跳ねている」みたいな。体が真っ白で、目が深い藍色。賢そうで、上品な顔立ち。つくづく「ヨオロッパの香りが・・・」と思いますね。同じ風土に育つと、人間もヤギも顔が似てくるのでしょうか。それとも「それを美しいと思う」美意識が、何千年の間に遺伝子を取捨選択してしまうのでしょうか?大げさでなく、貴族のご令嬢のようです。「なんで貴族のご令嬢が、こんなあばら家に・・・?」と一瞬思ってしまいますですよ。
毎度お世話になっております、鹿児島ヤギ協会の会長から電話あり。留守中に子ヤギを見に来てくださったとの事。
「いいですね、丈夫な子です。雌なのもよかった。親のほうも初産なのに乳の形がいいですよ。よく発達しています。もう片方の乳が余っているようなら絞ったほうがいいかもしらん。」と。
子ヤギにうち中が夢中なのですが、特にモモ(紀州犬雑種・女の子・5歳)は興味深々。モモは1回だけ子供を産んでいます。その子達はそれぞれ引き取られていきました。その後もモモの小さくてピーピー言うものに対する母性は止むことがなく、ひよこがきたらひよこにヤギが生まれたら子ヤギにいかにも「あら~ん♪かわいいわん、かわいいわん」という感じでうろうろします。敵意がないことがめーさんにもわかるらしく、「もーしょうがないわね、このおばさんは。」という感じ。「子供好きで世話好きな親戚のおばさん」みたいなもんでしょうか?
おかげさまでめーさん無事出産いたしました。元気な女の子ヤギです。出産の現場は見ていません。出かけていた間に小屋の中で産んでいました。さすがヤギ、見つけたときはもう立っていました。今日はお母さんの周りを飛んだり跳ねたり、ほんとに元気な子です。
ヤギも人間と一緒で、お母さんから初乳を飲ませてもらって免疫をつけなければなりません。毎度おなじみヤギ協会の会長より「初乳は飲ませてますか?飲ませてなかったら哺乳瓶で飲ませなければならんのです。」とのこと。
心配無用でした。
まッこちびっくりしたことに、めーさん、一晩で人(ヤギ)が変わってしまいました。「わがまま娘」が「お母さん」に。
顔つき、声、態度、全く違います。
「みぇーみぇー」と子ヤギが鳴くたびに「め――め――」と今まで聞いたことも無いような優しい声で応えて走っていきます。全身を舐めてあげて、お尻の乳児ウンコが出やすいように絶えず刺激してあげます。子ヤギがお乳をねだると、片方の後ろ足を上げて飲み易いようにしてあげます。
ほんとうにびっくりしました。そしてうらやましいです。見習って早くお母さんになりたいです。
お隣のおじさんから「この間の卵のお礼を鶏にやっくいやい」とキャベツの外葉をいただきました。ありがたいことです。
うちの畑のキャベツやハクサイなんかもよれよれになった外葉をじゃんじゃん鶏小屋の中に入れています。飛びついてバクバク食べます。リンゴの皮や芯、仏様から下がってきたご飯、クズ野菜、バナナの皮、茶殻、・・・・・なんでもOK。生ごみをどんどん食べてどんどんウンコにしてくれます。
しかもうちの鶏小屋は移動式。春の雨で草が茂りだしたなあ・・・・・というところに小屋ごと移動。小屋が去ったあとは文字通りぺんぺん草も生えていません。これだけの除草を自分でしたらどれほどの時間と体力がいることでしょう!ありがたいことよなあ・・・・・。鶏さまさまでございますよ。
うちの動物の中で1,2を争う攻撃力を誇る地鶏くんの蹴爪です。怖いぞ―――!!
洋の東西を問わず雄鶏は魔除けの動物として珍重されてきました。さもあらんです。もーむちゃくちゃ気が強い。縄張り意識も強い。おのれのテリトリーに入ってきた動物は、雌鳥以外は容赦なく攻撃する。人間だろうが神だろうが悪魔だろうが斟酌しない。誰よりも早く夜の明けるのを察知して、1km半径に聞こえてこだまするトキの声をあげる。幽霊だろうが吸血鬼だろうが雄鶏が鳴くと退散する。あっぱれ。天岩戸の前で「常世の長鳴き鶏」が鳴くと「天照大神」がお出ましになる。まことにあっぱれ。
小学校の図書館に、「世界の怖い話」とか「日本の怖い話」とかいう子供向けのアンソロジーがあり、子供向けとはいえ文章がしっかりしていて怖かったです。しかし子供は怖い物好き、繰り返し繰り返し読みました。
その中のルーマニアだかブルガリアだか東欧の雄鶏のお話が印象的でしたね――。
・・・・・その国では「火曜日に卵から孵った黒い雄鶏は魔除けになる」という言い伝えがありました。ある農夫がその言い伝えを信じて火曜日生まれの黒い雄鶏をそれはそれは大切にしていました。ある日農夫は空から棺桶が自分の家の屋根に降ってくるのを見てしまいます。あまりの恐ろしさに口もきけないでいると、黒い雄鶏が「コケコッコ―――!!」と高らかに鳴きました。すると棺桶は跡形も無く消えました。さらにしばらくして、もう一度棺桶が降ってきました。このときも雄鶏が鳴いて棺桶は消えました。さて、農夫の女房は卵も産まない雄鶏を農夫が身も世も無く可愛がり大切にするのをいまいましく思っておりました。「朝からうるさいのに昼間まで鳴くなんて。」
3度目に黒い雄鶏がたいへんな勢いで昼日中に鳴き始めたとき、女房は「ええい、うるさい!」と木槌を雄鶏に投げつけて殺してしまいます。
「なんということを!!」農夫は恐れおののきながら女房に言いました。「お前は雄鶏と一緒に俺も殺した。もう屋根の上の棺桶は消えない・・・」
その夜から農夫は高熱を発して、三日後には死んでしまいました。
うちの地鶏くんもよくトキを告げてくれます。いかにも魔が除けてくれそうな景気のいい鳴き声です。元気になります。ちゅうか、否が応でも目が覚めるので早寝早起きになるっちゅうの。健康になるっちゅうの。
雌雄のある動物の多くは、通常春と秋が発情シーズンなのであります。
実は、今まで色々な動物を飼ってきているので、犬の交尾と出産も、猫の交尾と出産も、鶏の交尾と産卵も観察する機会がありました。今回ヤギが無事出産したら、それも見ることになります。あと自分自身が人間なので人間のSexも知っています(残念ながらまだ出産を経験していないので早くしたいです)。
それを観察してきた結果と、あと動物学の竹内久美子氏(「シンメトリーな男」などの著書あり。おもしろい)などの著書を読んで得た結論。
「なべて雌雄のある動物のSexは、雄のほうが格段に難しい」
ですわ。
雌雄のある動物の交尾。雌がやることは「発情期がきたよ」というのを発情腺の匂いや婚姻色などで雄に知らせ、あとは自分の生殖器に雄が生殖器を挿入して精子を抽送してくれるのを待つ。これだけ。
雌はそのあとの出産や子育てではそりゃあたいへんな思いをしますが、ことSexだけに絞るなら、雄の側にはたいへんな技術と体力と熟練が必要です。特に鳥類や哺乳類の雄になってくると、もう最初のデートの段取りからしてその動物ごとの本能やらしきたりやら様式やらあって、「たいへんだなあ・・・」と唸らされてしまうですよ。
特に哺乳類の中でも霊長類は、なまじ知能が高いだけに「群れ社会の順位」とかなんとか社会性が絡んできて、雄はそらそらたいへんのようです。その上Sexそのものが「まず自分のペニスを怒張させなければならない。さらに雌の生殖器、それも尿道口・膣口・肛門と似たような穴が三つも並んでいるのを区別して挿入・抽送しなければならない。」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・難しいぞー――――!!!!
途中で雌が痛がったり嫌がったりしたら、つどつど様子を見て加減をしたり、なだめすかしたり、場合によっちゃ押さえつけたり、・・・・・・・・ねえ。練習しなくちゃ、こんなことよっぽどの天才じゃない限り最初からうまくいくはずありませんやね。だからチンパンジーやニホンザルの群れの中で一番モテる雌は、たいがい年増の雌です。繁殖期には若い雄たちが彼女の前に列をなすといいます。熟練した雌にレッスンをつけてもらう。これが難しいSexをマスターする早道だからです。
恐ろしいことをいいますと霊長類の中でも「万物の霊長」人類の雄のSexはなんと一番難しいのです!
なんなれば、体の大きさに比べてペニスの大きさが大きすぎるから。マウンテンゴリラはあれだけ大きな図体をしながら勃起時のペニスの大きさは5cmほど。これぐらいならまだ雌の膣口に挿入するのは易しそうです。比べて人間はねえ・・・・・。個人差があるとはいえねえ。さらには他の霊長類は抽送回数がほんの何回かで精子を送り込むことができますが、人間は実に数百回以上の抽送をしなければ果てることができません。時間もかかるしその分失敗の危険度も増します。たいへんだなあ・・・・・・
つくづくねえ、そういう意味じゃ男に生まれてこなくて良かったよ。待ちかねていた春がとうとうやってきましたので、女に生まれてきたことの幸せを満喫しようと思います。ありがたや、ありがたや・・・
ヤギ用ペレットの二袋目がきました。三頭に増えた上にめーさん(ヤギザーネン種・1歳・女の子)来月出産予定なので、栄養が必要なのです。
ヤギ協会会長いわく、「ヤギは賢いけれどバカだから、ペレットの袋がどこにあるかすぐ覚えて(これが賢いところ)、勝手に際限なく全部食べてしまうから(これがバカなところ)用心したほうがいいよ。ペレットを食べ過ぎると消化不良で死んでしまうこともあるからね。」などと恐ろしいことをおっしゃるので、めーさんが見つけても簡単に袋の中に首を突っ込んで食べられないように(実際油断してると肩まで袋に突っ込んで貪り食っております)、そのつど厳重に袋の口を締めるようにしています。でも、ちょっと自由が利くとあっという間にペレットの袋にかけ寄っていこうとするので油断はできません。袋の口が閉まっていても、根気よく袋をびりびりに引き裂いたりするし。
心配させよって!!
今日の日がとっぷり暮れて3日目の夜も来ようかというときに、猫用入り口から「にゃーー!!にゃーー!!」とこれ見よがしのうるさい声が。
ジョーは声がうるさい。
あまりのうれしさにカツオブシを奮発してあげました。
どうも、3日前にドリアン兄貴(アメリカンショートヘアのハーフ・12歳・じじい)に手ひどい折檻を受けたようです。たいへんな勢いで猫パンチを食らわされているのを目撃されています。とうとう腹に据えかねたか。しかし帰ってくるなりドリアン兄貴に寄り添って寝るジョー。雄同志の関係はわからん。
みなさまご心配をおかけしました。おかげさまでジョー帰還いたしました。ありがとうございました。
寒さに弱いうえに高所恐怖症なので、生涯雪山に登ることなど無いでしょう。
だから「ほのかに想いを寄せる殿方と二人だけで、雪の山小屋にたどり着き、何も暖房がないので裸になって抱き合って朝まで暖めあいました。」とか「雪の山荘に財産家の人々と閉じ込められ、密室状態で殺人事件が起こりました。」などというワクワクするシチュエーションには生涯出会うことはないでしょう。残念なことに。
ダムとか崖とか(東尋坊みたいな)の端のほうには極力近寄らないようにしています。ああいう端っこから下を覗き込むと、吸い込まれそうになって、ついつい自分から落ちていくような気がしませんか?
縁があって日本で一番高い場所、富士山のレーダー測候所の剣ヶ峰観測台に登る機会があり、そこから下界を覗き込んだとき、まじで腰が抜けました。ほんとに抜けたのです。測候所の職員さんに引きずってもらって建物の中に戻ることができました。そのせつはたいへんお世話になりました。
とまあ、こんなふうに高い所が苦手なものがおれば、高い所が好きなものもおる。それが自然の摂理でしょうか。「ヤギは高い所が好き。崖が好き。」と噂には聞いておりましたが、本当です。
畑の南側から斜面になって、最終的には谷に続いているのですが、まあ、ヤギ三頭、ちょっと自由になると一目散にその斜面に駆けていきます。Why?
藪になっている畑はかなり広いのです。きゃつらが好きそうな草とか木の芽とかワンワン生えて藪になっておるのです。わたくしなぞの感覚からすると平地で思う存分そういうのを喰ったほうが、すぐ寝転がれていいと思うのですが(牛になるぞ)。
写真でめーさん(ヤギザーネン種・1歳・女の子)、斜面の際でバランスを取りながらスイカズラの新芽をむさぼることに余念がありません。なかなかの急斜面で15°ぐらいはあるでしょう。そこに四肢を踏ん張った窮屈な姿勢で立って食べるのが好きなのです。Why?なぜ?あえてそんなところで?ヤギの考えることはわからん。
去年の12月にとんでもない寒波が何度も押し寄せてきたので、ヤギ小屋はそのときからずっと北側と西側にビニールシートが張ってあります。
シート一枚のことなのですが、これが結構暖かいんです。
考えてみれば氷点下の猛吹雪吹きすさぶ雪山でも、テント一枚張ってビバークするんですもんね。(「雪山」「ビバーク」わたくしには一生縁の無い言葉です)もちろんテントの材質は上質なのでしょうが、ホームセンターで売っているビニールシートもバカにできない防風性、防寒性です。ヤギと一緒に入っていると、かなり寒い日でも小屋の中は暖かく感じます。めーさん、クロさん、シロさんと三頭になりましたのでなおさらです。ちょっと手狭ですが、トカラヤギは寒さに弱いので、お互いの体温で小屋の温度が上がるほうが安全。冬の間は我慢してもらいます。
トカラヤギは蚊に強く網戸の中に入らなくても大丈夫なので、暖かくなってきたらお外に出てもらうつもりです。
名目上は鹿児島市内なのですが、たいがい山の中で、敷地の南側には深い谷がつながっており、しかも庭も畑も椿だらけのわが椿屋敷。必然的に2月3月は、ウグイスやメジロ(鹿児島弁でハナシ)のナンパ場とあいなります。
今朝、モモとのんびり見回っておりましたら、藪の中から「ホー・・・・・キョキョキョ♪」と気の早いウグイスくんが「谷渡り」の修練に励んでおりました。うううむ、もうそういう季節か。
彼らにしてみれば、一重にこの鳴き声の良し悪しで「彼女をゲットできるか否か」がかかっているのですからね。人間の男子のように「ギターを練習してみたけれど音痴でリズム感が無かった。顔も不細工でイノシシの如し。あきらめてIT企業を興して株操作して大儲けして、合コンしまくって札束で顔はたいて女の子と寝まくった。」などという逃げ道が無いわけですから、修練にも熱が入ろうというものです。
しかし、自然とは残酷なもの、なにやらすぐに「ホー・・・ホケキョ♪」とマスターできる奴もいれば、いつまでも「ケキョケキョケキョ」とやっている奴もいる。うちの椿のある程度大きい木は、それぞれの縄張りになるらしく、「ホー・・・ホケキョ♪」と才能のある奴は早々といい木を確保している様子。だとすると、女の子に気持ちのいい音楽を聴かしてやった上においしい蜜を吸わせる高級レストランを貸切にしたようなもの、ナンパ成功率は格段に高くなることでしょう。熾烈な争いになるのも当たり前です。
まっこち、何の世界も一皮むけばキビシかことよ。ところで「じゃあウグイスの写真を撮って載せろ」などと無理難題は言わんとってくださいよ。
「人類の進化と起源」については、ダーウィン以来諸説紛々、それこそシロウトがヘタに突っ込むとたいへんなめにあう分野であります。
その中で最近「うううむ、なるほど!」と思ったのが、「人類冬眠動物説」。わたくしのような「寒かごろ」にはすこぶる魅力的な説でありますよ。
今や「人類の始まりは500万年前」とまで言われていますが、その500万年の間に地球上には何回も氷河期がきているわけです。 その氷河期の冬に、人類も冬眠する哺乳動物、ヒグマとかヤマネとかリスとかなんかと同様、冬眠していたらしいのです。
北欧とか、日本の雪国とかに特徴的に見られる病気に「冬期鬱病」という病があります。日差しが弱くなる冬場に、鬱病のような「動きが鈍くなる、睡眠時間が長くなる、食欲がなくなる、積極性がなくなり日常生活にもさしさわりが出るほどになる。」これは、見方を変えれば「冬眠する哺乳動物の冬眠時の行動」と同じなのです。
哺乳動物、とくに昼行性の動物は太陽光を浴びることで活性化するホルモンシステムが身のうちにあります。動物の光受容体はは太陽光のスペクトルで初めて反応するのであり、普通の人工光のスペクトルでは足りないのです。さらには太陽光を浴びる昼間と浴びない夜間の定期的な繰り返しで体内時計が刻まれているのです。(厳密には夜間の月光の光度すら体内時計に影響するとすら言われています。つまり夜更かしして一晩中明るい人工光を浴び続けていると、今度はそれを『満月』と光受容システムが勘違いしてしまうのです。てきめん生理不順の原因になります。)
日光浴はほんとうにバカになりません。もちろん鬱病は難しい病でありそれで解決するとは決していいませんが、昔から言う「早起きは三文の得」は一理あると思います。「寒かごろ」で冬場には極端に睡眠時間が増え(いつもの事だって)、動きが鈍くなり(いつもの事だって)、人に会うのや外に出かけるのが億劫になる自分を知っているので、「人類冬眠動物説」ははなはだ魅力的です。言い訳できるじゃん。「あたし、今冬眠中」とかさ。
だいたい、人類は保温のための毛がほとんど生えていないんだぞ。髪の毛とあとちょぼちょぼ局所に生えているぐらいで、場合によっちゃ髪の毛すら不自由な人もいるというのに。冬眠ぐらいして当然でありましょう。南方性の鶏や猫、「寒さに弱い」といわれているトカラヤギのシロさんですら羽だらけ毛だらけなのですぞ。人類が寒さに弱くて当たり前でありましょう。結局ながながうだうだとこれが言いたかったのか。
朝は氷点下でしたが、昼日中はたいへん気持ちのいい陽気でした。
家の中より畑のほうが暖かく、ヤギと一緒に枯草の藪で昼寝をしたら、むちゃくちゃ気持ちよかったです。(ときどきころころのチョコボール型のヤギウンコを踏んだりするけど気にしない、気にしない)
地鶏くんご一家をのぞくと、きゃつらもたいへん気持ちよさそうに、一家総出で土浴中です。「ニワトリ」は「庭鳥」だろうというぐらいきゃつらは地面が大好き!特にこういう天気のいい日には、黒い土のところを実に熱心に掘り返し、その土を体中に浴びて、ぷうっと膨らんでは羽ばたきをします。それがもう見るからに「気持ちいい~~~!」という様子で、雄鶏も雌鳥もまことにあられもない格好と表情です。
どうやら、地肌の痒いところに土をすりこんでいるらしい。ダニなんかの寄生虫もこれで退治してるんでしょうな。更には土を掘り返すと色んな地虫もでてくるし。それをつまみにやりながらの大娯楽らしいです。
この様子を見るたびに、「鶏は土の上で飼うべき鳥じゃなあ・・・」と思いますよ。コンクリの上じゃ土浴できんでしょう。ストレス溜まるんじゃないかのう。
北海道では年2回しかとれない干草が、鹿児島では年4回とれるのですと。さもありなん。
今ニュースで見る北海道は雪だらけ。なにやら恐ろしげな除雪車がシューシュー雪を吹きながら動いています。あれでは干草どころの騒ぎではないでしょう。
比べてわが鹿児島では、さすがに夏ほどの成長ではないですが、きっちり冬場も草が大きくなっています。(ちゅうか夏の成長ぶりが空恐ろしいほどで家も畑も飲まれてしまいそう)。それを草刈機でバーッツと刈り取って放っておくと天然自然にお日様で乾いて干草の出来上がり。お天気がいい日はヤギたちを畑に放っておけば勝手に草を食べていてくれるのですが、問題は雨や雪の日。まだ二月なので多分ヤギたちが小屋から出れない悪天候の日がまた何回かあるでしょう。そのときの飼料用に干草を1箇所に固めてシートを被せてあります。
ヤギはなあ、冗談じゃなくよく食べるのよ。そらもう一日中草を食べているのよ。今日ヤギの傍で、ヤギ運動場用のワイヤーメッシュに塗料を塗ったり、ヤギの蹄を削蹄したりしたのですが、三頭ともず――――っと食べっぱなし。うちの近所は静かなので、半径10m内にただただヤギの咀嚼音だけが「もぐもぐもぐもぐもぐ」と一時も途絶えることなく聞こえるだけなのよ。
三頭に増えたので、雨の日の干草の消費量も段違いに増えました。干草の大山を作っていたのですが、あっという間になくなってしまいましたので、削蹄のあとに干草をためました。つくづく鹿児島でよかったです。北海道ならとてもじゃないけれど今の時期に追加はできないでしょう。暖かい土地でありがたやありがたや。
ヤギも哺乳類のご多分に漏れず、雨が大嫌いのようです。必ず雨除けの中に入ってくるし、なにより機嫌が悪い。特にめーさん(ヤギザーネン種・女の子・1歳)など、「なんで雨降ってるのよ?なんとかならないのこれ?!すごく気持ちが悪いのよ!」と体全体で訴え、不満をぶちまけます。「あの~・・・・でも、わたくしには雨を止めるすべはなく・・・・・。」「じゃ、なんとかしなさいよ!もー―っ段取り悪いんだから!」
はい。その通りでございます。「雨除けつきヤギ運動場」まだできてないのが悪いのです。どうぞどうぞなにとぞ、今しばらくのご辛抱を。ホームセンターニシムタで「イノシシ除けフェンス」というしろものを購入いたしました。ヤギ協会会長ご推薦で、TVでみた北海道の羊農家さんも使ってた優れものです(しかもかなりのローコスト。1m×2m・10cm角格子・3mmΦワイヤーが¥498)。雨が止み次第工事にかかりますので、なにとぞ、なにとぞ今しばらくのご辛抱を。
一応人類のはしくれなもので、人間の顔の区別はつきます。これは「産まれたときから一番見る確率の高いのが、自分と同類の人類の顔であるから、判別する能力が鍛えられているのである。」と、動物学の本なんかにゃ載ってますね。
あと、犬とか猫とかも物心ついたときからずっと飼っている動物なので、かなり区別がつきます。もちろん「うちの猫」や「うちの犬」は確実にわかる。飼ってらっしゃる方はおわかりかと思いますが、わかるんです。余所の犬猫にいくら混じってようが、うちの子はうちの子。むこうも「ぼく、ドリアンだよドリアン」「あたしよ、あたし、モモよ」などとアピールしてくるし(かわいいぜチクショウ!)。
ヤギさんは最近飼いだしたのですが、三頭とも体の大きさも毛色もちがうので区別はつきます。よそのヤギに混じったらどうだろうか?・・・わからん。ま、「ヤギの群れがいきなり現れて、うちのヤギがその中に紛れ込んでしまいました・・・」などという事態がいかに鹿児島市のチベットとはいえ、そうそうありえないと思うので心配には及ぶまい。
鶏。
これが問題なんだよなあ~。申し上げておりますように、今月余所の雌鳥が四羽来たわけですが、この四羽がもともといた四羽とまるきり同じ種類の雌鳥なのですよ。はっきりいって八羽の雌鳥たち全く区別つかないのですよ。うううううむ。もう10ヶ月ぐらいは飼ってるんだけどなあ。子供の頃から鶏は飼ってるんだけどなあ。区別できん。みんな凶暴な目つきと嘴のヤクザ(この場合極道の妻たちか?)にしか見えん。今朝手違いで、もともとの鶏と新参の鶏と混ざってしまって、どうも1羽だけ違うほうに入ってしまったようなんだけど、全く区別つきませんでした。しかしね、さすがに鶏さんたちにはすぐ分かったようで、なんかいきなり揉め事。「ケーケケケケ!!!」などと大騒ぎ。その多分よそ者であろう一羽を寄ってたかって追まわしつつきだした。
たいしたもんだよ。あんたたちどこで区別してるの?
つつかれて血がでてきた鶏を捕まえて戻し、地鶏くんご一家にまた元通りの平和が戻ってきたのですがね。鶏だけじゃないなあ。鳥類はどうも区別がつきづらい。犬、猫、ヤギの区別がつきやすいのは、きゃつらが哺乳類だから?どうだろう。確かに牛や馬は区別できそうだけど、カエルとかトカゲとか なかなか区別できにくそう。わからん。
ともあれ、感心したのが、あれほど人間や犬(モモ)に対してはつつくわ蹴るわで縄張り意識の強い地鶏くんが、雌鳥に対してはま~~たっく我関せずだったこと。お前、雌鳥やったらなんでもええんかい?
まあ、お恥ずかしく草薮になっている現場写真を出しておりますが、今、当家には頼もしい草取り部隊がおりまして。
凄い勢いで、めーさん(ヤギザーネン種・1歳・女の子)、クロさん(トカラヤギ・3歳・女の子)、シロさん(トカラヤギ・10ヶ月・女の子)の三頭が、草をもりもりもりもり食べております。すごいです!
1日軽く一坪ぐらいは綺麗にしていってくれてるのじゃないでしょうか?ありがたい、まっこちありがたいことです。
大失敗に終わった古雨戸利用のヤギ運動場に代わって、新型運動場を計画中。ヤギ協会の会長から薦められた、10cm角の格子状のワイヤーメッシュがニシムタで特売していたので、12枚注文してきました。1週間後に届くはずです。それは、イノシシ除け用のワイヤーメッシュなのです。イノシシの突進を防げるのなら、ヤギも大丈夫でしょう。それが届く日を指折り数えて待つ日々なのです。
半年前から地鶏くんご一家のウンコを片隅に集めておりました。地鶏くんご一家は実に熱心に雑草を食べ、残飯を食べ、ウンコをしてはこまめにそれを地面にかき混ぜてくれます。
アバウトに集めて、そのまま上に積み重ねていっただけなのですが、「そろそろ完熟したかいな?」と底のほうをスコップで掘りあげてみたら、よ~しよし。ホッカホカのホッコホコの堆肥になっておりましたよ!これで春の元肥は大丈夫じゃ!
アバウトで杜撰なくせに、ずっと「早く、一刻も早く結果が欲しい!」とあくせくしていました。「一攫千金」「シンデレラストーリー」そういう言葉は大好きでした。もちろん今でも「濡れ手に粟」とか「棚からぼたもち」とか「三年寝太郎」とか大好きです。しかし、おいしい話はあせってはいかんのね。あせらずあわてず、寝かせるべきときは寝かせとかにゃならんのよ。「早く、一刻も早く」でてくる結果は、往々にしておいしくないか、うたかたの夢のごとく一瞬にして消えうせるか・・・でありますな。(某ホリエモンの話じゃございやせんが)
待たなければならないものは待たなければならない。でも、それは逆に雨の日ばかりは続かないし、冬のあとには春が来るということ。
昔、じいさんやばあさんがその手の話をするたび、「だって、今、今欲しいんだもん!」と思いましたがね。今や「それは正しい」と身にしみましたね。しかし「じっくり成果を待つ子供」ちゅうのもどうかと思うので、子供はばたばたあせって正解ですわな。
ドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ・12歳・じじい)がおもやつれしています。
1歳半の甥っ子は幼児の例にもれず動物が大好き!まあ、うちは一般家庭の割には動物がいるほうだと思うので、甥っ子は興奮しっぱなし。特に猫は家の中にいるし、大きさも幼児がいじるのにちょうどいい大きさなので、じじいで動きのおそいドリアンは大のお気に入り。おとなしくておだやかな性格なのも幸い(ドリアンにとっては災い)し、ドリアンの尻尾は今や甥っ子の最大の娯楽品。シルバーグレイでしましまで毛だらけで長くてくねくね動く世にもおもしろいおもちゃ。
猫は尻尾を触られるのをとても嫌います。もう少し若い猫だったらあるいは反撃の猫パンチを食らわしたかもしれませんが、おとなしいドリアンは引っ張られっぱなし。気がついたら甥っ子を引き離してますが、なかなかこれが・・・。
かくしてドリアンの毛はストレスでけばけばになり、何かあるとわたくしのところへ逃げ込んでくるありさま。わたくしの膝で疲労困憊したようにいびきをかいたり寝言を言ったりしながら寝ています。
ごめんね、ドリアン。しばらくの間我慢してね。
ああああ・・・・・なんということだ!!ヤギ運動場は大失敗でした(涙)。
二年越しの工事だったのに。
まず、めーさん(ヤギザーネン種・女の子・11ヶ月)がヒョンと戸板を飛び越えて、勝手に畑のキャベツをむしゃむしゃ食べていました。目が眩みましたが気を取り直して、「とりあえずシロさんクロさんが中にいればいいや」とめーさんをまた木に繋いだ2時間後。
・・・・・どしゃあああ!シロさんまで外をうろうろしているではありませんか!!
クロさんが中にいるので余所に行こうとはしませんが、レタスをもぐもぐしています。・・・・・も――がっくり。
やはりにわかヤギ長者の悲しさ、なかなか蔵が建つというところまでいきません。
ええい、がっくりしているヒマはないのだ。気を取り直してもう一段階ハイレベルな運動場を、明日から工事だ。とりあえず、今日は疲れました。温泉に入ってきましたので、あとはご飯食べて寝ます。
八面六臂の大活躍をしたモモ(紀州犬雑種・女の子・4歳)におニューの首輪とリードを買ってきました。
おかげさまで正月早々、鶏長者かつヤギ長者となりまして、「日本昔話かよ、オイ!」とみなさま思ってらっしゃる事でしょう。
かくいう園主のわたくしが一番「まさしく『ここ掘れワンワン』の世界だわ!」と驚き感動しているのであります。1月1日の朝日とともにうちの近くのお宮さんにモモと一緒に参拝し(ちゅうかそこは毎日のお散歩ルート)、賽銭箱に奮発(わたくしにしては)¥100を投入したご利益でしょうか?土地神様と屋敷神様が死力を尽くして製作した門松に引かれてご降臨あそばされたのでしょうか?何はともあれ、これも皆様方のありがたい励ましのおかげ。ありがたやありがたや。
一番の功労者は誰あろう、佐賀平野の米農家さんから虎屋の羊羹と引き換えにいただいてきたモモさま。三羽の鶏を抱えるのに夢中でモモさまのリードをどこかになくしてしまったことでもあるし、ニシムタでおそろいの首輪とリードを買ってきました。モモさまの白いおべべに映える赤。明日の朝早速お召しになっていただくことにします。
今日もモモ(紀州犬雑種・女の子・4歳)と裏山の朝散歩にいそしんでおりました。するといきなりモモが脱兎のごとく駆け出して!
たまげたわたくしがモモの優雅なる疾走とは程遠いどたどた走りで後を追いかけたところ、また雌鳥を捕獲しているではありませんか!
今、鶏で一番怖いのは鶏インフルエンザ。熱もなく鼻水も垂れず咳クシャミもしていないのを確認して捕獲。するとまたまたモモが疾走。二羽目を捕獲。さらに三羽目。
どうも裏山に誰かが雌鳥を捨てたようです。見たところ毛じらみが入っている様子。まあそれは服を煮沸消毒すればいいので、三羽を両手に抱えて最初の一羽のケージに入れてフマキラーを撒きました。それから餌と水。四羽とも盛んに食べています。
ということは一気に4羽増えて、八羽の雌鳥が我が家にはいる状態になりました。おかげさまでもはや鶏長者です。もうありがたくてありがたくて。
大騒動でモモのリードをどこかに無くしてしまいました。しかし、昨今のモモの大活躍ぶり、ご褒美におニューの首輪とリードを買ってこようと思います。
トカラヤギの親子、クロさん(お母さん)シロさん(娘さん)がうちに来ました。事情があって飼えなくなった方からヤギ協会会長の仲介で引き取ってきたのです。
トカラヤギはザーネン種のめーさんに比べるとかなり小さく、体高も60cmぐらいです。でも丈夫で蚊にも強い種です。なにせトカラ列島で代々飼われてきたのですから。
ヤギはとにかく群れを作る動物なので、めーさん、家からちょっとでも離れると不安がります。クロさんシロさんが来たら、早速クロさんと角突き合わせていましたが、それに夢中で今日はめーめー鳴きませんでした。しめしめ。
ヤギさんがいると本当にたいへんな勢いで草を食べてくれます。ちょっとしたヤギ長者となった今、もう草薮にはせんぞ!!
作りかけの運動場をもう少し広げなければなりません。ああ、このまま気温があまり下がりませんように。
たいがいの動物は人間より早く年を取ります。ペットとして飼われる事の多い猫や犬は10歳を過ぎればたいがい初老です。
うちのドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ)は12歳なので、人間にたとえれば60歳ぐらいでしょうか?もうじいさんといっていい年かも。
動物を飼ってらっしゃる方はご存知でしょうが、猫も犬も年を取るといろいろな病気が出てきます。高血圧や糖尿病もあるし、認知症だってある。毛並みに白髪もでてくる。ドリアンもそれなりの持病があります。
痔です。
うんこが固いようには見えないのですが・・・。かわいそうにときどき肛門から出血しています。幸いにしてスリムなのでちゃんと自分で舐めて治してますが、つくづく「太らせなくてよかった」です。アメリカンショートヘアの系統はよくとんでもないおデブちゃんを見かけるのです。こう、シマシマ模様の味噌樽が歩いてるんじゃないか?というような。そうなってしまったら自分のお尻を舐められません。人間もそうですが「お尻の始末が自分でできない」のはかなり辛いものがあるでしょう。
痔もかわいそうですが、他にはまだたいした疾病は出ていないようなので安心しています。でも、年は若返るということがないので、これから何が出てくるかわかりません。ドリアンは大事な大事な子なのでできるだけ長生きをして欲しいのです。
ちなみにジョー(ヤス猫・10歳・おじさん)は、どうも鼻炎気味のようです。ジョーも大事な子です。
モモ(紀州犬雑種・女の子・4歳)がですね、雷が鳴るたびに「ひゃんひゃんひゃん」と世にも情けない声をあげて家に駆け込んできたり、真夜中に間抜けにも松や山茶花に引き綱を絡ませて世にも物悲しい「くうううん、くうううん」という鳴き声をあげるたびにですね(その都度布団から抜け出して寒空に綱をほどくのはあたしじゃ)、モモが凄いやつだってことを忘れるんですよ。ちゅうか、鶏やヤギを飼うまでは、凄いやつだなんて毛ほども思ってなかったですねえ。
今回、「迷い鶏騒動」で、またしてもモモの能力の片鱗を見せ付けられて唖然。
逃げ出した雌鳥を取り押さえるのに、「モモ行け!」といって引き綱を離しただけ。鮮やかでした。夕暮れの薄闇の畑をバー―――ッと走っていて、両前足でパッと抑えるだけ。一瞬。舌を巻くなあ。だいたい人間じゃ「走る」のが無理だっちゅうの。転ぶわ。
これ、自分ちのペット自慢に聞こえると思います。実際自慢してるんだけど、わたくしの手柄じゃありません。だってまったくそんな訓練してませんもん。訓練の仕方も知らないし。
犬って凄いですね―――。
きっと皆さんのお宅の犬さんも、思いも寄らぬところで能力を発揮してるんじゃないでしょうか?
写真は真っ暗けで何がなにやらわからんでしょうが、雌鳥が一羽写ってます。
うちに迷い込んできた鶏です。
夕方帰ってくると「ケー―ケッケッケッケッケ!!」と大騒ぎで、モモ(紀州犬雑種・4歳・女の子)が何かを押さえつけています。「すわ、また地鶏くんご一家の脱走か?!」と、地鶏くんご一家の頭数を確認したところ、ちゃんと雄1羽に雌4羽そろっとる。
「あれえええーーー?」
興奮するモモから引き離すと、地鶏の雌鳥。でも、うちのじゃありません。尾羽をだいぶむしられていますが、大きな怪我はないようです。一体どこから来たのでしょうか?謎です。巣籠り用に作った別宅に保護して、水と餌を置きましたがだいぶ怯えているようです。
こりゃ「迷い鶏預かってます」の1行広告をださにゃならんでしょうか?とりあえず、明日隣近所の鶏を飼ってらっしゃるお宅に聞いてみるか。
今朝方はあれほどおお張り切りで「どら、今日は庭仕事をはめつける(がんばる)ぞー!!」とかいってたくせに、久々(ほんとうに久々)の陽気にたいへん気持ちよくなり、「ちょっとだけ・・・ちょっとだけお昼寝・・・」などと寝転がってしまったのがいけなかった。
目が覚めたら夕日が見えました。ガガ―――ン!
ま、いいや。こんな気持ちいいお昼寝久しぶりだったし・・・
・・・ってなあ、どう考えても太ってるぞお前。正月以来喰ってばっかり。明日は鏡開きだし、小豆はばっちり仕込んであります。またたらふく喰う気か。
たらふく喰うといえばめーさん(ヤギザーネン種・11ヶ月・女の子)です。めーさん、喰うか、鳴くか、寝てるかです。場合によっては鳴きながらもごもごしています。体重増加すごいです。多分100kg近いはず。お腹のお子さんも順調のようで、よきかなよきかな・・・って、だから3月は凄く忙しくなるから、今のうちに準備しとこうって思ってたのに。自分の体重増やしてどうするよ―――!!
夕方モモ(紀州犬雑種・女の子・4歳)がすごい勢いで家の中に飛び込んできて、「くうううん、くうううん、キャキャン!」と大騒ぎでした。また遠雷がなっているようです。
天気図で見る限りでは、日本列島に縦に10本ぐらい等圧線が走っているようなモウレツな東の低気圧と、大陸に高気圧が鎮座してました。典型的な西高東低の冬型の天気です。実はうち近辺ではすごい勢いで雪が降っているのですが、残念なことにカメラに写りません。
「鹿児島市のチベット」とはいっても所詮は南国鹿児島のこと、1mも2mも一晩で積もってしまう雪国の苦労は想像もつきません。広島の中国地方の山のてっぺんに嫁に行った妹のところでは、もうかなりな雪が積もっているそうです。というより前回の雪が溶けてないのですと。ひゃあああ。そういうお話、いっそ怖いです。
小泉八雲の「雪女」は美しくも恐ろしく神話的なお話ですが、あのお話の舞台は決して雪国ではなく、関東地方だそうです。だから雪の夜は雪洞を掘って潜り込むのが(雪国のかまくらのように)一番暖かく、雪国の人間だったらそれをよく承知しているのに、「雪女」の炭焼き二人は、一番体温の下がりやすい小屋に泊まってしまったのだと。
知らぬということは恐ろしいことです。
なんにせよ、子供の頃白紫池(九州で唯一天然氷のはる霧島の池)にスケートに連れて行かれ、あまりの寒さにものの十分も滑らぬうちに泣いて帰った経験のある身としては、その後「スキー、スケート、スノーモービル」などという「雪」とか「氷」とかいう単語のつくものには金輪際近寄らぬようにしています。スキーを知らずとも人生オッケー!君子危うきに近寄らず。
次から次へと寒波がやってくるので、いかに寒さに強いヤギと言えども指宿生まれのめーさん(ヤギザーネン種・10ヶ月・女の子)にはきつかろうと思い、ヤギ小屋の北と北西の壁にビニールシートをタッカーで張りつけました。
タッカーはいわば工事用の大きなホチキスで、こういう網とかシートとか壁に張りつけたり、化粧塗りや漆喰壁の下地を固定するのに便利な道具です。(ローテク万歳グッズシリーズで改めて紹介します。)
たかだかシート一枚でも、北と北西の冷たい季節風をさえぎってくれるので、小屋の中は段違いに暖かくなります。吹きさらしの場所で野宿するのと、テントを張るのとじゃ体力の消耗に天と地ほどの違いがあるそうですが、さもあらん。温血動物にとって、雨風にさらされて体温を奪われるというのはたいへんなストレスだよなあ。(冷え性のわたくしなぞ想像するだけでぶるぶるぶる・・・)
変な花柄のオレンジ色のビニールソファはめーさんのベッドです。ヤギ協会会長の「ヤギは高い所が好きだから、小屋の中にも作ってあげてください」というお言葉で、早速納屋の中にあったお古を入れました。即座にめーさんが乗るようになったのにはびっくり。それ以来朝一番に小屋を開けに行くと、いつもちょこんとソファにご鎮座ましましてます。ほんと、高い所が好きなんだなあ。
うちの障子・襖の枠の高さ30cmぐらいから120cmぐらいまでに、ダンボールの板がネジで止めてあります。いらっしゃった方が不思議な顔をするのですが、これは「猫爪防止ボード」です。
「猫が爪を研ぐ
」のは生理的なもので躾をすればしなくなるという性質のものではありません。 「猫の爪研ぎ用ボード」を作って「そこでだけ」研ぐように「お願い」するしかないのですが、実は今までの猫達が そのお願いを聞いてくれたためしがありません。
特に半端に開いた襖や障子の枠は、猫にとって格好の爪研ぎらしく、油断しているとたった今張り替えた襖・障子でも遠慮会釈なく爪を立ててくれます。猫が背伸びをして丁度届く50cmぐらいのところは、削られて枠の厚みが半分ぐらいになるほどです。さらに油断がならないのが、きゃつら爪研ぎをしていていきなり「この襖(障子)登ったろ!!」という気になることです。その判断から実際に障子を穴だらけにして天井まで駆け上るまでわずか0.5秒ほど。その場で防ぐことは不可能です。
よって、予防措置としての苦肉の策がこのボード。昨年の暮れに張り替えたばかりの襖・障子を破られたくはありません。猫を誘惑しそうな個所には徹底して張り付けてあります。にもかかわらず今年も何箇所かやられました。年が暮れるまでに補修せにゃならんわい。
さて、人間も爪切りをせねば巻き爪になったり爪が割れたりして時に深刻なトラブルになります。同じく大概の哺乳類には爪があり、「切る、研ぐ、削る」などの処置をしなければなりません。
犬や猫の室内飼いをしてらっしゃる方は、こまめに爪切り、もしくは猫の場合は爪研ぎ板の用意などなさっていることでしょう。動物は「あたしちょっと爪伸びたわ」などと言わないので、厄介です。猫はそれでも勝手気ままに籐の家具やら障子やら襖やらの枠で爪を研ぐので 、まあ、いいのですがね(迷惑)。
馬(奇蹄目)、牛・ヤギ(偶蹄目)などの動物は蹄(ひづめ)になっているので削蹄という作業をしなければなりません。見ての通りめーさん(ヤギザーネン種・女の子・10ヶ月)の足は足袋のごとく二股になってます。『偶蹄目』の名前の由来です。でもこの足をひっくり返すと「ああ、指の本数は違っても人間の爪と同じような作りなんだな。」とわかります。ただ人間の爪よりかなり頑丈なので、「切る」というより「削る」作業です。刃の厚い剪定バサミを使って四苦八苦しながら削ります。
できればそのひっくり返した足の写真も欲しいところですが、まだその写真を撮るのは不可能です。よく、牛や馬を飼ってらっしゃる方が削蹄の作業をする映像がありますが、牛や馬よく言うことを聞く!おとなしく足を飼主に任せてますよね。口惜しいことにまだそこまでの信頼関係がめーさんとできてないのです。しかしこの作業もお互いが慣れてくれば「どら蹄を削っで足を出っしゃい」と言えばおとなしく足を差し出してくれる、そういう関係にいつかなれると、信じとるよ、めーさん。
めーさん(ヤギザーネン種・女の子・10ヶ月)です。
「ヤギ」というとどうしても「アルプスの少女ハイジ」にでてくる「ゆきちゃん」ですねえ。実際めーさんは指宿生まれですが、ご先祖はヨーロッパの山岳地帯におられます。アルプスとかピレネーとかそういう高山です。雪ですわ。氷ですわ。万年雪、氷河ですわ。ぶるぶるぶるぶる・・・・・。
日本のヤギの本場も長野にあるそうで、ヤギ協会の会長さんも長野までいって種付け研修を受けたそうです。さらに野生のご先祖になるとクルンと巻いた角が見事なアイベックスになりますもんね。生き物番組とかで雪残る高山の切り立った崖をひょんひょん飛び移っているあれですわ。なるほどヤギが寒さに強いはずですわ。
なんにせよ、めーさんは雪が降ろうがあられが降ろうがマイペースです。最近小屋をお気に召してくださったらしく、夕方になると自主的に入って首だけ出してたりします。かわいいぞ。
寒さには強いですが、夏の暑さと特に蚊に弱いのです。気をつけてあげなくちゃです。
朝目がさめてみたら、室温が2℃でした。ひゃあああ、寒いー。またまたうっすらと雪が積んでました。12月でこれでは、1月2月はどうなるのでしょうか?とにかく風邪をひかないようにせねばなりません。
「寒かゴロ」の多い我が家のメンバーの中でモモ(紀州犬雑種・女の子・4歳)とめーさん(ヤギザーネン種・女の子・10ヶ月)はいつもと変わりありません。特にモモはどんなに雪あられがそぼ降ろうとも、朝夕の散歩を当然の権利と思ってますから、7時を過ぎるともーうるさいのです。「連れて行ってくれないの連れて行ってくれないの?あたしはこの世で一番不幸よ。」とばかり世にも物悲しい声で鳴くので、こちらも世にも情けない顔で、首に厳重にタオルを巻き、軍手をはめ、靴下を2枚重ねて軽登山靴もしくは長靴を履いて、ぼちぼちお散歩のお供をさせていただきます。
モモのご先祖さあをたどれば、弥生犬と縄文犬どちらの血も混じっているでしょう。弥生犬は朝鮮半島経由で、縄文犬はカムチャッカ半島経由です。どっちも寒いところやないか!さらにご先祖さあをたどれば、犬そのものが、氷河期に狼の群れからハンデがあってはぐれた個体が、人間と暮らし始めたのが最初といいますからね。狼・・・朝鮮狼、ヨーロッパ狼、北極狼、みんな寒いところばっかおるじゃないですか。モモよ、あんたが寒さに強くて当たり前じゃわ。
でも、お散歩以外のモモは寒がり。頼むから夜の夜中に藪にオシッコしにいって引っかかって「ク~ン、ク~ン」と情けない声で鳴くのは止めてくれ。そのたびあたしが起きて綱を解きにいかなならんがね。まあ、いつもいつもたいへんお世話になっておるモモのことだからねえ・・・。いたしかたないんだけれどねえ・・・。できるだけのことはするからさ、いつまでも元気でおってくれよ。
案の定というかやはりというか、今朝のうち近辺はうっすら雪化粧でした。勘弁して欲しいです。寒いです。
さて、猫はアフリカのエジプトかリビアあたりが原産で、人間もアフリカのど真中あたりが原産でしょう。寒さに弱くて当たり前じゃ(いいわけ)。うちの動物の中では、地鶏くんご一家も東南アジアの赤色野鶏がご先祖さあなので、どうも寒さに弱いらしいです。先だっての冷え込みのとき、シートをかぶせてあげなかったら、その朝てきめん卵が2個になってしまいました。ごめんね。反省して、夜は西側、北側、東側の三方を必ずシートでカバーしてあげるようにしています。すぐまた元通りの4個産卵
になりました。
鶏さんそのものの体温が高いので、簡単に風除けをしてあげるだけでだいぶ室温が高くなるようです。シートを上げたところから湯気が立ち上っているのがご覧になれますでしょうか?強いものです。この寒い朝でも、地鶏くんははようから「コッケッコッコオー――!!」と景気のいい鬨の声を上げてました。結構、結構。
どうしたことでしょう?今年の師走はどうしてこんなに寒いのでしょうか?夏はあんなに暑かったというのに何という極端さでしょうか。この天候では明日は我が家近辺に積雪もしくは凍結があることは必至。困ったことです。
この寒さですと、我が家の猫達がぬくもりを求めること、たいへんなシビアさです。もともとがアフリカというか、リビアとかエジプトとかそこら辺原産の動物らしいので、寒さには弱いのであります。(かといって『暑さに強い』というわけでもなさそうですがねえ)。エジプトのハトシュプトかなんか女神様のお使いが猫だったんじゃなかったっけ?(ここらうろ覚え)。猫面人体の画像が一杯残ってますよね。猫のミイラもあるらしいし。そういえばエジプト美術って独特の感覚ですなあ。
まあ、そのご先祖以来寒さに弱いらしい猫達がだんごになってぬくみを求めてまとわりつきます。しかしはっきりいってこちらも寒く冷たいのは嫌なので、ひっつき大歓迎!猫は体温も高いので、膝に乗ってくれてると暖かいよお。(エドガー・アラン・ポーの奥さんも貧乏だったから猫で暖を取ったといいますね。)もう動きたくなくなるよお。でも、トイレには行かなくちゃ。誰か代わりにしてくれないかしら?
同じことを猫達も考えているらしく、うちは庭がすべて猫トイレ(巨大)なのですが、猫用出入り口で迷っている様子。だめじゃだめじゃ。家の中でしっこは許さん。とっととしてきなはれ。と、情け容赦なく猫背中を押す寒波襲来の夜でありました。
おととい、昨日と悪天候で、あまり運動できなかったせいか、今朝のモモは畑と山の中を走りに走ってました。
ご丁寧に白い毛皮のありとあらゆるところにイノコヅチの実をくっつけて帰ってきましたよ。「あんたのチャームポイントは1にも2にも白いところなんだから、もうちょっと気を使えば?」とも思うのですが。(まあ、ひとの美容にケチをつけられるガラじゃないな)。だいたいイノコヅチみたいな生えるとややこしい草の種を、そんなにご親切にばらまいてあげなくてもいいのに。
イノコヅチとかヌスビトハギとかオナモミとかウマノアシガタとか、秋の草の種にはしつこくひっつく種類があります。うっとおしいけれど種をばらまく側にしてみればたいへん優れた戦術ですね。
おかげさまで、わが地鶏くんの4羽の奥様方は毎日4個の卵を律儀にお産みあそばしてくださいます。
これがねえ、美味しいんですよ!!
黄身も白身も信じられないぐらい濃く、かき混ぜてもしばらく混ざらないぐらいです。味にもコクがあってクリ-ミー。変なものは全く食べさせてないし、地面の上で育てているから新鮮な草やミミズや地虫なんかのたんぱく質も摂ってるし、菜っ葉類の間引いたのを食べさせて、貝殻の砕いたのも食べさせて、しかもオール有精卵ときた。これでおいしくなかったら嘘ですわ。
というところで、やはり欲がでてきましてもう少し量産を考えているのですが、これが難しい・・・。うちの奥様方は孵卵器育ちなので、なかなか「卵を抱く」という行為に考えが及ばないのです。やはり鶏さんも「卵のときから鶏の親がちゃんと抱いて孵して育てたコ」が卵を抱きやすいのですって。うわあああ、何か考えさせられるお話ですね。
だからといって手がないわけでなく、一番手っ取り早いのは卵を抱きやすい(繁殖力のある)チャボさんに仮親になってもらって、雛を孵すという手です。一度抱いてもらって孵った雛は、すぐ「卵を抱く」という行為をするそうです。もちろんチャボさんの卵も小ぶりだけどおいしいので、今チャボのつがいを大募集中なのです。多分どこかで飼っているはずなので、ありとあらゆるコネクションにあたっています。
人間の耳には聞こえませんが、どうもどこぞで遠雷がなっているらしいです。というのも、モモ(紀州犬雑種・女の子・4歳)がたびたびおびえて家の中へ中へ駆け込んでくるからです。晴れの日に足音もかろく駆け抜けてめーさん(ザーネン種ヤギ・女の子・9ヶ月)を追う雄姿が嘘のようです。
モモは高いほうも低いほうも人間の耳よりはるかに広い領域の音を聞き取ることができる耳をもっているはずです。その耳をもってしてうちの番犬兼地鶏ご一家の守番の役目も果たしてくれているのですが、時にその優れた耳が仇となります。雷だめ、花火だめ(打ち上げ花火だけでなく、それこそ線香花火でも嫌みたいです)、掃除機だめ、草刈機だめ・・・何かが「良すぎる」ことは反面どこかでリスクを背負うことなのですね。雷がなるたびに恐れおののくモモを見て、今ひとつ危機感をもてない我が身を省み「野生動物だったらこの鈍感さでは生きていけんだろうけどなぁ。人間社会じゃこれぐらい鈍じゃないと神経衰弱になっちまわぁ。」などと開き直るのでありました。
まっこちモモ(紀州犬雑種・女の子・4歳)にはご無礼サアなことでしたが、こんなに役に立ってくれるとは思ってもいませんでした。「モモ、めーさんを畑で追いかけて誘導するの図」です。
以前「猫に比べてトカゲを捕まえるのがヘタクソ。むいてない。」などと書き、悪かったよ。誰にでもそれぞれむきむきってもんがあるもんね。朝畑の奥までめーさんと運動するのが日課となっているわけです。めーさんがあの体重に似合わず(失礼)かろやかに駆けるのにもびっくりですが(ひづめの音はドカドカいうけど)、そのめーさんを「追いかけて、うまいこと誘導する」などという技をモモがいたすことを見せられ、びっくり!!「シロウトのモモ」がこれだったら、「本職のボーダーコリー」さんたちってどんなすごいんでしょうか?
ものの本にも書いてあるように、犬というのはほんとうに走って追い込み猟をする動物なのですね。とにかくめーさんが走り出したら「追いかけずにはおれん!」という気持ちになるらしいのです。すごいなあ。こっちはすでにその「走る」というのについていけんというのに。それだけではなく、昨日うっかり地鶏くんの奥様方2羽を逃がしてしまい、一瞬あわてましたが、すぐモモが追い詰めて雪隠詰めにしてくれ、なんなく取り押さえることができました(もちろん噛んだり爪をかけたりまったくせず)。すごいなあ!!
特別な訓練など何もしていないのです。それどころか「おすわり」も「待て」も「伏せ」もできないんですけど。今こそ「犬は一番古い人類の友である。」というあの言葉が身にしみてわかりましたよ。
いまだ密林状態の畑の奥。もう後はめーさんたちの食欲だけが頼りであります。開いた時間でぼちぼちホソボソと工事していた「ヤギ運動場用柵」もできてきたので、そろそろ囲いを作ろうかと。だいぶ慣れてきためーさん、やみくもに「メーメー」鳴くことはもう無いのですが、やはり紐つきよりある程度自由のきく運動場がよろしいのです。ヤギは高い所が好きなので(ほんとに好き。え?こんな所に?というところまで登る。)運動場に登って遊べる場所も作ってやらねばなのです。んで、「運動場の柵を徐々に畑の奥に移していって、すっきりさわやか、しかもヤギウンコとオシッコでよく肥えた耕地を作る。」という作戦です。だから柵は「丈夫だけど簡単に移動できる」という条件も満たさねばなりません。さてさて、うまくいくでしょうか?やってみなけりゃわからんです。
ヤギ協会の会長さんが、農産ヤギ用のペレットを届けてくださいました。ついでにめーさんの様子も見にいらっしゃったのです。ペレットの袋のヤギのイラストにご注目。「そうそうヤギってこんなよねえ。」という写実的なのにかわいい絵です。好きだわぁ、このセンス。
「健康ですよ。いいですねえ、こんな山奥だとこの子ものびのびしている。」とおっしゃっていただいたのでホッと一安心。
ヤギさんは草が主食なのですが塩分などのミネラル分を取る必要があります。野生のヤギさんたちが山の中を岩塩を舐めに行くシーンがありますが、あれです。それをこのペレットで補うのです。
それにしても、会長さんいわく、「昔は牛のでよかったんだけどねえ。狂牛病の影響でヤギはヤギ専用のを使うほうが安全になってきたんだよ。」とのこと。あの――もしもし、ということは普通の牛のペレットっていったいどんなんなのですか?
阪神淡路大震災のとき、北大阪の高槻市という所に住んでいました。有馬―高槻断層という、淡路島の断層と連動して揺れた断層が近くに通っていたので、まあ、大揺れに揺れましたよ。鉄筋コンクリートの4階の部屋で、6棹の本棚と2千冊のコミックスが雪崩をうって落ちてきたとき、ただ呆然としていました。本棚の下敷きにならなくてホント良かったです。
ドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ・おじさん・12歳)はわたくしの脇腹で寝ていたのですが、まだピクリとも揺れがこないうち、いきなり飛び上がってどこかへ走っていきました。「なにごとよお・・・。」早寝早起きがその日はたまたま夜更かしして、頭が寝ています。次の瞬間初期微動(地震の最初のカタカタカタという縦揺れ)が来て「な、なんなの?!」と飛び起きたら、「ぐわっさああ、ぐわっさああ」というたいへんな大揺れが!もう、「狭いところに逃げる」とか、「頭をかばう物をかぶる」とかの状態じゃないです。ひたすら布団の上で這いつくばって、「あわわわわ―――!」と時の過ぎるのを待つのみ。あのときは永遠の長さに思えましたが実際は1分足らずでしょう。「火の元の確認」なんてとんでもない。
当時すいかという名の女の子の猫もいて、揺れが収まって落ち着いたときに2匹の猫を探しましたが、そこらに居ませんでした。「ど、どうしたの?」と半狂乱になって探したら、下の植え込みからすいかの鳴き声が。揺れが始まる前にベランダから飛び降りたらしいです。震えているのを連れて帰りました。幸い怪我はありませんでした。ドリアンはなかなか見つからず午後になって押入れの天袋に逃げ込んでいるのがわかりました。まったく・・・・・。それにしても、猫の危機を察知する能力には驚かされたことでした。
夕べの丑三つ時に鹿児島地方は震度3の地震があり、うちも揺れました。でも、脇腹に寝ていたドリアンがピクリともしなかったので、「たいしたことはあるまい」と判断して、そのまま眠り続けました。みなさんはいかがでしたか?
十二星座の占星術のどの本にも「山羊座の基本性格は頑固」と書いてあります。今までヤギと近しく接することがなかったので、いまいち「ヤギが頑固?おとなしそうな顔をしてるのにねえ?」とピンときてなかったですよ。タロットの「DEVIL(悪魔)」のカードも黒い雄ヤギの顔をした悪魔が描いてありますよね。「ヤギが悪魔?おとなしそうなのにねえ?」とこれもピンときてなかったですよ。
めーさんがうちにきて1月足らず。身にしみてわかったことは「ヤギは頑固である」という事実ですわ。いやああ、頑固頑固。乱暴するわけでもなく噛み付いたり引っかいたり暴れたりするわけじゃないのです。「あたし、これヤだわ」と彼女がいったん判断したら、そらもうテコでも動かないです。推定85kgの体重のすべてをかけて一歩たりとも動かない。もうアッパレなほどですわ。最近「夕方になったら小屋に入る」ということは納得してくれたらしく、「仕方ないわね。入ってあげるわ」といいながら入ってくれるのですが、都合で昼間明るいうちに入ってもらおうとすると「違うわ!話が違うじゃない!」と。んでまた頭の働きもいいようで「あそこにお芋が干してあるのよね」とか「あそこにマメの芽がでてきてるのよね」とか一回見れば覚えるらしく、気が付いたら口いっぱいにほおばってムシャムシャ。「悪魔」のカードに描かれているのもむべなるかなと、だんだんわかってきましたわ。占星術もタロットも、5千年の昔から牧畜をやっていたメソポタミア起源のもの、ヤギ、羊の性格を熟知しているのは当然ですか。なんにせよどんな占星術本でも「根性ナシ」と書いてある魚座の人間はヤギに太刀打ちできませんわ。
うちの横の畑でカライモを作ってらっしゃる方が「ヤギのハンメ(餌)にしやんせ。」と売り物にならないカライモをたくさんくださいました。ほんとうにありがとうございました。めーさんそのカライモを勝手にむさぼり食べるの図です。
お恥ずかしい話ですが、畑の奥は植木が植わったまま藪になっています。「なんとかせねばならん。」と近年やっと思いはじめ、ぼちぼち草刈機を入れているのですが、盛夏の鹿児島の緑のはびこり方といったら、いっそ獰猛といったほうがいいような勢いです。「こうなったら生物兵器の投入じゃ」と決心して、地鶏くんご一家や、めーさんに来ていただいた次第でした。
んで、思うことは「『草を食べることが生活のすべて』という動物には人間はかなわんのじゃなあ。」と。地鶏くんご一家やめーさんが居た跡は、なんだかあっという間にキレ――イになってしまうですよ。これは正解じゃった!畑の奥のほうは道路にも人家にもつながっていない袋小路なので、モモの散歩のあとモモとめーさんを放してゆっくり散策させています。めーさんがあの体重で(現在推定85kg)、バンビのごとくヒャンヒャン跳ねて見せてくれるのにはびっくり。TVでよく山岳地帯の岩場に棲む野生のヤギさんたちの姿が出てきますが、間違いなくめーさんのご先祖サアもあれでしょう。段差が大好きで、高いところがあると登りたがります。(その現場写真を撮ってみせろと無理難題はいわんとってくだされ。わたくしの撮影技術ではこれが精一杯でございますです。)
「味噌と糞(クソ)」を並べてみたい、という誘惑に勝てませんでした。あああああ。すみません。
しかし、鶏糞や牛糞堆肥は「もともとウンコだったのに・・・。」と思わずため息をつきたくなるほど結構お高いものです。野菜や果物、とくに実の成るものには「ゴゴイと」いれなければいい収穫は望めないので、スイカだったら1本に一俵まるごと、あんなに小さいイチゴだって1本に半俵ぐらいいれなくちゃ、なのです。鶏さんやヤギさんがいると、卵やお乳ももちろんですが、「草を食べてくれてそれをウンコにしてくれる」ことも大きいです。
「味噌糞」という言葉がありますが、もちろん現実では「味噌」と「糞」は厳密に分けています。というより「何が味噌で何が糞か」分類して整理することこそが大切なことじゃないのかなあ、と思う昨今です。
群れを作る動物なので、めーさん(ヤギ・ザーネン種・女の子・9ヶ月)はそれはそれは淋しがりやです。というより、「あたしの傍には必ず誰かいて当然なの」という感じです。
しかし、タイトルに偽りありではありませんが、モモ(紀州犬雑種・女の子・4歳)が、「ねえ、ちょっとちょっとぉ遊ぼ、遊ぼ」としつこく鼻先をチワイチワイする(ちょろちょろする)のはあまりお好きではないようです。またモモが犬らしく全力でちょっかいを出すんだわこれが。「もおお――、なんであなたそんな落ち着きがないのよ――!」と、見るからにイライラしたりします。結局いつも並んで日向ぼっこしたりしているので険悪なわけではないようですが・・・。モモが大好きな地鶏くんご一家の移動式鶏小屋を近くに移したら、めーさんもお気に召したようです。なんでかねえ?この人気。地鶏くんご一家ほどマイペースな連中はいないと思うんですがねえ。
個体差はあるでしょうがイエネコの成猫でだいたい3-5kgの体重じゃないでしょうか。5kgといえば立派な漬物石ですよ。1kgの砂糖袋5袋ですよ。
きゃつらが漬物石や砂糖袋と違うのは、ちょっと寒い夜になると布団の中に潜り込んできて(ドリアンの場合は「入れろ」と要求して)、ちゃっかり人の腕を枕にして眠るところです。そりゃあもうたまったもんじゃありやせんぜ。
特にうちは2頭いるので、今からの季節真夜中にはっと目を覚ませば右肩にジョー(ヤス猫・おじさん・10歳)と、左肩にドリアン(アメリカンショートヘアーのハーフ・おじさん・12歳)が頭と前足をちゃっかり乗せて、王子様のごとき態度で惰眠をむさぼっとる。あまりの寝苦しさと肩こりに我慢ならずなんとかどかそうとするが、両肩に漬物石が乗ってればそりゃあ身動きままなりやせんや。だいたい猫の頭の中にはなにがはいっとるのか。「猫の額」というほど狭くて小さいもののたとえになるくせになんであんなに重いのか。それほどの脳みそがはいっているようにはどうしても思えん。寝返りもうつことかなわず、うんうんうんうん布団の中で身をよじりもがく季節がまたやってまいりましたのです。猫の頭ですらこうなのだから、人間の頭を腕枕してやれる人はほんと尊敬いたしますです。
地鶏くんの奥様に巣籠りして卵を抱いていただこうという魂胆です。
うまく抱いてくれるでしょうか?
とりあえず4羽のうちで一番でかくて卵を抱きそうな奥様をピックアップして・・・って、飼主の癖に4羽の区別全くついておりません。みんな同じ顔に見えます。雛のときに砂嚢が破れる大怪我をして、医療用接着剤でくっつけてガムテープで包帯するという大手術をした子も、いまやまったく誰だかわかりません。情けないけど、ま、いいか。適当にピックアップ。でも捕まえるのは大騒ぎ。結局一番最初に捕まった奥様を籠もらせてみることにします。チャレンジチャレンジ。
もしもの場合は①おとりの卵を作って巣の中に置いておく。②最悪雌のチャボを連れてきて抱いてもらう。などの作戦を立てています。
モモ(紀州犬雑種・女の子・4歳)は佐賀平野のど真ん中の米農家さんの庭先で産まれました。母犬と5頭の兄弟犬とチャウチャウのおじさんと柴のおじさんと一緒の大家族で4ヶ月まで育ってますので、犬としてはかなり素直な子だと思います。
しかし今まで4つ足の動物でこれほど大きな動物(しかも草食)を見たことがないのです。体重にして8倍近く!めーさん(ヤギザーネン種・女の子・9ヶ月)もおだやかな性格ですが、さすがにキック力はものすごく板を蹴るとヒズメの音が「ガツ!ガツ!」と大きく響きます。それにモモはすっかりびびってしまったようです。もちろんどちらも攻撃をすることはないです。だんだんわかってきたかな?
お庭にいる4つ足の女の子どうしなんだからね、実は一番話が合うと思うよ。(余計なお世話なんだけどさ)
慣れない所に来たせいでしょう、わたくしの姿が少しでも見えなくなると「めえええ、めえええ」と大騒ぎです。甘えてくれるのはとてもうれしいのですが、四六時中一緒にいるわけにはいきません。
家にいる間は居間の近くの山茶花の樹につないでいましたが、夜になってきたので自分のおうちに入ってもらわなければなりません。連れて行ったら「いやだもん、まだそばにいるもん。」という様子で小屋の戸の前で動きません。「わかった。あたしも一緒に入るから。」と説得して真っ暗になるまで一緒に小屋の中にいました。落ち着いてきた様子なのでそ――っと外に出ました。しばらくまた「めえええ」といってましたが、昨夜に比べるとだいぶ早めに鳴きやみました。「小屋に独りぼっちにしてるわけではなく、何かあればすぐ駆けつけるし、朝一番にご飯(草)を持ってお掃除に行く」ことを毎日繰り返して、少しずつ信頼してもらうのです。ぐうたら返上であります。
ドアを蝶番でつけ、セメントで柱の間を固めて、横に縦に桟を差し渡して丈夫にし、中から金網を外から虫除け網をタッカーで張りました。あとは屋根をトタン板で葺いて、ドアに掛け金を取り付ければ完成です。フー―。
外で野菜や農具を洗ったりする流しもコンクリートで作ろうと思っているので、セメントの練りと鏝の使い方のマスターは必須科目です。去年家の中の砂壁を自分で塗ったので、鏝の扱いは少し楽だったのですが、やはりセメントは力が要る。腰が痛くなりました。あ、もちろんど素人がすることですから、仕上がりはまっこちテゲテゲです。それでお金取るわけじゃないもんな。自分ちだし。
来週の火曜日にはここの住人のお迎えです。どきどきするなあ。
納屋の西側の屋根下に、水準器を使いながら、柱の下がヤギ糞尿で腐らないようにブロックを土台石にして柱を立てて、梁を差し渡して張り出し屋根をつけ、ハンマーと鑿で木目込みを刻んででこぼこができないように柱に桟を渡し、出入り口のドアを作ってタッカーで金網と網戸用の網を張りました。
今のところ総額¥5000を切る予算でいけるはず。今後のことを考えると自分で全部できるようになるほうが断然お得なので大工仕事のマスターには必死です。まあ、もちろんプロ並にできるはずありませんが、動物の小屋ぐらいは普請・修理できないとなあ。(あ、でもプロの大工さんとは是非お友達になりたいです。大募集中!)昔からこの手の作業は好きだったので、このぐらいなら楽しいんだけど・・・。電動鋸、片歯鋸、ハンマー、曲尺、ノギス、鑿、水準器、タッカー、電動ドリルetc
・・・。昔ながらの道具もありますが、力の要る道具がすごく便利になっていて、女の力でも楽に作業できます。「ローテク万歳!」まことにありがたいことです。
さて、色づく秋の気配に取り残されたような気がして、一人悶々と身悶えしておりました昨日のわたくしの元に、「鹿児島ヤギ協会会長」から1本の電話が・・・。
「あのねえ・・・」「はい」「この間指宿からきたお宅のあの子だけど・・・」「はい?」(もしや病気でも?)「発情して種付けが済んだから」「はあ?」「早く連れて帰ってね。」愕然!
この間って先週末のこと、指宿で今年の2月に生まれた女の子ヤギを、種付けのために会長のヤギ小屋(雄雌あわせて8頭居住)に預かっていただいたばかりなのです。1週間もたっていないではありませんか。うわああああ!(ばたばたばた)
ヤギ世界ではそんなに話がサクサク進むのですか!う・・・っうらやま・・・あっ、いえ、コホン。とっとにかくヤギ小屋を大至急作ります。納屋の西側の屋根にさしかけて、柱を立てて、ヤギは蚊に刺されるのが一番イカンので網戸の網を張り巡らして・・・。もはや、我が身の悶々は宇宙の果てに吹っ飛びました。
今日はソラマメをどうしても植えなきゃだし、ああ、どうしよう、いや落ち着け、落ち着け、「慌てたち、ドンなこちゃ無かたッデ」と薩摩の先人も言っておるではないか。クールに確実にサクサク。今日をこなしていきましょう。
長く暑い夏の間、彼とわたくしの仲は冷え冷えとしたものでした。
坊ちゃん育ちの彼は、わがままで自分の欲望が最優先です。「ご飯用意してよ、ご飯」「アジは当然ぼくのだよね。誰より先に食べる権利があるのさ。(誰が決めた?)」「それ生クリームでしょ、気が利かないなあ、舐めるって言ってるでしょ。」「暑いのにさわらないでよ!臭いがつくじゃない。」―――もう、さんざんやりたい放題の癖に、氷のように冷たい態度。最初はひそかに涙にましたが、よくよく思えば毛だらけの彼にべったり張り付かれるより、クールな距離があったほうが過酷な暑さにふさわしいというものでした。
10月も半ばにはいった昨夜、山中の陋屋ではやっと秋らしい気温となりましたが、布団の中で久々の掛け布団にくるまって安眠をむさぼるわたくしの首筋に、何者かが尖ったものを押し当ててきます。「すわ、何事?」と目覚めてみれば、彼(ドリアン・アメリカンショートヘアのハーフ・おじさん・12歳)が、前足を押し当てて爪を出したり引っ込めたりしております。たまったものではありません。彼一流の人間の起こし方で、実に労力の要らぬ効率のよい方法です。「布団に入れろちか?」一夜にしてこの態度の豹変振り、腹立たしいにもほどがありますが、結局根負けして端を上げてやります。だいたいわたくしを起こさずとも、自力で潜り込めるはずなのです。ただ、自分が「愛されているかどうか」確認するためだけに、夜の夜中にわざわざ起こすのです。やれ口惜しや。根負けして入れるだけならともかくも要求されるままに腕枕までしてやる我が身が情けない。おかげで朝は肩こりです。なにが口惜しいとて、ここまでわがままな彼を心より愛していることが一番口惜しい。
こうやってキーボードを打つ間も、膝の上に勝手に乗り人をアンカ代りにしております。重たいんだってば。
葛やクローバーなんかもそうなんですが、マメ科の植物は根が地中の窒素を蓄えるために、たいそう栄養があります。(『空中窒素固定装置』なみ。「キューティーハニー」かよマメ科)。
よって野生の草でも、家畜や 家禽のいい餌になるので、昔から冬に備えて刈って干して蓄えていたようです。小さい頃斜め前のお宅が牛と馬を飼ってらして、そこのおじいさんが葛やクローバーの茎や葉を大量に刈って馬車(!)で馬小屋に運び込んでました。
それに比べればささやかですが、うちの藪に自生しているヤブマメを(藪払いも兼ねて)除草して、そのまま地鶏くんたちにあげると大喜びです。この小さなえんどう豆みたいな豆を争って食べます。 試しに自分でも食べてみました。枝豆みたいでなかなかいけます。しかしこの大きさでは百粒でも一口に足りますまい。
「なぜ突然貝殻?」といぶかしく思われる向きもおありでしょうが、今、アサリ、シジミ、ハマグリなどを食した後の貝殻を、木槌で砕いて地鶏くんご一家(特に奥様方)のお食事に混入させていただいてるのです。もちろん奥様方がお産みになる毎日の卵の殻を(今でもかなり硬いのですが)硬くしてもらおうという魂胆です。おかげさまでどの鶏も食欲旺盛で、卵も初卵のときに比べて大きくなってきています。ときどき一日4個の時もあり、いよいよ来るべき秋冬に向けて、お待ち兼ねの皆様にご提供できるものと存じます。
などと、思いながらつくづくとハマグリの貝殻をながめておりましたのですが、また「古事記」のオオクニヌシノミコトの話を思い出しましてね。オオクニヌシ様はハマグリと赤貝の女神に命を救われているのですよ。
だいたい、オオクニヌシ神話には、そりゃもう徹頭徹尾女の影がつきまとうんですけどね。オオクニヌシ様には80人(すごい数です。ビンラディン以上です。ま、『多くの』ぐらいの意味ですか。)の兄上がいたんですが、この兄たちとともに美人と噂のヤガミヒメに夜這いをかけに行きます。その途中で会うのが有名な「因幡の白兎」。「かーわをむーかれて赤はーだか♪」で泣いているウサギちゃんなんて、もろ女でしょう。兄上たちがだまして塩水に漬けてひどい目にあわせたのに、オオクニヌシ様だけが体を真水で洗って「ガーマの穂綿にくーるまーれとー♪」教えてあげたので、ウサギちゃんオオクニヌシ様にほれ込み「あなただけがヤガミヒメを手に入れるでしょう。」と予言。その通りになって嫉妬しまくった兄上たちが、山から焼けた大岩を「赤イノシシだからしっかり捕まえろ」とか騙して転がし落とし(なんちゅう騙し方をするんじゃ)、オオクニヌシ様を焼き殺します。
それを嘆き悲しんだ母神様が、カミムスヒノ神に訴えて、キサガヒヒメ(赤貝ヒメ)とウムガイヒメ(ハマグリヒメ)を遣わしてもらうのです。キサガイヒメはわが身を削った粉を出し、ウムガイヒメは乳房から汁を出してそれを混ぜ合わせ、オオクニヌシ様の火傷に塗りつけます。するとたちまちオオクニヌシ様はよみがえり、元通りの美丈夫となりました―――。
とな。
ママがでてきて命乞い。遣わされた薬師は二人とも女。もろ肌脱いで我が身を小刀で削る女と、乳房からお乳を出してそれを混ぜ合わせる女、彼女たちが火傷をして裸で横たわる男にそれを塗りつけていく。最初読んだとき、そのあまりにエロティックなイメージでくらくらしましたよ。
この後もオオクニヌシ様はあっちこっちのヒメに妻問いをしまくり、そのたびにトラブルに巻き込まれて、またそのたびに女に助けられておるのですな。(女にもてるからこそのトラブル?もともと男に嫌われる男のタイプ?)例外はスクナヒコナノミコト逸話ぐらいですか。深読みすればあれも賢い少年を寵愛する話ととれなくもない。なーんかやることなすことどうもすけべえの匂いがする神様なんですね。だからこそ、出雲大社が日本一の「縁結びの神様」なんでしょうが・・・・・(恥ずかしながらあたしゃ5度も参拝してます)。
ハマグリはよく食べるんですがね。よくオオクニヌシ様の話を思い出すんですよ。「ハマグリは女性器の象徴」とは、民俗学じゃよく言うことですしね。
ましてや今日から10月、出雲に神様が集まって、それ以外の日本中が「神無月」、ちっとやそっとご無礼なことを考えてもバチは当たらんでしょう。
うちの鶏小屋は移動式であります。庭や畑の中で「ここ、草が生えてきたな」と思うところに、鶏小屋ごと地鶏くんとその奥様方を移動させるのであります。草を求めてさすらう、モンゴル人のテントの如しです。100円ショップで台所用のワイヤー金網をたくさん買ってきて、ジョイントでつなぎ、木枠で強化し、天井に亀甲金網を張っただけ。総額¥2500ちょっと。
これが、便利なのでありますよ。なにせ、地鶏様ご一家は、卵製造機であるとともに、草取り部隊でもあり、生ゴミ処理機でもあり、しかも鶏糞堆肥製造機、かつ目覚し時計なのでもありますからして。鶏小屋が通った後はぺんぺん草も生えておりません。しかし、土はよおお―肥えております。もうほこほこ柔らかくて黒くて見た目から違います。そりゃもう、地鶏様ご一家が実に熱心に土を強力なキック力で掘り返し、自分の糞や生ゴミを細かく粉砕して混ぜ込んでくれるので。
「地鶏」とはようゆうたもんじゃ、と思います。ご一家は本当に地面が好きなのです。掘り返した土を羽の隅々まで浴びて日光浴をするときの幸せそうな顔。うちの土地が労せずして肥え、わたくしも幸せでございます。
もうすこし数が増えたら、完璧な放し飼いにしたいものです。そのためにはワンコを本格的に牧鶏犬としてしこまねば。
だからって、なんであんたがそんなに偉そうなのよ?卵産んでるのは奥さんたちでしょうが。
雄鶏っちゅうのは本当に偉そうである。昔飼っていた薩摩鶏(闘鶏に使われていた)のサッちゃんに、右手の甲を蹴爪で蹴られて穴があき、いまだに傷跡が残っている。そのサッちゃんに体格こそ劣れ、地鶏くんの凶暴さはひけをとらない。
鶏小屋の掃除や卵回収のときに、すごい勢いで蹴りに来るのはやめろ!ご飯をあげるときに餌もわたしの手も味噌クソに一緒くたにして突くじるのはやめろ!トンカチで殴られたようなショックで、つぶろじん(青あざ)ができたじゃないか。皮も破けたぞ。
地鶏くんの一番の被害者はモモ(紀州犬雑種・女の子・4歳)で、ボーっと鶏小屋の金網に鼻先を突っ込んで地鶏一家の団欒をながめていたら、いきなり地鶏くんの「突くじり攻撃」にあい「ひゃいん!ひゃいん!」と悲鳴。犬の命のお鼻に怪我をしていた。モモはあんたたちを侵入者から守っている恩人〈犬)だぞ。ちったあ感謝しろっちゅうの。ってモモ、あんたもそんなお人(犬)よしな顔で、また鼻先を突っ込むなっちゅうの。
――――と、まあ誰に何といわれようが地鶏くんの素行は一生直んないでしょうけどね。ちょっと言ってみたかっただけ。
木戸口にトカゲの巣穴がたくさんある土手がつながっている。モモ〈紀州犬雑種・女の子・4歳)のお気に入りの場所である。
散歩の帰りにここに寄って、無数にうろちょろしているトカゲを何とかして捕まえようと熱心にチャレンジするのだ。前足を揃えて構えちゃあ、人間が両手のひらで何かを押さえ込むときのように「ずさっ、ずさっ」と、飽きずに土手の草むらを押さえ込む。しかし、いっちゃあなんだがヘタクソ。
ドリアンとジョーの猫たちがよくトカゲを捕まえてきては、尻尾を切ったりして遊んでいる(迷惑なんだってば)。ここはおそらくそのトカゲの供給地である。
猫は単独で待ち伏せ猟をする動物であるから、体もそのために特化している。出し入れのできる爪、瞬発力のある骨格と筋肉、体臭がしないようよく手入れされた毛皮、鋭敏なひげと視力・・・etc。いつもボーッとしている猫たちも狩りのときは人(猫)が変わったような集中力で「ほお――!」というぐらい段取りがうまい。
比べて犬は、群れで持走力を頼りに追い込み猟をする動物であるから、こういうトカゲ獲りのようなチンケな猟のときは本領がまったく発揮できない。だいたい爪が出しっぱなしなので、体長5cmぐらいのトカゲを捕まえるのに、土も草ももうもうとはね飛んで大騒ぎ。こんな大騒ぎでは日光浴をしていた土手中のトカゲが全員巣穴に逃げ込んでしまうであろう。モモの娯楽なのでいつも黙って飽きるまでさせているが、「あんたほんとうにトカゲ獲りに向かないねえ・・・。」と思う。
だからといって「じゃあお手本見せてよ。」といわれると、はなはだ困るのであるが。
ドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ・おじさん・12歳)とジョー(ヤス猫・おじさん・10歳)は仲がいい。それも、「仲良し」などという生易しいものではなく、なんというかこう「『兄貴と俺』といったような、濃厚で粘着質なものである。」という結論に達している。長年の観察の結果である。
ジョーはドリアンの後をいい年こいていつもついてまわる。真似をする。「ドリアン兄貴どこにいくっすか?」「兄貴魚たべるっすか?」「朝飯ねだるの手伝うっす。」「そこが涼しいっすか?寄らせてくださいっす。」「そこがぬくいっすか?寄らせてくださいっす。」「おぐし整えるっす。」「背中かゆいっすか?掻いてさしあげるっす。」・・・・・すべてこの調子である。
ドリアンは気分屋なので、ときどきいきなりヒステリックになって「あー――っつ!もう腹立つなあ!いらいらいらいらする !!」と、そばにいる何の罪もないジョーの頭を連続猫パ―――ンチ!!!
で打ったくったりする。そんな仕打ちをされても、「そうなんす兄貴、俺が悪かったす。」としょんぼりうなだれるだけのジョー。お前は全然悪くないっちゅーの。ジョーのほうが体も大きいし力も強いのになぜ?ジョーが子猫のとき、ドリアンがちょっとめんどうを見てくれたから?そんな大昔のことで、あそこまでの暴君ぶりを許すの?オス同士の力関係はわからん。
ジョーはヤス猫である。鹿児島では茶トラ猫を「ヤス猫」という。昔、日置の家で母が「また隣のヤスが来た」とぶつぶついっていた。「ヤスって何?」「ヤスよ!サバをおっ獲っていった!」猫のことであった。
なぜ、茶トラを「ヤス」というのか?長年の謎であったが、磯の仙巌園に行ったとき謎が解けた。あそこには「猫神社」があるのである。「安(ヤス)」とは、島津家存亡のお家騒動のときに、身を呈してお家につくした猫の名前である。
「そのお猫様の功績をたたえて、それ以降茶トラの猫をヤス猫というようになった。」そうな。・・・・・・・・・なんと、島津家がらみであったか!
どういうルートでお猫様のお名前が庶民にまで降りてきたのか、どれぐらい時間がかかったのか謎であるが、たいした浸透力である。侮りがたし島津家。
母の説では「ヤスは鳥を獲っとがうまか。」なのだが、ジョーも鳥獲りがたいへん上手である。常日頃ぼけーっとした猫だけに意外なのであるが。真夜中、台所で「ケーンケッケッケッケ!!!」とたいへんな騒ぎに飛び起きて駆けつけたところ、ジョーが小玉スイカ大の雉の子の首っ玉に齧りついていた。年末の大掃除にタンスの裏を掃き出すと、干からびた鼠とかモグラとか小鳥の羽とか嘴とか足が出てくる。全部きゃつの仕業である。「猫は狩りをできない人間に、狩の仕方を教えてやろうとして獲物を持って帰ってくるのである。決して叱ってはいけない。」のだそうだが・・・・・。ありがためいわく・・・・。
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いまだ台風の後始末をしている。猫用出入り口の綿マットも洗濯して日に当ててよく乾かした。台風雨風まっさかりに、このマットの上でウンコをしたやつがおる。いやな予感はしとった。「ほれ、オシッコウンコしたかったら今のうちに外でしといで・・・」と優しく窓を開けてやったのに。ドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ・おじさん・11歳)もジョー(茶トラ猫・おじさん・10歳)も「わああ、すごい雨ですねえ、風ですねえ。」とちょっと首を伸ばしただけで引っ込みよった。「こりゃまずい」と室内猫用トイレを準備していた矢先であった。犯人はどっちじゃったとか?!あんたらいいかげんおじさんだけど、まだ足腰は達者なんだから子猫の真似はせんとってくれ。―――と、怒ってもなア。ご存知のように現行犯逮捕せねば後から叱っても無駄なのである。この場合、悪いのは台風をいいことに猫トイレの準備もせずぐうたらしとったわたくしなのである。はにゃあああ。
モモ(紀州犬雑種・女の子・4歳)とドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ・おじさん・11歳)は世の中の犬と猫がそうであるように、仲が悪い。モモが生後3ヶ月でもらわれてきたとき、最初の出会いでモモにドリアンが連続猫パンチを喰らわせて以来、「こんな意地悪なおじさん大嫌い!」とモモに刷り込まれたらしく、それからドリアンがモモの縄張りに少しでも入ると「ウワン!ウワン!」と大騒ぎである。ドリアンのほうも、彼は坊ちゃん育ちのへたれなので、猫パンチしか武器がないにもかかわらず、こまめにモモと彼の縄張り境まで出張っては「フーッツ!フーッツ!」と猫的威嚇をする。一見ドリアンのほうも「この小娘が何を勘違いしちょるか。」と思ってそうであるが、何年か観察していて「事はそう単純ではないのではないか?」という結論に達している。ドリアンはモモをたいそう意識している。鶏番も兼ねているモモの縄張りは広いが、ドリアンは「モモ、向こう側にいってるな。」と判断したら、常日頃モモが常駐している場所に、そろりそろりと猫的忍び足で近寄り(その用心は傍で見ていておかしい)、首を伸ばして向こうのモモの様子をうかがい、鼻をひくひくさせてそこらに残っているモモの匂いを嗅ぐ。几帳面な彼らしく隅々まで嗅ぐ。なかなかの執着ぶり。「あんたほんとはモモのこと大好きなんじゃないの?」
10ccの名曲”I’m not in love”をBGMにかけてやろうか。美しいハーモニーと遠鳴りの潮のようなシンセサイザー、心臓の鼓動のようなベースの音の上に、男の声で”I’m not in love・・・I’m not in love・・・”「僕は愛してなんかいない・・・愛してなんかいない・・・」と切なくささやきつづける、素直でないくせに執着する男の愛を歌った歌。あんたにぴったりだわ、ドリアン。
飼って
らっしゃる方ならご存知だろうが、猫はゲロを吐く。しつけの問題ではない。生理的にそ
うなっているのである。 猫はもともとが「待ち伏せ猟」をする動物のため体に匂いがつくのを嫌う。それで実にマメに自分の毛皮の手入れをする。四六時中体を舐めている。自然、抜け毛が胃の中に溜まり、その塊を定期的に吐き出さなければならない。嘔吐剤としてイネ科の葉っぱを齧るほどである。(「猫の野菜」として売っているのがこれである)「くつろいでいるなー。」と油断していたら、いきなり「うげっ!うげっ!」といいだす。一応猫はキレイ好きであるから、ふわふわした物とか大事なものの上には吐かないでいてくれる(ようだ)。しかし、フローリングとか畳とかは、彼らにとって「嘔吐OK!」な場所らしい。うううむ。半年前に替えたばかりの畳でも容赦無し。ドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ・♂・11歳・ドリアンは果物のドリアン)を、わたしはこよなく愛しているが、ゆうべ「さて布団をしこうかい・・・」と構えたところで大量のゲロをその畳に吐かれたときにゃあ、まだ、「ウゲッ、ッゲ」といっているのを網戸の外に放り出した。すぐ、モモが走ってきて吠えた。ごめんドリ。愛しているんだけど。
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モモ(紀州犬雑種・4歳・女の子)は、雷様が大嫌いである。心底あの「ゴロゴロ・・・」という音が苦手らしい。人間の耳には聞こえない、高いほうの音も低いほうの音も、すごい迫力で聞こえてるらしく、「どうって事ないんじゃないの?」というような空模様のときもいきなり「ひゃんひゃん!びゃんびゃん!」と吠え出し、部屋の中に飛び込んできて、額にしわを寄せ、耳を伏せ、泣きそうな顔をして、恐怖を訴える。何秒か後に、人間の耳にも「ゴロゴロ・・・」と聞こえてくる。ここ1週間ぐらい、毎晩のように雷様がなっていたため、畑番としてのモモは役に立たず、とうもろこしがすっかりやられてしまった。ご近所の尊敬するT農園のおじさんによると、「そいは、タヌキじゃなかど。アライグマやっど。ここ2,3年ででてきよったど。」とのこと。がーん!アライグマ。なんだかさらにショック!「外来動物被害」って結構ひとごとみたいに思っていたのに。タヌキよりさらに繁殖力が強く食欲旺盛でやっかい。いまさらながら「アライグマラスカル」を恨むぞ。
うちは「鹿児島市のチベット」と呼ばれる山の中なので、鶏を飼うときイタチや狸やその他もろもろが心配だったのね。それどころか猫二匹を飼ってるから、きゃつらのいい餌食か?とちょっと心配だった。ある人が「鶏の番は犬にさせなさい。犬の感覚と忠誠心は人間の下手な防御よりよっぽどあてになる」って。で、試しにモモ(紀州犬雑種四歳女の子)に![]()
「モモ、あんただけが頼りなのよ。頼むからこの子たちの番してて。」と頼んでみたわけ。いやあびっくりしたね。モモはお手もお座りも伏せも待てもいっさいできないんだけどさ、それはそれは熱心に鶏番をしてくれるわけよ。というより「もう夢中!」ってかんじ。片時も離れず、ずっと見てるし、猫たちがそばを通ろうとすると、血相変えて追いかける。うれしい誤算でしたわ。この調子だともうちょっと鶏が大きくなったら、頑丈な金網を張らなくても、モモに任せておけばオッケーですわ。中国じゃあアヒル番を犬がすっるっていうしな。
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