カイヅカイブキ
1960年代から80年代にかけて、「ブロック塀にカイヅカイブキの生垣」が大流行しました。どこの家並みにもこれ。ブロック塀が「下品だ」と大嫌いだったので、その憎しみがカイヅカイブキにも向けられてあまり好きな木ではありませんでした。
月日が流れて存外耐用年数のないコンクリートが風化して(ブロック塀の倒壊事故、新幹線トンネルの崩落事故、あれ全部高度成長期のコンクリートの耐用年数が切れたってこと。30年持たないんだよ。特に海砂を使ったコンクリートは)、ブロック塀は姿を消しましたがカイヅカイブキの生垣はときどき残ってます。中には30~50年たって4~5mの高さの生垣になっているところもあり、そうなると「火焔樹」ともいわれるカッコいい樹形も映えて、「おお?!」と目をひく堂々たる風格。
「そう捨てたものでもない木だったんだなあ・・・・・」と今は思います。
実はうちの敷地の北側の生垣が、その手の何十年もたつカイヅカイブキの生垣なのですが、いかんせんいまいち手入れが・・・・・。遠目にはカッコいいのですが・・・・・。
鹿児島ではカイヅカイブキをお盆や彼岸の墓花の緑に使います。よってときどきうちのカイヅカの生垣に目を留めた業者さんが、「カイヅカの枝を採らせてください。」とよくいらっしゃいます。その方たちがハシゴで上のほうの枝を採ってくれるので(上のほうがまっすぐなのだ)そのときに剪定してもらってそのまま。
やっぱたまには自分でも剪定すっか・・・・・。
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