椿屋敷のお客様

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2005年7月

2005年7月 5日 (火)

ニガウリ棚

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今朝もとうもろこしがやられていた。完熟間間近で黄色くなっている実をやられてるので悔しさ倍増。連中もおいしいものをよく知っていると言うわけだ。あまり腹が立ったので、せめてのちのち卵になってくれと思い、喰い散らかされた実を地鶏に食べさせる。地鶏くんたちもおいしそうに食べている。そりゃうまかろうよ。肥やしたっぷりだもん。はあ。落ち込んでばかりもいられず、ニガウリの棚の補修。だいたいがアバウトでずぼらなので、ニガウリの苗がしょぼしょぼしてるうちは「ま、これぐらいでいいか?」と適当な大きさの添え竹をしていたのだが、6月の高温と雨で、いきなり大型化。ニガウリを植えたことのある人はご存知のように、ニガウリの苗はホントしょぼい。2ヶ月ぐらいそのしょぼいままで、いきなり爆発的に成長しだす。夏のつるものは、キュウリだろうがカボチャだろうがすいかだろうがだいたいそんなふうなのである。油断していた自分が悪い。竹やぶに去年切り捨ててあった、竹を適当に集めて(便利なことにニガウリの2mさきが竹やぶ)四苦八苦して組み立てる。じいさんが集めてた貴重な品種ものの椿(椿屋敷の元)に竹柱をくくりつけ強化。台風がなあ。今年も来るだろうなあ。

2005年7月 2日 (土)

夏野菜特集・ニガウリ

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鹿児島ではあくまで「ゴーヤ-」ではなく「ニガウリ」である。たいへんなメジャー野菜になってしまったが、十年前、大阪のお知りあいに分けて差し上げたところ、「これ何?」と気味悪がられた。(ちょっとショックだった)。もっとも鹿児島育ちの人間なら、子供のころ「体にいいんだから」と、この野菜を食べさせられて、その苦さ、えぐみに、「こげなまずかもんを、もう一生くわんど!」と心に誓った覚えがあるはず。ところがあーら不思議、大人になってビールを飲んだり焼酎を飲んだり、美容に興味が出てきたりすると、夏は「ニガウリ、ニガウリをくおごたる!」と探し回るようになるのである。子供の舌と大人の舌でこれほど評価の分かれる野菜はないであろう。ピーマン以上。この味がわからねば「お子様」と言われても仕方がない。

夏野菜御三家・ナス・キュウリ・トマト

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夏野菜の御三家、ナス・キュウリ・トマト。今やあたりまえのように一年中流通している野菜であるが、やはり自分ちの庭から採りたてで食するのは格別である。この三者とも病気が入りやすく、たわわに実らせるのはなかなか難しい。これで暮らしを立てている農家さんというのは本当にすごいと思う。特に、ナス、トマト、ジャガイモなどはナス科という同じ仲間で、この科の連作はできない。うっかりしていると、土壌に菌やウィルスが入り、立ち枯れたり、実が割れたりする。厄介なものである。

やられたー!

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今朝みたら、とうもろこしが3・4本なぎ倒されて完熟間近の実が喰われていた。やられたー!おそらくタヌキであろう。根拠は①とうもろこしの根元20-30cmでへし折られている。だから鳥ではない。②実に何者かが喰らいついて汁をすすった跡がある。③この近辺でとうもろこしを引き倒せるような力のある雑食性の獣はタヌキしかいない。どんな作物もある程度の被害は『土地神様』への貢納品、もしくは租税だと思って覚悟はしているのだが、なあ。相続税なみにとられたらいやだなあ。全額納入とか迫られるのも困る。今夜はモモと地鶏ととうもろこしを接近させておく。頼むぞモモ。不審者が来たら吠えとくれ。

2005年7月 1日 (金)

とうもろこしと枝豆

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今朝モモの散歩をしていたら、モモがいきなり人のうちの畑に突進しようとした。何事?とそちらを見たらなんと2頭のタヌキの子供が!まっこちここは山の中であることよ。おいしい畑の作物ほど狙われるはずである。んで、今年食べられまくった枝豆。その生き残りととうもろこしの今朝。枝豆はさらにポット苗を養成中。どうせ、この調子なら今年の夏も長い。秋になる前に食べることができるであろう。

すいかごろごろ

Nec_0074マイモストフェイバリッツフルーツすいかが、ここ数日の晴れのおかげでごろごろ実を付け出した。幸せ。しかし、「好事魔多し」の言葉もある。からすだの鳩だのキジなどに大切なすいかを食われてはかなわんので、午前中かけて対策を講じた。その手法とは何と!錬金術師か陰明師のごとく、すいかの上に水糸(工事現場などで使う細い弾力性のある黄色い糸)を、魔法陣(六芒星)に張るというものであった。「こりゃ、ほんとに魔法使いやないか!」しかし、効果は絶大。飛行機を見ればわかるように、空を飛ぶものは離陸するまでにどうしても助走がいる。からすも鳩もそれは一緒で、何歩か走ってから浮き上がろうとするのだが、水糸が張ってあるとそれに引っかかってしまう。よって、そういう危険なものが張ってある場所は鬼門なのである。大汗をかきながら水糸を張り、さらに念を入れて日付いりのプラスチック袋をかぶせた。完璧である。花が咲いてから35日後が食べごろ。最初のやつは7月下旬かな?