「ヒヨコちゃんたちは大丈夫かな?」と何度も鶏小屋をのぞきましたが、烏骨鶏(雑種)夫人と、英国産ジェントルマンのペアは、まあ、鉄壁の守りなんであります。
驚いたことに、ジェントルマンまで雛を抱くのです!!
雨や風やわんぱくな甥っ子が屋根を叩く音に、ヒヨコ達がおびえると、雌鳥はもちろん雄鶏までその羽を総動員して雛を囲い込み落ち着かせます。ヒヨコ13羽という大所帯ですが、このペアなら無事に育て上げそうです。ヤギ協会元会長のところからタダでいただいてきたペアだったのに、なんというお得ないただきものだったことでしょう。ほんとうにありがたいことです。
写真は夕方、烏骨鶏(雑種)夫人がヒヨコちゃんたちを抱き、その夫人をジェントルマンがかばっている図です。烏骨鶏(雑種)夫人のお尻からちょこんとヒヨコちゃんの顔がのぞいているのがごらんになれますでしょうか?
アシダカグモ(イエグモ)の出没シーズンがきたらしく、最近よく部屋にアシダカグモが落っこちています。もちろんドリアン(アメリカンショートヘアーのハーフ・12歳・ジジイ)かジョー(ヤス猫・10歳・ジジイ)の仕業でありましょう。
アシダカグモにはとんでもなく悲しい想い出があります。
日置の実家はここよりさらに古い家で、手の平サイズのアシダカグモが徘徊する家です。幼い頃便所で特大のやつに遭遇し、びっくりして汲み取りぼっとんに落っこちたことが・・・・・。まじです。よく命があったものです。文字通りセピアとも黄金色ともつかない色のついた物悲しい思い出です。
これはゴキブリや蝿を食べてくれるので、殺してはなりません。
さて、自然界に毒物は満ち満ちておるわけであります。空気中に普通に含まれている酸素や窒素とて過剰に吸収すればそれは立派な毒物。今の空気組成のバランスが少しでも崩れれば、一瞬で生態系はがらりと変わるでしょう。
「地球に優しい」というキャッチコピーをどこのどなたが考えたのか存じませんが、「なんちゅう傲慢かつのんきな言葉よ」と思いますね。宇宙も地球も生物にとって「優しく」なぞありません。ただ「あるようにある」だけで、その相が角度をほんのちょっと変えれば、簡単に今の生命ピラミッドは消滅します。「優しく」とは優位な立場のものが下位の立場にする行為で、「地球」と「人類(それもここ半世紀足らず)」を比較してどちらが優位か言葉にするまでもないでしょう。
などと、くやしまぎれなことをなぜ言っているかというと、チャドクガにやられたところがかなり痒くてまいっておるのです。うちの環境が環境だけに毎年やられるのですが、今年ははやばやとやられたなあ。その上にハゼノキにうっかり触ってしまい、ハゼ負けができてしまいました。ううううう。これもひどいことに。まったく自然界に毒物は満ち満ちております。油断もすきもありません。
ハゼは良く実がなるし、その上それを小鳥が良く食べて、ウンコにしてくれて、発芽率もむちゃくちゃいい。「なんか知らないけれどいつの間にかハゼノキが生えちゃった―――」ということはよくあります。切り倒したいけれど、今この梅雨時期はぜっったいに触ってはいけない時期。樹液がよくあがっているからです。切り倒すべきは葉が落ちて素っ裸になり水が上がってこない時期。
今年の冬もうっかり切り倒し損ねたハゼノキが畑のあちこちに・・・・・。
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