椿屋敷のお客様

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2008年11月

2008年11月 9日 (日)

味覚の違い

081109 山の中に竹藪に、たくさん鮮やかな朱色が見えます。カラスウリの実がなっているのです。

見た目とっても綺麗でおいしそうなんだけれど、人間の舌では食べられたものではないと思います。いや、薬ではあるんですけどね。「薬と思えばしかたないか」という程度の味です。

鶏は大好きですけどね。「ケーケケケケッ」などといって喜んで食べます。「やはりこいつらとは味覚が違う」そのたび再確認します。

2008年11月 8日 (土)

冷たい雨

081108 冷たい雨が降り続いております。

昨日は11月には珍しい最高気温25℃以上の夏日だったのになあ。

今日も風邪気味だし、もうご飯食べたし歯も磨いたし、んでもってブログも書いたし、もう寝もんそ、寝もんそ。八時半だけどね。

明日も雨らしい。

2008年11月 7日 (金)

味噌煮込みうどん

Nec_0004 風邪気味なので、しょうがと深ねぎとかしわと昆布と酒と味噌をたっぷり入れて、土鍋でアツアツにして、卵を割りいれた味噌煮込みうどんをたらふく食べました。

今汗をたっぷりかきましたので、着替えてこのまま布団に入り、風邪を治します。

2008年11月 6日 (木)

カボス黄色くなる

Nec_0001 カボスは柚子の変種で、青いカボスをほっとくと自然に柚子みたいな黄色になります。香りもそんなに変わらないと思うけど・・・・・・

と言うのは言い訳で、今日はっと気がついてみれば木の上のカボスはごらんのように黄色く色付いておったというわけ。いいもん。料亭に出すわけじゃなし、秋刀魚にかけて、ハチミツカボスにして、カボス酒にして、カボスママレードにしちゃうもん。

あ、種を焼酎に漬けて化粧水にして、オリーブ油と混ぜて乳液にするのも忘れんでおこう。

秋は実りの秋、油断してるとそこら中に実が。ありがたいことじゃ、ありがたいことじゃ。お礼肥えと剪定も忘れんでおこう。来年もまた実をつけてくれますように。

2008年11月 4日 (火)

栄枯盛衰は世の習い

081104 「小室哲哉逮捕!」でネットは盛り上ってるんじゃろうのう。

とかいって今まで芸能ネタを書いた事がない弊ブログですら書いてるぐらいじゃからのう。

小室哲哉はともかく、華原朋美の「I‘m ploud」(つづりまちがっとったらすまん)が、もーーーぜんぜんダメじゃった。あの「犬かコウモリしか聞こえん音を出しとらんか?」という超音波みたいな無理やりな高音といい、しかもそれが絶妙に不愉快な外れかたをしとるのといい(あれ、外れとったじゃろ?いわば耳元でスリガラスをこすられたような嫌な音だったと思うが)、行く所行く所で聞こえてくると「いったい、何の罰ゲームでこんな不愉快な音を聞かされにゃならんのじゃ!!」と憤っていた90年代、もはや遠くになりにけり。

芸能人にモラルなんか求める気はないけれど、あれに惚れこんで、あれを良しとして「プロデュース」とやらをしとったという事実は、センスとしてどうか?と思うぞ。当時は「この曲を世に流布せしめた罪、万死に値する!」と恨み千万だったけれど、今はもう、どうでもいいや。

2008年11月 3日 (月)

キオビエダシャク

Nec_0046 鹿児島でヒトツバ(イヌマキ)は特別な木で、垣根はもちろん枝を作って庭のメインに植えたりします。

うちは父が植木屋だったせいで、椿の次に庭中畑中ヒトツバだらけ。仮活けで密植したままのヒトツバがそのまま大きくなって、どうにもこうにも手に負えなくなった一角なんかもあります。

そのヒトツバに今年は大害虫発生!キオビエダシャク。写真の蛾であります。

結構綺麗な成虫なんだけど。これの幼虫がわしわしと塊になってヒトツバの葉っぱを食べているところはなかなか気色悪いです。枯れた木もかなりあるそうな。

うちの木は枯れてないけど、うちの庭中畑中に巣を張り巡らしているジョロウグモがこの蛾を引っかけまくって喰いまくり、ヤモリが窓に張り付いて喰いまくりで、見ものでありました。なんせうち農薬撒いてないんで、この蛾の天敵もわんさか棲息しておるというわけであります。

2008年11月 2日 (日)

烏山響一「禁じられた楽園」より

0981102_2 大好きな恩田陸氏の作品の中でも、この「禁じられた楽園」は特に好きです。

とにかく凄い視覚的イメージ!文章を読んでいるだけで、形、色、まざまざと脳裏に浮かんでくるのです。息を呑むほどに美しく、震えるほど禍々しい。

その象徴としてのアンチヒーロー(?)烏山響一。

世界的に認められた美術家。名家の気品。烏。霧深い熊野の大きな屋敷。生理的嫌悪感と錯覚を呼び覚まし続ける山奥のパノラマ。

恩田陸、凄い。

2008年11月 1日 (土)

鶏頭比較図

081101 昔の人ってのは実にうまく名前をつけてるもんで、というよりうまい名前こそが残っているんでしょうが、思わず膝を叩いちゃう傑作があります。

「鶏頭」。文字通り「鶏の頭」の名前を持つ花。ほんとに鶏の鶏冠そっくり!ビラビラの鶏冠じゃなくてグジュグジュの鶏冠のほうね。うまいこというよね。

鶏頭はありふれた花で、あまり「美しい」と評価されない花です。ところがどうして昔から墓の花には欠かせず、墓の周りには落ちた種から自生した鶏頭がたくさん生えているありさま。

ありふれた鳥で、あまり「美しい」と評価されない(尾長鶏とか薩摩鶏を別として)鶏。でも卵と鶏肉のために人間の生活には欠かせない鳥。そういうところも、ちょっと似てるかも。