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モモ(紀州犬雑種・6歳・♀)は、たいへん役に立ってくれる番犬で、タヌキにもイタチにも野犬にも猫にも一歩も引かず戦い、裏山を走ればでかい蛇を振り回したりで「おお、さすがに猟犬の血筋」なのですが。
鼠はあかんわ。鼠捕りはあんたにむかんわ。
うちの納屋は昔から鼠が出るところですが、納屋の前はモモの縄張りなので、鼠にひかれてメロン(白黒猫・一歳未満・♂)がうろうろするとすごい勢いで追っ払ってしまうのです。
「あんたなんかに用はないわよ!あの”チューチュー”はあたしが獲るのよ」ワンワンワン!!
あのなあ。みんなそれぞれ向き不向きってもんがあるのよ。まかせるところは専門家にまかせなよ。
「あ!こっちでチュー」「ん?こっちでチュー」って、そんなバタバタ走り回って、納屋の地面を掘り返したところで鼠が獲れるとは思えんぞ。ただただ穴が掘れるだけじゃん。あんたが掘り返した土を埋め戻すの誰だと思ってんのよ。
あんたが立派な猟の才能があるのはわかってるからさ、鼠だけはあきらめなよ。
「山のアケビは何見て育つ 下のマツタケ見て育つ」という有名な都都逸があるわけですが
(弊ブログのお客様の大人の皆さんは意味わかりますね。なんせうちはキッズGooから激しくフィルターをかけられてるんでございまして。お子様のお客様はおりますまい。なんでじゃ~~~~~!!)
ぱっくり口を開けたアケビのその下に、もちろんマツタケなど影も形もございません。
なんでじゃ~~~~!!!
もちろん赤松がないし砂地でもないし、マツタケの生える条件ではまったくないからなんですけど。それにしても江戸時代はこ~んな都都逸が普通に作られるぐらいマツタケって一般的だったんでしょうね。
・・・・・・・ってアケビと同レベルの出現率だったってこと?
うっそーーーー!考えられねえ~~~~!
ジョロウグモ、わたくし大好きなわけでして、このブログではたびたび取り上げています。
やっぱカックイーーーじゃないですか!
「より大きくて美しい巣を作り、より大きいメスほどもてる」「そういう雌には複数の雄が求愛に来る」「場合によっては雄を食べちゃって産卵の栄養にする」
等々の愛情生活もカックイーーけれど、見た目もね。蜘蛛にたいする偏見を除いて見れば、とてもとても美しい生き物だと思います。
うちの東南方向の庇下にここ一月近く巣を張っている個体。今日見ればお腹がかなり大きくなってきてます。パンパンです。どうだろ?もうお腹に卵が入ってるのかな?
巣には二匹の雄の姿が。そのうち一匹は中身が喰われてペラペラ。おおおおお。さすがジョロウグモなり。
街中に住んでらっしゃる方には信じられないでしょうが、うちのような山の中の家では庭に畑に軒先に雉が出没し、信じられないスピードですばしこく走り回ったり、飛び立ったり「ケーンケケケヶ!」などと鳴いたりしています。
それにしても、タヌキやイタチもとても多いのに、よく野生の雉は繁殖して個体数を維持できてるよなあ。ああ、それだけの雉なんかがいるから、タヌキやイタチも生息できるのか。
もっとも野生の雉の行動スピードは目にも留まらぬ速さ。うちの鶏たちもかなり半野生化しているけれど「本物の野生にはかなわんなあ」と唸らされるほど、そのスピード差は圧倒的。あれでは捕食動物も早々捕まえられんだろう。
この雉の羽だって畑の中や林の中にまぎれるとそれは見事な保護色となるし。雉の雛なんか地面とまったく区別できんもんなあ。うまくできてるよなあ。
「猫は嫌いでも肉球は大好き!」などという人が世の中にいるぐらい、肉球というのは魅力ある器官なんであります。
ぷにぷにぽにょぽにょしてのう。触り心地がなんともいえません。形もラブリー。しかも猫肉球をおもちゃにするといつもは引っ込んでいる三日月形の爪を出したり引っ込めたりできます。ヒマ人かオマエは。
この並のクッションよりはるかに柔らかい肉球が足の裏にあるために、猫族は足音を立てません。かわいいばかりでなく重要な狩のアイテムというわけ。ちなみに爪が引っ込むのも足音を立てないための進化。最近ドリアン(アメリカンショートヘアーのハーフ・16歳・じじい)は歳をとったせいかどうも爪が引っ込んでないときがあるような・・・・板の間を歩くとき音がする。やっぱりなあ。もう鼠を捕らなくなって久しいもんなァ。
いつも不思議なのは肉球がこれだけソフトなのに、なんで猫は裸足で歩いて平気なのか?ということ。人間の足の裏よりかなり柔らかそうだよ。痛くないのかね?まあ、肉球を怪我してるところを見たことがないので、これは見かけによらず強靭な皮膚なのでしょう。
朱肉を付けて肉球判子を押したくなるよな。
鹿児島は南国、冬はなかなか来ないし来てもそれほど気温は下がらないのですが、なにせ家が冬仕様ではない。
とにかく夏の暑さと雨と台風の風に耐えるように作られているので「寒気を防ぐ」事に関しては考えられていないも同然。気密性低いしなァ。それともうちがボロくてあばら家なだけか。
自分自身も結構な冷え性なので、冬場になると爬虫類や両生類のように動けなくなります。まあ、今のうちからいろいろ準備しとったほうがいいだろうな。カーテンかけてさ。絨緞しいてさ。障子やふすまの猫や甥っ子が襲って破きまくったところもちゃんと補修して隙間風が洩れないようにしてさ。わかってんだけれど体がうごかねえ。
とりあえず夏の簾は外した。秋の柔らかい日が部屋の奥まで差し込んできます。カーテンはかけた。
あとはまず、とにかく居間のマンガを片付けて、絨緞しいて炬燵を出すぞお。今月中に出すぞお!言ってる間に片付けろって。
うちは古い家でやたらめったらヤモリがいるのですが、ふと見たらすりガラスの向こうでヤモリがでかくて毒々しい蛾を捕まえて食べてました。
ふうううむ。
ヤモリって確か爬虫類だよな。ヤモリ=守宮もしくは家守。なんでこんなご大層な名前がついてるのかな?と思ってたけど、こんなふうに虫を食べてくれるから?いや、そこんとこ勝手な想像なんですけど。
でも殺虫剤のない昔「虫を食べてくれる生き物」って今想像するよりはるかにありがたいものだったんじゃないかなあ?ゴキブリを食べるアシダカグモとか蝿を食べるハエトリグモとか、すんごい重宝されたはず。だから「蜘蛛を殺すな」という伝承が各地にあるわけで。
同様に窓に張り付いて蛾だのなんだの食べてくれるヤモリも、かなり重宝されたんじゃないかなあ。
家の中にあまり殺虫剤を撒き過ぎるのはどうかと思う。ヤモリも蜘蛛も全部死んじゃうだろう。害のある虫のほうが薬剤に耐性がありそう。天敵が死に絶えたらますます連中のさばって、逆効果になるんじゃ・・・・・。
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