椿屋敷のお客様

動物 Feed

2006年1月11日 (水)

迷い鶏

Nec_0032_6 写真は真っ暗けで何がなにやらわからんでしょうが、雌鳥が一羽写ってます。

うちに迷い込んできた鶏です。

夕方帰ってくると「ケー―ケッケッケッケッケ!!」と大騒ぎで、モモ(紀州犬雑種・4歳・女の子)が何かを押さえつけています。「すわ、また地鶏くんご一家の脱走か?!」と、地鶏くんご一家の頭数を確認したところ、ちゃんと雄1羽に雌4羽そろっとる。

「あれえええーーー?」

興奮するモモから引き離すと、地鶏の雌鳥。でも、うちのじゃありません。尾羽をだいぶむしられていますが、大きな怪我はないようです。一体どこから来たのでしょうか?謎です。巣籠り用に作った別宅に保護して、水と餌を置きましたがだいぶ怯えているようです。

こりゃ「迷い鶏預かってます」の1行広告をださにゃならんでしょうか?とりあえず、明日隣近所の鶏を飼ってらっしゃるお宅に聞いてみるか。

2006年1月10日 (火)

体重増加

Nec_0028_7 今朝方はあれほどおお張り切りで「どら、今日は庭仕事をはめつける(がんばる)ぞー!!」とかいってたくせに、久々(ほんとうに久々)の陽気にたいへん気持ちよくなり、「ちょっとだけ・・・ちょっとだけお昼寝・・・」などと寝転がってしまったのがいけなかった。

目が覚めたら夕日が見えました。ガガ―――ン!

ま、いいや。こんな気持ちいいお昼寝久しぶりだったし・・・

・・・ってなあ、どう考えても太ってるぞお前。正月以来喰ってばっかり。明日は鏡開きだし、小豆はばっちり仕込んであります。またたらふく喰う気か。

たらふく喰うといえばめーさん(ヤギザーネン種・11ヶ月・女の子)です。めーさん、喰うか、鳴くか、寝てるかです。場合によっては鳴きながらもごもごしています。体重増加すごいです。多分100kg近いはず。お腹のお子さんも順調のようで、よきかなよきかな・・・って、だから3月は凄く忙しくなるから、今のうちに準備しとこうって思ってたのに。自分の体重増やしてどうするよ―――!!

2005年12月21日 (水)

西高東低の冬型

Nec_0008_9 夕方モモ(紀州犬雑種・女の子・4歳)がすごい勢いで家の中に飛び込んできて、「くうううん、くうううん、キャキャン!」と大騒ぎでした。また遠雷がなっているようです。

天気図で見る限りでは、日本列島に縦に10本ぐらい等圧線が走っているようなモウレツな東の低気圧と、大陸に高気圧が鎮座してました。典型的な西高東低の冬型の天気です。実はうち近辺ではすごい勢いで雪が降っているのですが、残念なことにカメラに写りません。

「鹿児島市のチベット」とはいっても所詮は南国鹿児島のこと、1mも2mも一晩で積もってしまう雪国の苦労は想像もつきません。広島の中国地方の山のてっぺんに嫁に行った妹のところでは、もうかなりな雪が積もっているそうです。というより前回の雪が溶けてないのですと。ひゃあああ。そういうお話、いっそ怖いです。

小泉八雲の「雪女」は美しくも恐ろしく神話的なお話ですが、あのお話の舞台は決して雪国ではなく、関東地方だそうです。だから雪の夜は雪洞を掘って潜り込むのが(雪国のかまくらのように)一番暖かく、雪国の人間だったらそれをよく承知しているのに、「雪女」の炭焼き二人は、一番体温の下がりやすい小屋に泊まってしまったのだと。

知らぬということは恐ろしいことです。

なんにせよ、子供の頃白紫池(九州で唯一天然氷のはる霧島の池)にスケートに連れて行かれ、あまりの寒さにものの十分も滑らぬうちに泣いて帰った経験のある身としては、その後「スキー、スケート、スノーモービル」などという「雪」とか「氷」とかいう単語のつくものには金輪際近寄らぬようにしています。スキーを知らずとも人生オッケー!君子危うきに近寄らず。

ヤギ小屋防風工事

Nec_0007_5 次から次へと寒波がやってくるので、いかに寒さに強いヤギと言えども指宿生まれのめーさん(ヤギザーネン種・10ヶ月・女の子)にはきつかろうと思い、ヤギ小屋の北と北西の壁にビニールシートをタッカーで張りつけました。

タッカーはいわば工事用の大きなホチキスで、こういう網とかシートとか壁に張りつけたり、化粧塗りや漆喰壁の下地を固定するのに便利な道具です。(ローテク万歳グッズシリーズで改めて紹介します。)

たかだかシート一枚でも、北と北西の冷たい季節風をさえぎってくれるので、小屋の中は段違いに暖かくなります。吹きさらしの場所で野宿するのと、テントを張るのとじゃ体力の消耗に天と地ほどの違いがあるそうですが、さもあらん。温血動物にとって、雨風にさらされて体温を奪われるというのはたいへんなストレスだよなあ。(冷え性のわたくしなぞ想像するだけでぶるぶるぶる・・・)

変な花柄のオレンジ色のビニールソファはめーさんのベッドです。ヤギ協会会長の「ヤギは高い所が好きだから、小屋の中にも作ってあげてください」というお言葉で、早速納屋の中にあったお古を入れました。即座にめーさんが乗るようになったのにはびっくり。それ以来朝一番に小屋を開けに行くと、いつもちょこんとソファにご鎮座ましましてます。ほんと、高い所が好きなんだなあ。

2005年12月17日 (土)

猫爪防止ボード

Nec_0045_2 うちの障子・襖の枠の高さ30cmぐらいから120cmぐらいまでに、ダンボールの板がネジで止めてあります。いらっしゃった方が不思議な顔をするのですが、これは「猫爪防止ボード」です。

「猫が爪を研ぐNec_0046_3 」のは生理的なもので躾をすればしなくなるという性質のものではありません。 「猫の爪研ぎ用ボード」を作って「そこでだけ」研ぐように「お願い」するしかないのですが、実は今までの猫達が そのお願いを聞いてくれたためしがありません。

特に半端に開いた襖や障子の枠は、猫にとって格好の爪研ぎらしく、油断しているとたった今張り替えた襖・障子でも遠慮会釈なく爪を立ててくれます。猫が背伸びをして丁度届く50cmぐらいのところは、削られて枠の厚みが半分ぐらいになるほどです。さらに油断がならないのが、きゃつら爪研ぎをしていていきなり「この襖(障子)登ったろ!!」という気になることです。その判断から実際に障子を穴だらけにして天井まで駆け上るまでわずか0.5秒ほど。その場で防ぐことは不可能です。

よって、予防措置としての苦肉の策がこのボード。昨年の暮れに張り替えたばかりの襖・障子を破られたくはありません。猫を誘惑しそうな個所には徹底して張り付けてあります。にもかかわらず今年も何箇所かやられました。年が暮れるまでに補修せにゃならんわい。                           

2005年12月16日 (金)

削蹄(さくてい)

Nec_0043_4ヤギの足です。

さて、人間も爪切りをせねば巻き爪になったり爪が割れたりして時に深刻なトラブルになります。同じく大概の哺乳類には爪があり、「切る、研ぐ、削る」などの処置をしなければなりません。

犬や猫の室内飼いをしてらっしゃる方は、こまめに爪切り、もしくは猫の場合は爪研ぎ板の用意などなさっていることでしょう。動物は「あたしちょっと爪伸びたわ」などと言わないので、厄介です。猫はそれでも勝手気ままに籐の家具やら障子やら襖やらの枠で爪を研ぐので 、まあ、いいのですがね(迷惑)。

馬(奇蹄目)、牛・ヤギ(偶蹄目)などの動物は蹄(ひづめ)になっているので削蹄という作業をしなければなりません。見ての通りめーさん(ヤギザーネン種・女の子・10ヶ月)の足は足袋のごとく二股になってます。『偶蹄目』の名前の由来です。でもこの足をひっくり返すと「ああ、指の本数は違っても人間の爪と同じような作りなんだな。」とわかります。ただ人間の爪よりかなり頑丈なので、「切る」というより「削る」作業です。刃の厚い剪定バサミを使って四苦八苦しながら削ります。

できればそのひっくり返した足の写真も欲しいところですが、まだその写真を撮るのは不可能です。よく、牛や馬を飼ってらっしゃる方が削蹄の作業をする映像がありますが、牛や馬よく言うことを聞く!おとなしく足を飼主に任せてますよね。口惜しいことにまだそこまでの信頼関係がめーさんとできてないのです。しかしこの作業もお互いが慣れてくれば「どら蹄を削っで足を出っしゃい」と言えばおとなしく足を差し出してくれる、そういう関係にいつかなれると、信じとるよ、めーさん。

2005年12月14日 (水)

ご先祖は山

Nec_0036_2 うちで寒さの影響を受けないのがもう一頭います。

めーさん(ヤギザーネン種・女の子・10ヶ月)です。

「ヤギ」というとどうしても「アルプスの少女ハイジ」にでてくる「ゆきちゃん」ですねえ。実際めーさんは指宿生まれですが、ご先祖はヨーロッパの山岳地帯におられます。アルプスとかピレネーとかそういう高山です。雪ですわ。氷ですわ。万年雪、氷河ですわ。ぶるぶるぶるぶる・・・・・。

日本のヤギの本場も長野にあるそうで、ヤギ協会の会長さんも長野までいって種付け研修を受けたそうです。さらに野生のご先祖になるとクルンと巻いた角が見事なアイベックスになりますもんね。生き物番組とかで雪残る高山の切り立った崖をひょんひょん飛び移っているあれですわ。なるほどヤギが寒さに強いはずですわ。

なんにせよ、めーさんは雪が降ろうがあられが降ろうがマイペースです。最近小屋をお気に召してくださったらしく、夕方になると自主的に入って首だけ出してたりします。かわいいぞ。

寒さには強いですが、夏の暑さと特に蚊に弱いのです。気をつけてあげなくちゃです。

ご先祖は北

Nec_0035_6 朝目がさめてみたら、室温が2℃でした。ひゃあああ、寒いー。またまたうっすらと雪が積んでました。12月でこれでは、1月2月はどうなるのでしょうか?とにかく風邪をひかないようにせねばなりません。

「寒かゴロ」の多い我が家のメンバーの中でモモ(紀州犬雑種・女の子・4歳)とめーさん(ヤギザーネン種・女の子・10ヶ月)はいつもと変わりありません。特にモモはどんなに雪あられがそぼ降ろうとも、朝夕の散歩を当然の権利と思ってますから、7時を過ぎるともーうるさいのです。「連れて行ってくれないの連れて行ってくれないの?あたしはこの世で一番不幸よ。」とばかり世にも物悲しい声で鳴くので、こちらも世にも情けない顔で、首に厳重にタオルを巻き、軍手をはめ、靴下を2枚重ねて軽登山靴もしくは長靴を履いて、ぼちぼちお散歩のお供をさせていただきます。

モモのご先祖さあをたどれば、弥生犬と縄文犬どちらの血も混じっているでしょう。弥生犬は朝鮮半島経由で、縄文犬はカムチャッカ半島経由です。どっちも寒いところやないか!さらにご先祖さあをたどれば、犬そのものが、氷河期に狼の群れからハンデがあってはぐれた個体が、人間と暮らし始めたのが最初といいますからね。狼・・・朝鮮狼、ヨーロッパ狼、北極狼、みんな寒いところばっかおるじゃないですか。モモよ、あんたが寒さに強くて当たり前じゃわ。

でも、お散歩以外のモモは寒がり。頼むから夜の夜中に藪にオシッコしにいって引っかかって「ク~ン、ク~ン」と情けない声で鳴くのは止めてくれ。そのたびあたしが起きて綱を解きにいかなならんがね。まあ、いつもいつもたいへんお世話になっておるモモのことだからねえ・・・。いたしかたないんだけれどねえ・・・。できるだけのことはするからさ、いつまでも元気でおってくれよ。

2005年12月13日 (火)

ご先祖はやはり南

Nec_0033_4 案の定というかやはりというか、今朝のうち近辺はうっすら雪化粧でした。勘弁して欲しいです。寒いです。

さて、猫はアフリカのエジプトかリビアあたりが原産で、人間もアフリカのど真中あたりが原産でしょう。寒さに弱くて当たり前じゃ(いいわけ)。うちの動物の中では、地鶏くんご一家も東南アジアの赤色野鶏がご先祖さあなので、どうも寒さに弱いらしいです。先だっての冷え込みのとき、シートをかぶせてあげなかったら、その朝てきめん卵が2個になってしまいました。ごめんね。反省して、夜は西側、北側、東側の三方を必ずシートでカバーしてあげるようにしています。すぐまた元通りの4個産卵Nec_0034_5 になりました。

鶏さんそのものの体温が高いので、簡単に風除けをしてあげるだけでだいぶ室温が高くなるようです。シートを上げたところから湯気が立ち上っているのがご覧になれますでしょうか?強いものです。この寒い朝でも、地鶏くんははようから「コッケッコッコオー――!!」と景気のいい鬨の声を上げてました。結構、結構。

2005年12月12日 (月)

猫型アンカ2台

Nec_0030_4 どうしたことでしょう?今年の師走はどうしてこんなに寒いのでしょうか?夏はあんなに暑かったというのに何という極端さでしょうか。この天候では明日は我が家近辺に積雪もしくは凍結があることは必至。困ったことです

この寒さですと、我が家の猫達がぬくもりを求めること、たいへんなシビアさです。もともとがアフリカというか、リビアとかエジプトとかそこら辺原産の動物らしいので、寒さには弱いのであります。(かといって『暑さに強い』というわけでもなさそうですがねえ)。エジプトのハトシュプトかなんか女神様のお使いが猫だったんじゃなかったっけ?(ここらうろ覚え)。猫面人体の画像が一杯残ってますよね。猫のミイラもあるらしいし。そういえばエジプト美術って独特の感覚ですなあ。

まあ、そのご先祖以来寒さに弱いらしい猫達がだんごになってぬくみを求めてまとわりつきます。しかしはっきりいってこちらも寒く冷たいのは嫌なので、ひっつき大歓迎!猫は体温も高いので、膝に乗ってくれてると暖かいよお。(エドガー・アラン・ポーの奥さんも貧乏だったから猫で暖を取ったといいますね。)もう動きたくなくなるよお。でも、トイレには行かなくちゃ。誰か代わりにしてくれないかしら?

同じことを猫達も考えているらしく、うちは庭がすべて猫トイレ(巨大)なのですが、猫用出入り口で迷っている様子。だめじゃだめじゃ。家の中でしっこは許さん。とっととしてきなはれ。と、情け容赦なく猫背中を押す寒波襲来の夜でありました。