阪神淡路大震災のとき、北大阪の高槻市という所に住んでいました。有馬―高槻断層という、淡路島の断層と連動して揺れた断層が近くに通っていたので、まあ、大揺れに揺れましたよ。鉄筋コンクリートの4階の部屋で、6棹の本棚と2千冊のコミックスが雪崩をうって落ちてきたとき、ただ呆然としていました。本棚の下敷きにならなくてホント良かったです。
ドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ・おじさん・12歳)はわたくしの脇腹で寝ていたのですが、まだピクリとも揺れがこないうち、いきなり飛び上がってどこかへ走っていきました。「なにごとよお・・・。」早寝早起きがその日はたまたま夜更かしして、頭が寝ています。次の瞬間初期微動(地震の最初のカタカタカタという縦揺れ)が来て「な、なんなの?!」と飛び起きたら、「ぐわっさああ、ぐわっさああ」というたいへんな大揺れが!もう、「狭いところに逃げる」とか、「頭をかばう物をかぶる」とかの状態じゃないです。ひたすら布団の上で這いつくばって、「あわわわわ―――!」と時の過ぎるのを待つのみ。あのときは永遠の長さに思えましたが実際は1分足らずでしょう。「火の元の確認」なんてとんでもない。
当時すいかという名の女の子の猫もいて、揺れが収まって落ち着いたときに2匹の猫を探しましたが、そこらに居ませんでした。「ど、どうしたの?」と半狂乱になって探したら、下の植え込みからすいかの鳴き声が。揺れが始まる前にベランダから飛び降りたらしいです。震えているのを連れて帰りました。幸い怪我はありませんでした。ドリアンはなかなか見つからず午後になって押入れの天袋に逃げ込んでいるのがわかりました。まったく・・・・・。それにしても、猫の危機を察知する能力には驚かされたことでした。
夕べの丑三つ時に鹿児島地方は震度3の地震があり、うちも揺れました。でも、脇腹に寝ていたドリアンがピクリともしなかったので、「たいしたことはあるまい」と判断して、そのまま眠り続けました。みなさんはいかがでしたか?
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