去り行く夏を惜しみながら、トウモロコシと枝豆を食べんとするわたくしでございました。
・・・・・などとかっこつけてる場合じゃない。全然夏を惜しんでなんかいません。今日の予想最高気温も35℃、気温だけ見れば夏真っ盛りもいいところだっちゅうの。早くもう少し気温が下がって欲しいです。
トウモロコシと枝豆を茹でて、ちょっといい塩を振ってむさぼり食べ、気をとりなおします。
酒が飲めないのが本当に残念です。麦茶でも飲みましょうかね。麦酒と麦茶、漢字も原材料も似たようなものです(味は全然違うけれど)。もっともこれでわたくし酒飲みだったら、とんでもない事になっていたでしょう。「小原庄助さん♪」じゃありませんが「そ~れで身上つ~ぶした♪」ところでしょう。下戸なのは天の配剤です。そう思えばありがたい事です。
どうやら台風10号は雨台風らしく、風はそれほど強くないらしいです。一安心。
今日は朝からばたばたばたばた、ヤギ小屋や鶏小屋に風や雨が入らないようにしたり、屋根が吹き飛ばないようにしたり、雨の間に食べる草を小屋に積み重ねたり、走り回りました。なんといっても今年はスズメバチの巣が低いところにできているのです。「蜂の巣が低かときゃウカゼ(大風)が吹く。」と鹿児島では昔から言うのです。どうも蜂にはその年台風が来るのがわかるらしい。巣が吹き飛ばないように低い位置に作るそうな。その伝でいくと、今年は台風の当たり年らしいのです。
動物方面はある程度準備ができましたが、困ったのはニガウリです。ニガウリは風にたいへん弱いので、ちょっと吹くと蔓がヘニョへニョになってしまいます。
だいたい今年はニガウリの芽が出てくるのがたいへん遅く、八月に入ってからやっといつもの年に追いついてきたところなのです。
頼むよ~。飽きるほどニガウリを食べ尽くすまで、台風よこないでくれ。
なにせまだ苗のうちから、めーさんとチビのザーネン種ヤギ親子がちょっとした隙を見つけてはトウモロコシ畑に仁王立ちになってもぐもぐムシャムシャ齧っておりましたもん。敵は身内にあり。
「あー――今年もトウモロコシは食えないかも知れん。」
涙にくれておりました。昨年は3日連続で雷が鳴ってモモ(紀州犬雑種・5歳・女の子)が役立たずだった晩に、忍び込んできたどこぞの野獣(たぶんアライグマか狸)に根こそぎやられて人間の口にはほとんど入っていなかったのです。
しかし今年、半分以上はヤギ親子にやられたものの、残りの半分はなんとか実をつけてくれております。これは・・・・・まあ、これだけ口に入れば良しとするか。
もう少しすれば収穫。でも、この「あと一週間で食べ頃♪」という時期が一番大事。今年は食うぞ~~~!トウモロコシ!
自家製レーズンと密造酒の野望に燃えて、去年の秋の木市で買ってきたブドウ二本でしたが、なにせブドウはヤギ様方の大好物、新芽がでちゃあ食われ、油断をしてちゃあ食われ、哀れ4,5回は丸坊主にされてしまいました。
この間もちょっとした隙に、シロさん(トカラヤギ・1歳)に丸坊主にされ、「あああ、もうだめかも。枯れてしまったかも。」と思っていたら、けなげにも芽を出してくれました。
ごめんよ―――。ごめんよ―――。あたしが大雑把で考えなしだから苦労をかけるねえ。
なんとしても今度の芽は守らねばなりません。
伊敷町のニシムタで買ってきたアニマルネットで、周りを囲いました。
めんどくさがらんと、もっと早うにやってやれや。まったく。
秋胡瓜の種を伊敷町のしもんそマルヒラで買ってきました。
自分で野菜や花を作ってらっしゃる方はご存知でしょうが、種屋さんの商品開発努力というのは凄いものです。ハウスとかの特別な施設なく、露地で作ってもかなり長いシーズンをカバーできるような品種を作り出しています。胡瓜とかキャベツとかよく使う野菜は特にです。そうやって露地で作ってもかなり良いお味がでます。この秋胡瓜なども11月~12月、霜が下りるまで作れる品種です。
どんな業界でも、日本の企業というのはほんとうに凄まじい開発努力をしてるんですね。
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