というわけで、こないだ買ってきたノースポールの苗に花がつきました。
ノースポールは公共工事によく使われるので、もうあちこちあらゆるところに植わってますが、大好きなんですよ。なんとなくマーガレットに似た雰囲気なのに、もう少し素朴。たくさん花をつけてしかも丈夫。雪のように白い。花の不足するこの時期にありがたいことです。ちょっとした花束を作るのに、ノースポールをベースにすると少ない花でも映えるんだよね。
4月~6月に咲く花々は、今時分はまだ全く目立たないひっそりした状態で畑に植わっているけれど、この今時分こそが大事なんだよね。1月~2月はほとんど成長もなにもしてないようで「大丈夫かよ」と思わず心配になるほどなんだけど、大丈夫。しずしずと着々とその身にパワーを溜め込んで、春めいたあるとき、気がつけば一気にひょひょ~~~んと伸びて、蕾なんかつけている、あっという間に花が咲く、そんなもんなんです。
なんだか、人生の話のよう。
「犬のふぐり(金玉)」という、おいおいどうよ、という名前なのに、小さくて青くて可憐な花です。
オオイヌノフグリが外来種で、イヌノフグリが在来種なのですが、恐ろしいことに外来種のオオイヌノフグリのほうが繁殖力旺盛で、イヌフグリのほうは絶滅危惧種、レッドデータブックに載ってしまってます。うわあああ。確かにオオイヌノフグリはこれから早春にかけていやというほど見かけるけれど、これより一回り小さくて花色に紫が混じるイヌフグリのほうはほとんど見かけません。なんと申したらよいのやら・・・
これの別名が「天人唐草」といういかにもたおやかな名前です。
山岸涼子さんのマンガで「天人唐草」という傑作短編があります。「イヌフグリなんて下品な呼び方はふしだらだ。『天人唐草』と呼べ」という厳格な父親の下で育った女が、性的抑圧のために次第次第に狂っていき、最後にその偽善的な父親が愛人のもとで腹上死してしまい、人格崩壊を起こすこわ~いお話でした。
なんでかねえ。こんなに可憐な花なのに。名前も笑かしてくれるのに。思い出すのはこわ~いお話ばかり。
「ノースポール(北極)」の名を持つクリサンセマムです。真冬でもマーガレットに似た可憐な花を次から次へとつけて、たいへん重宝します。
「北極」といえば、故・植村直己氏の「北極圏1万2千km」とか「グリーンランド」とかを踏破した探検記を読むのが大好きでした。極端な寒がりで高所恐怖症のくせに。人はえてして自分に無いものを求めてしまうものさ・・・・・ふっ。
エスキモーのイヌイットが、アザラシの肉を生でしかも腐りかけで食べるのを真似するところとか(口に肉をくわえてナイフで切って食べるんだよ。すげえー―)ね。腐りかけのほうが味がしておいしいそうな。しかも赤肉だけだとパサパサして味も素っ気も無いが、濃厚なアザラシの油を乗せて食べると食べやすくなるとか。ほえええ。
でも一理あるな。豚肉なんかもおいしいのは断然油たっぷりのバラ肉だもんな、うんうん、とかうなずきながら読んだものでした。
トナカイの背中に寄生する虫の幼虫を、手で押し出して口に放り込むところとか(蜂の子みたいな味だそうな)、凄い話満載。・・・・ってまた食べ物の話だけ印象に残ってるのかよ。
あ、あとそりを牽く犬達の話とかね。淡々と朴訥に事実だけを記述してるのに、ドラマッチック。やっぱり凄い探検家でしたね―――。
12月から1月にかけて、菊の株の根元にいっせいに芽が出てきます。これを「菊の冬至芽」といい、株分けすると結構簡単に株を増やすことができます。かなり昔から確立された菊の増やし方です。
菊は熱烈な愛好家が多い花ですね――。大輪の花を咲かせるのに凝ったり、小菊で形を作ったり、盆栽にしたり・・・・・あちこちにマニアが。どちらにせよ一年中いっときも気の抜けない気難しさはバラに匹敵します。ぐうたらにしてずぼらなので、うちではバラも菊もたいへんいいかげんな扱いしかしていないのですが・・・。
でも「菊籬(きくまがき)」にはむちゃくちゃ憧れるので、「門から築山までのアプローチに二尺ぐらいの高さの竹垣をさしまわして、その竹垣に沿って小菊を植えて・・・」などと、野心を燃やしています。想像するだに、ああ・・・・・・ス・テ・キ♪
とにかく冬至芽が出ている今のうちに株分けをして数を増やさないと。
今日はお天気がよくて暖かくなりそうなので、たまりに溜まった庭仕事、できうる限りしとかなきゃ。
フリージア・クロッカス・チューリップ、「春咲き球根三大好き好き」なのですが、なんということだ!大切にしていたフリージアの芽をめーさん(ザーネン種ヤギ・11ヶ月・女の子)に噛んちぎられてしまいましたよ。ちょっと目を離した隙に。
ということで早速吉野のホームセンター滝の神にフリージアの球根を買いに行きました。
さて、これは大きな声でいえないのですが、実は秋植え春咲き球根は1月に買うのがお買い得なのです。というのも売れ残った球根がこれからほとんど投売り状態でバーゲンになるからです。たとえば「チューリップ20球・¥100」とか。だいたい「9~11月植付け」と書いてあると思うのですが、多少球根から芽が出ていても、土に元肥を充分やって芽が地面から出るように植えれば、まったくノープロブレム!!ちゃんと立派に花が咲きます。時期遅れもなし。ですからまだ間に合いますから、「今年の春はうちの花壇(コンテナ)をにぎやかにしたいわ。」という方、即苗屋に走りましょう。知ってる人は知ってるので、この時期を狙ってます。いい花色はやはり早めになくなります。
フリージアの何が好きって、花の形もたおやかで可愛い上に、匂いがいいんですよね―――。匂いがいい春物には日本水仙もあるのですが、これは祖父が植えたのが自生しているので買いません(ありがたや、ありがたや)。球根は一度植えると宿根になって、何年も咲き続けるのが多いのも嬉しいですね。
「ロゼッタ」とは、草花が冬の低温や季節風をしのぐために、写真のように地面を葉っぱが這うように広がって大きくなる状態をいいます。春になって気温が上がってくると、いきなり中心の茎がにょきにょき伸びてくるのです。そしてあっという間に花芽がでてきて花が咲きます。冬の間は地上ではほとんど高さは伸びなくても、地下ではたいへんな勢いで根が伸びている時期でもあります。その冬の間に伸びた根こそが、春の急成長を保証するのであります。これこそ「根回し」!
世間はクリスマスイブですが、今年は忙しくてケーキも鶏の丸焼きも作れませんでした。いいもん。餅つきもするもんおせちも作るもん(負け惜しみ)。今は根回しシーズンなのじゃ。春がくれば、ひょひょ~~んと伸びる茎を支えるために、冬の間に根を張っておく。今まで足りなかったのはこれね!砂上の楼閣を作るより、時間はかかっても岩の土台に基礎を作って堅固な家を建てる。
結局はそれが賢いこと。美しく物事を仕上げるコツ。
ヤツデの花と実です。白くてまんまるなのが実で、ぽやぽやとおしべがでているのが花です。
今は白い実が、そのうち黒くなります。ヤツデは昔は猛毒があるように思われていたらしいですが、そんなことはありません。めーさん(ザーネン種ヤギ・女の子・9ヶ月)も、ときどき齧ってます。でもむちゃくちゃおいしいわけではないらしく端に噛みあとがあるぐらいです。なんといっても好きなのは、モミジの葉とかマユミの葉とかあとカズラ類のようで、モミジは背伸びしてまで食べるので(その様子はかわいいです)、1m20cmぐらいまでの葉っぱはすっかりなくなりました。人間にはその味の差はわかりません。どれを食べても青臭いだけだと思うけどなあ・・・。
ヤツデの葉はリュウマチの薬で、干してヤツデ風呂にはいるそうです。あと、屋敷内に植えるとその大きな葉が霊力のあるうちわとなって、疫病や災厄を吹き払ってくれるらしいです。うちにも何本もあるので、頼むから今年はインフルエンザをうちに入れんで欲しいです。ウィルスを吹き払ってくれ。
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