椿屋敷のお客様

民俗・年中行事 Feed

2009年8月27日 (木)

リスのごとく

090827 モモとアンズの散歩コースの裏山では、もう栗が落ちていました。まだ緑色の混じる毬に包まれた大粒でまっことうまさげな栗です。去年もたらふく食べました。

散歩途中で、イガイガのままもって帰る籠も袋ももっていなかったので、そこらじゅうに落ちている毬を、犬のウンチ用スコップで手早くかき集め、誰にも見つかりそうに無いところに固めて隠しました。まるでリスのごとくです。

明日はさっそく籠もって行かねば。うかうかしてるとリスのごとく隠し場所を忘れてしまいそうだ。

2009年8月 3日 (月)

夏休み工作のおもひで

090803 小学校のとき「滑車を使った工作」という夏休み工作の課題が出ました。

作ったのは「お菊井戸」。「番町皿屋敷」であります。小学生が工作に選ぶテーマかよ?

うちに井戸があったしなァ。しかも釣瓶があったんです。夏は畑のスイカを釣瓶のバケツに入れて、20mぐらい下の井戸水面に下ろして冷やしたりしたもんです。身近でした。

でもはるか下の水面は子供心に怖かった。「落ちたらやだなあ」とマジで思いました。その頃小学校の図書館で読んだ「番町皿屋敷」に強烈な印象を受けたんだな。

・・・・・・・・夜な夜な、井戸の底から這い上がってきて、「いちまーーーい、にまーーーーい、・・・・・・・・」と足りない皿の数を数える女。怖かったなあ。夜になるとうちの井戸からも声が聞こえるんじゃないかと思った。夜には井戸小屋のそばに近寄れなかった。まあ、それでなくても父方の実家は築150年以上のお化け屋敷だったんだけどね。

今すんでるここは、母方の家。井戸は無いけれど、今となっては自分ちの井戸が欲しいなあ。お金ができたら井戸を掘ろうかなあ。

2009年7月19日 (日)

うなぎ

Dvc00158 なんと言っても今日はうなぎでしょう。

「目からうなぎがでるぐらい」食べようと思い、パタパタと炭火で焼かれている大隈産のうなぎを一尾買ってきました。一年分のうなぎを今日食べ尽くさんばかりの勢いです

白いご飯を釜で炊きホカホカしているところに、蒲焼のタレにたっぷりまぶして山椒を振ったうなぎを乗せ、かぶりつきました。

・・・・・・・・・・・うまいわあ!

おなかいっぱいに食べて、残ったうなぎは残ったご飯に混ぜ込んで「ひつまぶし」にしました。明日の朝も楽しみだ!

2009年7月18日 (土)

六月燈

Dvc00157 今日は近所のお宮さんの六月燈。

町内会で作った燈籠がたくさん神社の神域内にぶら下がり、にわか仕立ての舞台ができて踊りだのなんだのを披露する日です。

田舎の山の中のお宮さんで、いつもは昼でも人っ子一人いないのに、この夜だけは明かりが煌煌とともりたくさんの人が集まります。

「この中に生きてる人じゃないのが混じってても驚かないぞ」

2009年4月24日 (金)

芸能の報酬

Dvc00008 母は民謡(踊り)の師範で、祖母(母の実母)の介護をするまでは自宅で教室をやっていました。

発表会前など一日中「南部俵積み唄」だの「刈干し切り唄」だの「ハンヤ節」だの「少年田原坂」だの繰り返し繰り返し鳴り続け、覚えるつもりは無かったのにいまだに歌えます。

当時はまだ高度成長期で、踊りの世界も家元と金と芸能プロダクションが絡み、こんな鹿児島のド田舎でも、公共工事で作られた「市民会館」や「町民センター」で金に任せて歌手を呼んで催されたいろんな流派の発表会がありました。母はそこそこ人気のあるお師匠さんで、かなりのお月謝を稼いでいたはずですが、出て行くお金もかなりのものだったと思います。何につけてもあの頃はそういう時代だったのです。

時は流れて祖母が亡くなり、父と母は日置市の父方の家に帰りました。そして一度は止めていた踊りをまた始めたのです。

もう家元にも昔の威光は無く、結社にも大掛かりな催し物をする力は無いのです。それでそういうルートでのお話ではなく、なんというんですか「老人クラブの昼食会」とか「敬老会」とか「町内会の親睦会」とか、そういうご町内・村落レベルの地域共同体の素朴な催し物への参加のお呼びがかかるらしいのです。すでにそれでかなり牧歌的なお話なのですが、報酬がね・・・・・・・・。その土地の田んぼでとれたお米や餅米なのですよ。日置の実家の冷蔵庫や食料庫はもらったお米や餅米でいっぱいなのです。

「い、・・・・いい話やなァ。」

ちょっと感動しましたです。

「芸能の報酬にお米をもらう。」芸能の原点であり、実に日本的な慣習の復活だと思いませんか?祭りや神事に近い匂いがします。こういう話を聞くと「日本の田舎はまだ大丈夫だ」と思います。やはり土地に根付いて生活するということは、これほどまでに強いのです。

うちにもお米のおすそ分けが来ます。なんというありがたいことでしょう。

2009年2月 3日 (火)

恵方巻

Dvc00033 今をさることン10年前、関西の大学でできた大阪人の友人が、節分に女子寮の一室でいきなり巻きずし一本取り出して、黙々とかじりつきだしたときにゃ~~「いったい何事が始まったんじゃ?~~」とたまげたものでした。

それから月日が流れ今や「節分のまるかぶりずし」は超メジャーな日本の行事になってしまいましただよ。

いいことだ。所詮わしらは米食で世界屈指の海産物好きの民族、「節分に巻きずしを食う。」美しいではないですか!筋が通っているではないですか!!

少なくともクリスマスやハロウィーンやヴァレンタインデーよりは、この国の気候風土文化に無理なくマッチする年中行事でありましょう。(いやもちろんブッシュ・ド・ノエルもパンプキン・パイもガトー・ショコラも大好きなんだけどさ)巻きずしおいしいな。今年はいただいた巻きずしでしたが、キュウリも卵焼きもかんぴょうもシイタケも鯛デンブも、ちょびっとだけどアナゴまで入ったおいしい巻きずしでした。

これで今年も健康絶好調じゃ!!

2008年12月29日 (月)

まだ書いていない

Nec_0043 年賀状!年賀状をまだ書いていなかった!

あああ、なんで?正月を旧暦から新暦に直して、しかもクリスマスなんて南蛮のお祭を流行らしたのはどこのどいつ?なんでこの二つがわずか1週間足らずの間に来てしまうの?もう、正月は旧暦でやろうや~~

ああ、もういっそとっとと明けてしまって~~

2008年12月27日 (土)

竹の削り方

Nec_0034 植木屋の父直伝の竹の削り方。

青竹をうまく斜めに切るのはとても難しいです。途中で割れ目が入ったり、曲がったり、切り口がささくれたり。

とりあえず鋸で斜めにざっと切り、切り口を電動カンナで削るのがコツ。

これだとささくれがとれるし、1mm以下の単位で修正が利くし、割れない。きれいでシャープな斜めの断面になるというわけ。

門松の竹は斜めの角度がシャープなほうがカッコいい!

2008年12月26日 (金)

冥途の旅の一里塚

Nec_0033_2早いもので、今年ももう門松を立てねばならん時期ですわ。歳月は砂のごとく流れております。

とりあえず竹なんか削ってみました。この作業が一番難しいんだな。

2008年12月25日 (木)

師でなくとも走る月

Nec_0032 いやあ、もうクタクタ。

何でこんな野暮用ばかり、山積みなんでしょう?年末って。

とりあえず麦糠二俵と圧ぺんトウモロコシと乾燥オーツヘイひとしめを買ってきてJAの年末年始休みに備えました。これでヤギも鶏も一安心。でも重かった~~。

まだ大掃除も年賀状書きもやってない~~~。