椿屋敷のお客様

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2007年1月 3日 (水)

ご近所門松巡り

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うちの近所は江戸時代から鹿児島市内に野菜や竹籠やなにやかやを売っていた近郊農業地帯です。

その伝統はいまだ健在で、竹山を持っている家も多いので「門松なんざお手の物」のじいさんやおじさんがごろごろいます。南天や千両や万両を作っている家も、金柑を作っている家も、葉牡丹を作っている家も、松がある家も、その全部を作っている家もあります。よって、ほとんどの家が自分のうちの材料でお手製の門松を作って門に立てています。

その家の特色が出てたいへんおもしろいです

門松で一番難しいのは「竹をきれいに斜めに切ってがっちり3本まとめて荒縄で縛る」ことなので、男手が門松に割けない家など竹を省略している家もあります。植木鉢に若松と南天と葉牡丹を盛っている家もあり、それはそれで正月らしい雰囲気がするものです。

なんにせよ、うちのご近所がみんな、買ってきた門松でなく自力で作った門松を立てているのが、なんとなくうれしいのです。

異界口

Nec_0003_26 井戸、川、湖、池、海・・・・・・そして辻、橋。民俗学でこれらは異界への入り口ということになっております。この世ならぬ場所へ通じる回路なのです。

実際「水の流れ」というのはちょっと想像もつかないようなルートを辿って流れています。大仰な洞窟とか地下水路とかでなくても、そこらの側溝とて思いもよらぬところに巡っていたり、通じていたり。

誰そ彼時や彼は誰時、月明かりの下でそういう側溝口が暗く口を開けているのを見ると時折ドキッとすることがあります。

「何かこの世ならぬものが這い出てきそうな」あるいは「ふらふらとそちらのほうへ引き込まれてしまいそうな」感覚。その感覚は本能的なもので脳の一番深いところから湧き立ってくるように思います。誰しもが多かれ少なかれこの感覚を持っているのではないでしょうか?

ジャパニーズ・ホラーとして一時代を風靡した「リング」も「井戸」というクラシックな装置を利用しておりましたね。「貞子が井戸から這い出てくる」恐怖、それが本来みなが持つ「井戸」という装置への恐怖心を刺激して絶大な効果をあげていました。

この感覚はどうも洋の東西を問わないらしく、スティーブン・キングなんかも使ってました。特に「It」。あれは側溝とか下水道とか給水塔とかに潜む邪悪を描いて、いやああ、怖かった怖かった。「キリスト教文化圏でもあの手の装置は怖いんだなあ。人類共通の恐怖なのかも」と思い至ったしだいでございましたよ。

写真はうちの畑の端にある側溝口です。夕方に撮ったのですが、写真のほうが怖いです。ここからどんどん下へ下へと下っていき、谷へと落ちていきます。ここから出てくるのは実は狸か鼬なんですけどね。

狸ご一家が側溝を通路にして走っているのをよく見かけます。

2007年1月 1日 (月)

あけましておめでとうございます

Nec_0002_31 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

あいにくの雨模様の元旦でしたが、みなさまにはどうお過ごしですか?

元旦だろうが雨が降ろうが、猫、犬、鶏、ヤギにごはんを食べさせねばならないので、あまりいつもと変わらないのです。

おっと、人間も食べなくちゃなので。

雑煮に数の子、昆布巻き、黒豆、酢牛蒡、なます・・・・・・

お正月だなあ。

2006年12月31日 (日)

玄関に餅

Nec_0054_3 弊ブログ「椿屋敷農園」にお越しのお客様、今年もお引き立てのほどまことにありがとうございました。

おかげさまで二度目の年越しを迎えることができました。これもひとえに皆様方のお力添えがあってのことです。

来年もなにとぞよろしくお願いいたします

去年もばたばた、今年もばたばた、貧乏暇なしとはこのことですが、なんとかかんとかぎりぎりで玄関と仏壇に餅を飾りました。

今宵歳神様がおいでになりますように。

皆様も良い歳越しを!

やっと書き終わりました

Nec_0053_1 やっと書き終わりました!年賀状。

もう~~、ほんとうにぎりぎり年内じゃないですか!!ひーーーー。

今日の朝一番にポストに放り込みます。

2006年12月28日 (木)

次はコレだ

Nec_0052_5 年賀状。

まだ真っ白。

なんとしても今日中に仕上げて、郵便ポストの「年賀状口」に投函しなければ。

プリントごっこ、ごっこランプよーし、ごっこシートよーし、お客様のべにこさんからもらった(ありがとうございます)ごっこインクなどなどよーし。

あとはいのししの画像を探せ!!

2006年12月27日 (水)

門松完成

Nec_0051 今年の門松です。なかなかうまくできました。が、しかし、

熊笹が見えますでしょうか?

大間抜けなことにこの熊笹を近くの藪まで車で取りに行って、車の鍵を無くしました。

しかもマグネットで車の下につけていたはずのスペアキーがない!!

ショーーーーック!!

鍵屋さんにきてもらって合鍵を作ってもらったのですが、こういう場合とても高くつくのですね。大金¥15750も取られてしまいました。あまりのことに目が眩んでその場にしゃがみこんでしまいました。

まあ、事故をしたわけでなし、厄払いとでも思いますか・・・・・・・(そうでなければ悔しすぎる)。

:教訓

合鍵は必ず作っておくべし。マグネットで車のお尻につけておく奴は信用できぬ。財布に入れる、チェーンで下げる、机の引き出しに入れておく、とにかく別の場所に保管しておくべし。山や海の大自然では鍵は持ち歩かない。車につけたままにする。誰も車をとらぬのだから。

以上。たいへん高くついた熊笹でした。

門松作り

Nec_0045_7                            Nec_0046_7 Nec_0047_9 Nec_0048_2 Nec_0049_4 ひさびさでなおかつ年内最後の休みなので、今日は大忙し。なにはともあれ門松。門松。

植木屋の父が元気なうちに作り方をきっちり伝授してもらっておかねばなりません。

写真は「門松の荒縄の飾り結びの仕方」ですNec_0050_3

2006年12月23日 (土)

竹選び

Nec_0039_12 などと言うてる間に、今年も残すところ一週間あまり。どうなるんだ年賀はがき。どうなるんだ大掃除。どうなるんだ障子張り。とにかくできることをやっていくしかない。

その中でも何が何でもはずせないのが門松作りであります。

門松は要るぞーーー!!門松目指して大晦日の夜に歳神様がいらっしゃるのだからして。だいたいうち近辺は竹藪で、門松にぴったりの竹がわさわさと生えているのだからして、門松を作らないのがおかしいっちゅうの。だからしてご近所中のお宅がみんな、その家々で趣向を凝らした門松を立てております。ちょいと対抗意識も沸こうというものです。

朝のモモ散歩の途中でとおる裏の竹林。

そこで「この竹がいいかな?それともあの竹か?」と物色する今日この頃なのです。

2006年12月22日 (金)

柚子湯

Nec_0040_10 今日は冬至。一年で一番日が短い日。

今日カボチャを食べれば中風を患わず、柚子湯に入れば風邪を引かない。

よって朝一番にカボチャの煮たのを食べ、夜には庭の柚子を入れた風呂に入りましたよ。中風も風邪も真っ平ごめんなのであります。

そういや今「ノロウィルス」が日本中を席巻しております。こんな冬場でも食中毒。恐ろしいです。鳥インフルエンザも「そのうち人間間でもうつるようになる」と言われてはや何年。インフルエンザこれすなわち風邪。引きたくないです。中風などもってのほか。

言い古された言葉ではありますが「健康が一番」。