椿屋敷のお客様

民俗・年中行事 Feed

2006年12月11日 (月)

忘年会

Nec_0023_20 お客様のtotto*さんちで忘年会がありました。clusterさんとtotto*さんちの旦那様とそれぞれのお子様たち参加です。お子様たちはすぐWiiに夢中。(動体視力が最近めっきり弱ってしまったので何がなんだかさっぱり。)

やっぱりtotto*さんのお料理、おいしかったなあ!おでん。自家製(!)鶏ハム。これまたおいしいおにぎり。アスパラとシメジの肉巻き。またもや腹の皮が破れんばかりに詰め込んでしまいました。もう入りません。

さらにさらに、帰り際にclusterさんち特製の豚味噌(これがまたおいしいんだわ)とスプーンさんちのコーヒーをいただいてしまいました。なんだこのシナプス人脈(笑)。

しあわせ。

食べてしゃべって、食べてしゃべって食べて・・・・・

みなさまありがとうございました。たいへんよい忘年会でした。

2006年11月24日 (金)

墓所の花

Nec_0032_27 田舎にはよくあることですが、墓が歩いてすぐのところにあります。庭や畑の花を摘んでそのまま歩いていていって供えることができます。

そうなると特別信心深いわけでなくとも、まめに花を供えないわけにはいきません。なにせ30ぐらいある墓のほとんど全部、いつもきれいに花が供えてあるので。うちの墓だけ丸坊主や枯れ花にはしておけんでしょう。

こうやって「鹿児島県の生花の消費量は全国一」のわけを知ったのであります。そりゃあ、こんだけまめに墓花を替えたら花代を食うわなあ。夏場なんか半日も持たないのにやっぱり替えてあるもん。

そんな夏場に供えた、鶏頭やコーンフラワーなんかの”乾き花系”の種が落ちたらしく、墓所のあちこちで芽吹いて大きくなり鮮やかな花を咲かせてます。

全部、赤。派手だよ~~。

中には1mを越す草丈になっている株もあり、「畑に植えたのより生育がいいんじゃないか?」というほどです。「桜の下には死体が埋まっている」は有名なフレーズですが、もろにここは墓所、石造りでもいろいろと地下から吸い上げるものがあるのでしょうか?まあ、桜じゃなくて鶏頭やコーンフラワーなのが愛嬌といえば愛嬌なのですが。

2006年11月16日 (木)

秋の木市でお買い物

Nec_0009_25 昨日は鹿児島の園芸者の祭典「秋の木市」の最終日でした。最終日の夕方4時以降、どこの出店も売りつくしバーゲンをするのです。

三時のおやつを食べた後、今年もおんぼろのダイハツ・ミラを駆って目の色の変わった園芸者たちのひしめく甲突川の川原へと。

買ったのは以下のとおり。

  1. イチジク(ドーフィン)   1本
  2. 栗(利平)          1本
  3. ジューンベリー       1本
  4. ブラックベリー       1本  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上¥2500
  5. パセリ            3本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・¥50
  6. 菊苗             8本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・¥500
  7. 葉牡丹(紅白)       4本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・¥200
  8. 四季成りいちご優香   6本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・¥1200

あと、まだバーゲンでないうちに、

”赤くて糖度がたいへん高い新種イチジク・ピオーネ”・・・・・・・・・・・・・・・・¥2000

を買ってます。かなりの出費をしてしまいました。最終日のバーゲンでは心のタガが外れます。これからしばらく植え付け植え付けの日々です。でも、それが楽しいの。楽しみなの。

2006年10月 6日 (金)

お月様をお迎え

Nec_0043_8 今年は閏月のため、今日10月6日が中秋の名月です。

お知りあいの農家では、よく太ったサトイモを掘りあげてらっしゃったし、また床の間に萩と栗とススキを飾ってらっしゃるお宅もありました。それを見て、「あっ、うちも飾らねば!」と大慌てで萩・栗・ススキを裏山に採りに行った次第です。途中の坂道で鋏を持ったご近所さんに会いました。みな考える事は一緒です。

ついでに今年豊作だったアケビも採ってきました。鹿児島は風はあるものの晴れた夜がくるらしいです。お月様がやってきます。

2006年9月17日 (日)

雨天決行

Nec_0005_18 今まさしく台風13号が南九州を席捲しようという今朝七時、町内会の草刈がありました。

雨が降ろうが槍が降ろうが、強い勢力の台風がすぐそこに迫ろうが、秋のお彼岸前の墓周りと町道の草刈をなにがなんでも決行する、まっこち鹿児島の町内会です。みんな雨合羽と長靴で、草刈機を回したり、レーキで草を集めたり、軽トラックに草を積んで運んだり・・・・・

すでに雨は降り出しているし、風速も10mぐらいは出てきてるというのにだよ。誰も止めようといわんのです。まったくもってここは鹿児島じゃ。

もっとも1時間の作業ですっかり町内は綺麗になりました。明日から秋の彼岸。やっぱ、薩摩人として「彼岸には墓周りは綺麗にせんといかん」わけですよ。無事に終わってよかった。

この草はもらってヤギに食べさせよう。

2006年8月19日 (土)

モモ、花火におびえる

Nec_0011_16今日は錦江湾で九州最大級の規模の花火大会の日、この山の上までドンガドンガと音が響いてきます。

モモ、おびえるおびえる。

やはりこの世の終わりのような音がしているらしいです。犬ってたいへんだなあ。

そういえばベトナム戦争とかで「戦闘犬」とかいって戦場で動けるように訓練された犬たちがいたらしいけれど、やっぱりストレスで短命だったそうな。雷や花火どころじゃない、当たれば本当に死んでしまうドンガドンガの中をよりによって犬に走らすか~?そげなことを考えつく奴はまったくもってヒトデナシです。まあ、人間もシェルショック(戦争神経症)とやらになったそうなので、ほら見れ~、なんですけど。

このときだけはモモ部屋に入れてやります。音が反響しない壁の中に入れてやらんとイカンらしいです。「できれば防音壁完備がいい」・・・・・といわれましても。そのうちがんばって漆喰壁の蔵でもたててやるか?

知り合いの獣医さんから「雷なんかのときは気をつけてあげてください。おびえないようになだめてコミュニケーションをとってあげてね。レトリーバーの子がびっくりして二階から落っこちて前足を折る大怪我をしたりしてるんですよ。」と注意事項が。

・・・・・それは、一大事です。っていうか、ほんと犬って猫と違うんだなあ。猫ならばキャット大回転で着地するところです。

2006年8月14日 (月)

盆提灯

Nec_0028_21 全国的にお盆なので、納屋からごそごそと盆提灯を出してきました。いつみてもド派手なデザインです。

まあ、これをめがけてご先祖サアが帰ってこられるそうなのでド派手なほうがいいのでしょう。「ご先祖サアは蛾の仲間かよ?」と思わんでもないですが。

うちのは何の変哲もない既製品で、中身は蝋燭じゃなくて電球です。もう亡くなったお知りあいは「オーダーメイドの家紋入り盆提灯セット」ってのを持っていて、「うおう!本当の贅沢ってこれね!!」とうなりましたね。本物の竹ひごに美濃和紙を張り、鷹の羽紋が入っていて、枠は漆塗り。中身は当然蝋燭で、それが和紙に燃え移らないように、お庭の柿の葉の生葉を二枚採ってきて蝋燭の下に互い違い十文字に敷いておく。たとえ夜中に蝋燭が燃え尽きても、水気の多い柿の葉で火は消えて提灯は燃えない。蝋燭の炎はゆらゆらと揺らぎ、つけっぱなしの電球とは醸し出す雰囲気がまるで違う。他の明かりを絶やして盆提灯だけになった暗闇は生き物のようで、「なるほどこれなら死んだ人も帰ってきとるわ。」と納得させられる怪しさ。

何事も舞台設定だよなあ。

「百物語」ってあるじゃないですか。「青い紙を張った行灯に、百の灯心を入れてその周りで百の怪しい物語をする。一つ物語が終わるごとに一つ灯心を消していく。九十九話までは何事もないが百話終えると必ず何事かの怪異が起こる。」ってあれ。

あれも「行灯」で「灯心」じゃなければいかんでしょう。そしてやはり「明り障子」で「畳」の部屋が望ましい。明り障子の外にはきしむ板張りの「縁側もしくは廊下」がなければ。

いまやこのすべてが普通の家で揃っている事は稀になりましたが、もしこれをすべてお持ちの方、やはり今のシーズンにやってみるべきでしょう。「百物語」。

やってみてください。そして百のお話の後に何が起こったか教えてください。あ、教えてくださるだけで結構。ご招待は謹んで辞退申し上げます。

2006年8月 6日 (日)

墓そうじ

Nec_0006_17 お盆も近いので、今朝は7時から町内会の墓そうじでした。

草を刈って、花を燃やすところの泥をさらって、水場の苔をこそげとって・・・・・

これでいつ誰が盆の墓参に来ても大丈夫。

2006年7月30日 (日)

草刈

Nec_0027_15 鹿児島地方は太平洋高気圧のどまんなかに入り、文字通りのピーカン晴れです。雲ひとつありません。暑くなるぞお―――!!

畑では、とうにハコベが勢力を失い、メヒシバ、オヒシバ、カヤツリグサなどというしつこいイネ科植物がはびこっています。やばい!これが繁茂すると荒廃感もひとしおとなりますので、絶対にのさばらしてはなりません。

昼間はとてもとても作業できませんので、朝のうちに草刈です。

刈っていくそばから、強烈な太陽の光で乾かされて、なんともいえない草のいい匂いがします。ひと乾きさせたら、ヤギ様方の小屋に敷きます。イネ科植物はヤギ様方の大好物なので助かります。

今は草刈機があるけど、鎌でやるとたいへんだろうな~。技術の進歩ってありがたいよ。

2006年7月22日 (土)

仏飯

Nec_0004_16 椿屋敷農園では「政治運動と宗教活動と個人攻撃を禁ず」などと言っておりますが、仏壇とかお宮さんのことはよく取り上げてますね。「棚上げ」ってやつかい。

もっとも既存の仏教は江戸時代に整理・改変されて、すっかり「葬式仏教」となり日常に生活様式として組み込まれちゃってますので、無視するのが難しいです。というよりあえて無視するほうが不健全かと。

仏典を読んだこともないし、お寺さんもそうそう参拝しませんが、毎朝仏飯とお茶と線香を仏壇に供えて、毎週墓の花を替えてます。習慣なのです。

父方も母方も浄土真宗西本願寺派です。日本で一番メジャーな宗派でしょう。もっとも浄土真宗は織田信長に邪宗扱いをされ(信長は宗教が嫌いだった。何万人も信者を殺してます)熾烈な戦いをした宗派。わずか400年前は邪宗だったのにね。時代ってのは変わるもんです。

開祖は親鸞上人。えっと「悪人正機」を言った人でしたかな?という程度にしか知りません。(間違ってるかも)。

それでも毎朝線香を焚いてチーン!と鳴らさないと落ち着きません。ハミガキなみに習慣となってしまってます。恐るべし葬式仏教。