椿屋敷のお客様

気候 Feed

2007年1月15日 (月)

放射冷却

Nec_0036_19 昨日はそこらじゅうが真っ白になるぐらい霜が降りていました。たぶん今日もそうでしょう。

空に雲ひとつない晴れの夜だと、いわば蓋をしていない鍋みたいなもので、地面の暖気が全部上空に逃げていきます。暖かい空気は冷たい空気より軽いので上昇してしまうのです。結果夜明け前にジ―――ンと音がするほど冷え込んでしまいます。いわゆる放射冷却というやつです。

昨日の日没がすでにとてもきれいな夕焼けでした。古来より「夕焼けの翌日は晴れ」と言い伝えられております。どうも今日も晴れの朝で放射冷却しているらしい。目が覚めたら部屋の中が冷え込んでいます。布団から離れる瞬間がとても辛いです。

「日本の中でも鹿児島の寒さなんかたいしたことないんだろうな」とは思うんですけどね。とにかく鹿児島以北では住めませんわ。

2007年1月 8日 (月)

虹の彼方に

Nec_0022_25 今日の夕方の帰り道、虹が出ていましたよ。それも掴めそうなほど近いところで。

「虹の足元には宝物が埋まっている」とか申します。その足も実に手で掴めそうな近くでした。いっそ駆けていって掘ってみれば良かったかな?小判か何か埋まっていたかも。

「オズの魔法使い」じゃ「幸せは虹の彼方にある」と歌ってました。さらに先に行けってか?欲の深いことじゃのう。

なんですかね、「虹の足元まで駆け寄って掘ってみたり」「虹の彼方まで幸せ探して旅をしたり」する気は無いなあ。

こうやって思いもよらない場所で思いもよらない時間にきれいな虹を見ることができるだけでじゅうぶん。おまけに携帯電話のカメラでこうやって写真に撮ることができて、こうやってブログに載せることができるんだもんよ。

じゅうぶん豊か。じゅうぶん幸せ。

2007年1月 6日 (土)

冬の嵐

Nec_0016_23 今夜は日本列島全国的に大荒れのお天気らしいです。特に北日本。「台風以上に強烈な低気圧」が発生して冬の嵐。

猛吹雪になるらしいです。

吹雪とな。

鹿児島産まれの鹿児島育ちなので、台風なら結構強烈な体験がありますが、吹雪の経験はありません。聞くだに恐ろしい。台風の風ですらああなんだよ。台風はまだ雨なんだよ。あれが雪になるんだよ。雪を含んで風速30mとかだよ。身も凍るわ。

こういうの聞くと「南国に産まれてよかった」とつくづく胸をなでおろすのでありました。北国の人には悪いけれど。

2006年12月30日 (土)

サンカゴロ

Nec_0052_8 鹿児島弁で「コタツに首まで埋まったまま出てこなくなったり」「ストーブの前から一時も離れなくなったり」「ババシャツを何枚も重ねて雪だるまのようになったり」「ホッカイロを体中に貼り付けたり」している寒さに弱い人のことを「サンカゴロ」といいます。

間違いなくわたくしもサンカゴロの一人で冬はたいへん苦手ですが、それに輪をかけて猫たちは冬が苦手です。

ドリアン(アメリカンショートヘアーのハーフ・13歳・ジジイ)は、それはそれは寒いのが嫌い。外飼いなので彼のトイレはうちのだだっ広い庭と畑すべてなのです。でも冬になるとトイレに行くのが億劫で億劫で仕方ないらしいです。寒くなると勝手に布団に入ってくるのですが、尿意を催すとほんとうに嫌そうに布団から出て行きます。しばらくすると氷のように冷たくなって帰ってきます。

「ああ~ムイな(辛い)目におうた。ハヨ温めてくれ」と言わんばかりに布団に入れろと要求してくるのです。たいへん巧妙にアイスノンのようになった肉球をわたくしの首筋やほっぺたにあてるなどという手を使います。飛び上がります。ぬくぬくと人が惰眠をむさぼっているときにそれだけはやめて欲しいです。

2006年12月26日 (火)

年の瀬もせまり

Nec_0042_10 「いったいどうなるんじゃ~~」と頭を掻き毟り、おおわらわになって走り回るクリスマスをなんとかクリアーしたかと思ったら、次はおせちです。大掃除も年賀はがきも門松もまったく手をつけていません。年末とはかくも過酷なものだったでしょうか?

去年の12月は鹿児島気象台始まって以来の12月の大雪で、今時分は雪が積もっていたはずですが今年はそんなこともなく。写真は昨日の朝日ですが、昨日は一面に霜だらけ。今日はどうやら雨模様らしいです。屋根を叩く音がします。室内の寒暖計を見ると20℃近いです。ほんとうに気温の差がはげしいなあ。みなさん風邪をひかぬようにお気をつけてお過ごしください。

ああ、そういや去年の年末は風邪をひいたんだった。今年は決してひくまい。今ひいたらドツボに嵌る。

2006年12月22日 (金)

春の兆し

Nec_0038_17 つくづく「鹿児島っていいよなあ」と思うのです。

なんといっても冬も暖かい。雪が降って根雪になって地面が見えなくなるということがない。よって年がら年中なにやかやと地面に緑の草が生えている。干草は年に4回収穫できるのだ。

これって幸福なことだよなあ。

まだ冬も始まったばかりの十二月だけれど(そういえば今日は冬至か!カボチャ食べなきゃ。柚子を風呂に入れなきゃ)、すでに早春の野草は芽を出してそろそろと地を這い始めています。

ハコベ、ナズナ、ホトケノザ、ハハコグサ、・・・・・・・七草粥の七草はOKだな。

そういえば去年の今頃は「鹿児島気象台始まって以来の」低温の十二月で雪が降りまくっていたけれど、今年は大丈夫のようです。

2006年12月18日 (月)

初霜

Nec_0034_20 今朝方「むちゃくちゃ冷えるなー」と思っていたら、案の定初霜が降りていました。

昨日は時雨で今日は初霜。本格的に冬です。寒いです。まいります。

早く春にならないかなあ。まだ、鹿児島の冬は始まったばかりなんだけれど・・・・・

2006年12月17日 (日)

時雨空

Nec_0033_18 南国鹿児島でも今日は一日どんよりと曇って、冷たい雨が思い出したように時雨れては風が吹きました。

冬がやってきたのです。

寒さに弱いので冬は嫌いだ。明日の朝はかなり冷え込むという天気予報を聞いて、どんより。

いやいや動物たちがいるので、ぐったりどんよりしている場合ではないのです。ヤギたちの鶏たちの犬の防寒対策をチェック!チェック!!特に小さい雛たちがいるアロウカナ×烏骨鶏夫人のケージの防寒対策は念入りに。さっき見てきたら夫人とジェントルマンの羽の中にぬくぬく雛たちは埋まっていました。一安心。

こういうときは温まる煮込み料理でもしとこうか。牛筋肉をたくさんもらってきました。寸胴鍋に安い赤ワインドバドバ空けて(下戸なのでまったく惜しくない)、牛筋肉を放り込み弱火でコトコト煮込みます。長々とトロトロになるまで煮込んでやるぞ。

温かい匂いが家中に漂ってきました。

2006年11月27日 (月)

室内温度24℃

Nec_0038_16 目が覚めて机の前の寒暖計を見たら、なんと!暖房も入れてないのに室内温度24℃。

11月の末の夜明け前にしては暖かくないかあ?

昨日の午前中は秋から冬に移行するときの雷が鳴って雨が降っていたけれど、昼過ぎから暑いぐらいだったもんなあ。

11月末まで植えなきゃならない種たくさんあり。

「蒔かん種は生えん」ので、なんとしても蒔く。

2006年10月18日 (水)

秋晴れ続き

Nec_0017_22 鹿児島地方は10月5日から一滴の雨も降ってません。異常乾燥注意報がでています。畑もがらんがらんに乾いています。

もっとも奄美大島のように給水制限がでるほどの深刻な事態ではないので、助かります。とりあえず蒔いたばかりの種が乾かないように、朝晩の水かけはおさおさ怠りないようにしています。7月の大雨と湿度は一体なんだったのでしょう?これではまるで雨季と乾季のよう。

さて、わたくし一念発起して、フレンチレストランのランチタイムの厨房にアルバイトに行く事にいたしました。うちの野菜と卵と乳を、おいしく料理するプロの技が欲しくなったのです。おかげさまで雇っていただけたのでありがたいことです。

人間の体は決して「いつまでも思う存分食べる事ができる」状態ではありません。年をとれば歯が弱り、悪くすると糖制限や塩分制限がかかり、胃腸が弱って消化力は落ち、嚥下すらかなわなくなる日が必ず来ます。最近そのことをつくづく実感します。「なんでもおいしく食べる事ができる食事をあと何回できるのか?」と思えば、もう一食足りともまずい食事をしたくありません。そして、家族や友人や周りの人たちにもまずいものを食べさせたくないです。「椿屋敷農園」にもしポリシーというものがあるなら「ローコスト・ローテクノロジーでおいしいものをおなかいっぱい食べる」です。そのための努力は惜しみません。