ミョウガの中に何本かショウガの株が植えてあったのです。植えたのはたぶん20年ぐらい前に亡くなった母方の祖父。
お恥ずかしくも情けない話ですが、ずっと不思議だったのです。ミョウガの藪の中であの、食べるミョウガの花が毎年地面から生えてきて、うまうまと食べていたのです。
それとは別に今時分になると毎年大きくいい匂いの白い花が、ミョウガの藪の中からみょおおおんと伸びてきた株に咲き「変だなあ?変だなあ?これもミョウガの花?」などと、まことにおばかな誤解をしておったのです。ずっとずっと。
あな、ハズかしや~~~!!!
だって、ミョウガとショウガの株よく似てるんだもの。よくよく見ればショウガのほうが大きくて太い。
おかげさまで、謎が解けました。ありがとうございました。
昨日裏山で拾い集めて隠しておいた毬栗。まるで冬眠前のリスのごとき行動で「ひょっとしたらそのまま忘れてるんじゃないか?自分」とか思っておりましたが。
ちゃんと覚えておりました。買い物袋をジーンズのポケットに入れて、犬の朝散歩に出かけ、ちゃんと毬栗の隠し場所にたどり着きました。
イガイガに手を刺されては「あちちちち」などとつぶやきながら、すべて袋に詰め込んで、ホクホクと家路についたのでありました。
栗ご飯にしようかねえ。渋川煮にしようかねえ。
この木の栗は大粒なので、ただ茹でて食べるのでも、ものすごくおいしいのです。もう、辛抱たまらんで、どんどん茹でて食べてしまうかも。
それにしても、まだ8月が終わらないのに、ちょっと早くないか。栗。
アンズ(雑種犬・6ヶ月・♀)は仔ヤギたちに興味津々。「みええええ」「みええええ」と啼き声が聞こえると、耳をぴくぴくとさせ走っていきます。のみならず仔ヤギが小屋から遠ざかろうとすると、追いかけて中に追い込みます。よしよし。お前に望んでいるのはそういう仕事なのであるよ。
つい先日、仔ヤギを食べさせてます。「そんなことすると生きている仔ヤギを襲って殺したりしない?」と言われるんですが、それが、犬は犬なりにわかってるもんなんですね。「ご主人(わたしだ)様のものをおもちゃにしてもいいけど殺しちゃダメ。」って。いや、おもちゃにされても嫌なんだけれど。
ヤギにしても鶏にしても、遊びで追いかけはするんだけれど絶対に殺さないもんです。
今のうちからこういう遊びをしてくれて、ヤギたちが大きくなっても同じように追い込んでくれるならば、万々歳。
今日4頭の子ヤギ(ちゅうてもだいぶ大きいけれど)が、お知り合いのK さんちにもらわれていきました。いきなり放牧地が広々となりましたですよ。
Kさんちへは食べるためでなく、草刈部隊として引き取られたのですが、今後お肉にすることもありえます。自分でも食べるつもりです。
うちの場合、あくまでお乳絞りが目的なので、雌は残していきますが雄は一頭でいいのです。雄の闘争本能はとても厄介。群れのコントロールがまったく効かなくなりますから、早いうちの淘汰が必要であるとこの一年で本当に身に染みました。
鶏もそれは一緒。最近雄鶏をだいぶ引き取ってもらったり潰したりして減らしたのですが、群れの統御が本当に楽になりました。
雄鶏同士が喧嘩をしだすと、卵を蹴散らしたり、雌鳥を追い掛け回したり取り合ったりで、雌鳥が嫌がって脱走したりろくな事がありません。これもヒヨコが雄鶏だとわかったら即潰していくことにしました。ヒヨコのうちなら雄性ホルモンが筋肉を硬くしてないので、雄鶏でもまだおいしく食べられるからです。
ヤギも鶏も、お肉を余すことなく利用する。どこもかしこもおいしくいただけるよう、勉強し研究する。それこそが供養でありましょう。
夏休みも終わりがけになって、鹿児島は連日35℃近い猛暑日。たまらん。
暑いさかりにがんばったところでうっかり熱中症にでもなったら大損。扇風機をかけて昼寝をします。
ふと隣を見るとおのおの涼しいところに陣取った猫たちが昼寝。なんの疚しさを感じている風でもなく、のうのうと昼寝。
ええのう~~。ネコは「寝子」。寝るのが仕事か。ワタシは猫になりたい。
・・・・・・・・・とか思ってたら、のんびり者と思ってたメロンが、たいへんな勢いで畑の向こうから走ってきて玄関に駆け込むのを目撃。近所のボスに追われたらしい。
のんきに見えても、それなりの苦労があるんだよなあ。縄張り争いはやはり熾烈らしく、首筋にはよくひっかかれたか噛まれたかした傷があります。
やはり、どんな世界にも無条件の楽園は無いってことね。
犬がドッグフードでなく、獲物を食べるとき「どんな食べ方をするんだろう?」と興味があったんですよ。要するに人間が加工してない状態で、どうやって食べるんだろう?ってことですね。
今回良質のタンパク質が出ましたので、そのまま犬たちに与えてみました。死んだ仔ヤギの死体です。
というような手順です。モモとアンズの二頭とも似たような段取りで食べてましたから、犬族の伝統的な食べ方のお作法ではないかと。
ちなみに食べ始めてから二日できれいに食べ尽くし、ほとんど無くなりました。夜中もおいしそうに「バリバリ、ガリガリ」骨を齧る音がしておりましたですよ。やはり、うまかったらしいです。
あまりに犬たちがおいしそうに食べるので、うらやましくなってきました。次回は自分もこしたえて(捌いて)、食べてみようと思います。
モモ(紀州犬雑種8歳・♀)はお作法にたいへん厳しい。後輩犬のアンズ(雑種五ヶ月・♀)に対しては特に厳しい。食べ物がかかわってくると鬼のようです。
仔ヤギが二頭死んで、その死体を犬たちにあげました。(土に埋めても狸やキツネが掘り返してしまうのです。それぐらいならうちの犬たちに食べさせたほうがましというものです。)
二頭だったのでモモとアンズが仲良く分けて食べるかと思いきや、あっという間にモモが独り占めにして、アンズをすっころばしてえげつない脅しをかけました。アンズ「キャイン!キャイン!」と泣き叫び、それからモモの許し無くして絶対に肉に近寄りません。モモがこっちを見て無くてもです。
厳しいのう。犬社会の掟。
半日してある程度堪能して飽きたら、一頭をアンズに分けてました。
犬のしつけ方で「絶対に飼い主のほうが先にご飯を食べること。さもないと犬が人間をリーダーとして認めない。」とありましたが。確かに。これほど食べる順番の序列を大事にするのなら、犬の後に食べると「こいつ、あたしより格下。」と思われても仕方ない。
彼女たちの頼りがいあるリーダーとなるためにも、彼女たちより必ず先にご飯を食べねばならぬ。
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