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羽海野チカさんの「三月のライオン」の中で、主人公の零くんが川本家で卵かけご飯をご馳走になって、「うまっ、なんでこんなにおいしいの?」と感動するシーンがあるけれど。
おいしいよね、卵かけご飯。
ここで、ちょっと自慢。
毎朝、卵かけご飯とお味噌汁と納豆を食べてます。うちの卵は「平飼い、有精卵、産みたて」です。むちゃくちゃおいしいです。黄身のコクがぜんぜん違います。
このあいだ5年ぶりぐらいに「すき家」に行ってみたら、「すき家の朝ごはん定食¥320(だったか)」が、ほとんどうちの朝食メニューと一緒でした。
あらためて、今ここに住まいできていること、鶏やヤギや犬や猫を飼えていることの幸せを噛み締めました。
ありがたや、ありがたや。お仏壇の祖父母に、みなみなさまに、感謝。
うちは「鹿児島市のチベット」とでもいうべき山の中で、年間を通じてタヌキ、キツネ、イタチなど鶏を狙う獣が出没します。
特に冬場は餌が不足するのか毎晩のようにやってくるようです。モモとアンズ、犬たちが庭にむかってよく吠えます。
おとといの夜11時ぐらいに、犬たちが吠え雌鳥の悲鳴が聞こえたので鶏囲いに駆けつけました。一羽の雌鳥(頭頂に冠みたいな羽があるのでカンムリちゃん)がうずくまっています。
「よしよし、カンムリちゃん、大丈夫だからね。」優しく話しながら体を確かめてみました。右羽の下の羽毛と皮膚をごっそり剥がされています。うわああ~、これはひどい。
マキロンを傷に吹き付けて、枯れ草を敷いたリンゴ箱に入れて養生させることにしました。犬小屋と居間のそばに置きます。ここだとさすがの獣も近づかないからです。
一羽の雌鳥が怪我をしても、心配です。
「鳥インフルエンザで何千羽、何万羽の殺処分」の処置をとらされる、養鶏農家さんの苦渋たるやいかなるものでしょう?想像を絶します。
わたくし自身は「口蹄疫で殺処分」も「鳥インフルエンザで殺処分」も、疫学的にみて大変愚かな対策だと考えています。はっきり言って「バカじゃないの?」とすら思っている。
ただ戦後の日本農業政策が進めてきた「大規模化、集約化」に準ずる、「大規模牧場」や「大規模養鶏場」は「ウィルスの培養基」にうってつけであることは確かです。「人工的に繁殖させた同じ遺伝子型が狭い場所にうじゃうじゃ」ですから。
「野鳥、野鳥」と大騒ぎしていますが、それもバカ。鳥インフルエンザウィルスは昔から野鳥のなかに潜在していたわけで、それと戦って生き延びた個体が繁殖するを繰り返して今に至るわけです。死ぬ個体、弱る個体もいるでしょうが、生き延びた個体は強くなります。動物とウィルスは、生物の歴史が始まって以来、何十億年もそうやって拮抗しながら進化してきたわけでしょうが。
それ、高校の生物でも学習する内容じゃないの?なんで、きれいに無視されてんの?
「全部殺処分」の発想は、とても怖い。「民族浄化」とか「ホロコースト」とかと、同じところからでてるんじゃないの?
「めんどくせえから、全部いっぺんに殺しちまえ~!!」みたいな。
さて、お若い方はご存じないやもしれぬですがな。わたくしが学生の頃「核の冬」という言葉が流行りましてな。調子に乗りよったハリウッドが「ザ・デイ・アフター」なんちゅう映画なんぞも公開して一儲けしよりましたがな。
「核の冬」とはつまり「核戦争が起こったら地球の大気に死の灰が充満し、太陽光が妨げられて擬似氷河期が起こる」事である、とな。あの頃マスコミはそればっかゆうとりましたが、今そんなこと一言もいいよりませんがな。
当時から寒がりのわたくしめは「擬似氷河期到来か?」のマスコミ言辞に死ぬほど脅えとりました。「いやあ、いやあ、氷河期いやあ、生きていけない~!!」まったくの杞憂でございましたな。あほらしいことでございましたよ。
それからわずか四半世紀、今度は「二酸化炭素が原因で温暖化」の大合唱ですとよ。ふん。眉に唾つけますな。また、どっかが「これを広めて一儲けしよう」とたくらんでるのと違いますかな?
気象学者、地質学者の本をちいとでも紐解けば、そんなこと断言しとりませんがな。実際、高校地学程度の知識であっても「そんな断言は不可能である」と推測できますな。地球規模の変動は人間の歴史のスパン程度では推し量れませんのじゃ。数万~数百万年、あるいは数千万から数億年ぐらいのオーダーで変動するもの。今は間違いなく間氷期。氷河期に比べればそりゃ暖かいわな。
ちゅうか、温暖化そんなに嫌ですか?寒冷化よりははるかにマシでしょう。ツンドラと氷河が増えて植物が生えなくなる土地がわんさか増えるんですよ。いやじゃあ、そんなのいやじゃあ。
「化石燃料のみに頼る生活を止める」っていうのは、いいことだと思いますがね、それと「温暖化」はいろんな意味で別問題でありましょう。
あられもない大合唱を眉に唾つけて横目で見る毎日でございますよ。
タイトルもどこの国の話だったかすらも忘れたんですが・・・・・・・子供のころに読んだ話。
「賢い娘がおりました。殿様だか王様だかの三つの無理難題をクリアーして、ご褒美をもらうんだったか、セクハラじみた求愛を退けるんだったか。」という、典型的な昔話のパターンなんですが、その三つの無理難題の中に「灰で縄をなえ」ってのがあったんですよ。
灰は触るだけで儚く崩れるでしょ。そんなもので縄をなえるはずがない。「どうするんだろ?この子」とわくわくしながらページを繰りましたね。
答えは「縄を燃やして灰にする。」
おおおおお~~!!
確かに、藁縄は燃やしてしまえばそのままの形で灰が残る。これを「灰でなった縄でございます。」と殿様だか王様だかに、崩さないようにそおーっと運んで献上すればいい。発想の転換が鮮やかで、子供心にうなりましたですよ。
技術ってのは、そういうものかもしれん。料理とか大工仕事とか、身近な仕事の中にも、そういう「えッ?そうやってこうなるの?」という垢抜けた知恵や技術はたくさんありますですよ。
それをたくさんストックして、垢抜けた仕事ができるようになりたいっす。まだまだぜんぜんできてないっすけど。
推定年齢6歳のゴッドマザー・アロウカナ夫人が、まさかまさかの産卵→抱卵→孵化を成し遂げ、雛たちを育てています。たいしたもんです。
うちの庭のすぐそばにカラス夫婦が営巣していて、雛をよく盗られるのですが、さすがベテラン・ママ、よく守って手出しをさせません。
カラスや猫の気配がしたら、アロウカナ夫人すかさず「ヶケッ!!」と一声するどく警戒音を出し、その声を聞いた雛たちが間髪入れず、木の陰や金網の奥に避難します。
たいしたもんです。その動作のすばやさとシンクロぶり、よく訓練された新体操チームのよう。
命がかかっているから、母親は必死で仕込み、雛たちも必死で答えるんあだなァ。そして、雛たちの中の雌鳥がまた子育てをするとき、同じように子供たちを仕込むんだろうなァ。
感動。
わたくしも含めて、鹿児島県民は雪道の運転に慣れていません。ま、9割はよくわかってないんじゃないかね。チェーンを持ってる人は少ないし、スタッドレスタイヤなんてとんでもない。
年末に続いて半月のうちにまたまた雪が降り道路が凍結しました。さすがに今回は何台かチェーンをつけた車を見かけたけれど、少数派。
アイスバーンがすごいのに、普通のタイヤで田舎の山道を普通のスピードで走る車ばかり。案の定、あちこちで立ち往生する車が続出。
あたしゃ、運転にまったく自信がないので、雪の日はまったく家から出ない。仕事のときは軽登山靴に防水スプレーをふりかけまくって歩いて行きます。
今朝も朝、山道を歩いていたら、この世のものとも思われないスリップ痕がありました。あれ、運転してた人は怖かったろうなあ。
帰りには雪と氷が溶けてわからなくなりかけていたけれど、道路の端には写真のようにすべってガードレールにぶつかった痕が残ってました。ガードレールのむこうは急斜面になって落ちています。
こわッ。
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