狩をする猫
かと思えば、うちのヤス猫、ジョー(13歳・じじい)は狩をします。特に今の時期は、山から小鳥がうちの庭に降りてきているので、ジョー大活躍。
わざわざうちに持ってこなくてもいいっちゅうのに。今日も今日とてわたくしには名前もわからない小鳥を加えて見せびらかしながら帰ってきました。その後はスプラッター。飛び散る羽。「やめろーーー!!」なにか貴重種の小鳥でないことを祈るのみです。
「狩の仕方を人間に教えてくれようとしている」「人間に食べさせようとして持ってくる」「自分はこんなに狩がうまいんだぞ、とアピールしている」などなど言われますが、どうなんでしょ?確かにわたくしは小鳥を獲れませんが。食べもしないぞ。はっきりいってありがた迷惑。
洋の東西を問わず「尻尾の長い猫は狩がうまい」というようです。なぜ?尻尾にアンテナがついているとでも?でも、狩が好きな性格の猫とそうでない猫は確かにいます。その明暗を分けるのはなんだろう。遺伝子の中に狩が好きな血統があるのでしょうか?
日本に家猫が入ってきたのはそんなに古くないと申します。確か聖徳太子の頃仏教の伝来とともに経典を鼠から守るために遣隋船だか遣唐船だかに乗ってやってきたのだよな。もっとも「弥生時代に稲作の伝来とともに米を鼠から守るために入ってきていた」という説もあり。どっちにしろ外来生物なわけよ。
猫が入ってきたせいで絶滅した在来種というのは結構いたんじゃないかとも思うのですがね。アマミノクロウサギは危ないところですが。なにせ連中狩がうますぎる。まあ、出し入れできる爪といい、夜でも見える目といい、優れたアンテナのひげといい、短距離に向いたよくしなる脊椎といい、待ち伏せ猟をするためだけに特化した体をしてるもんな。飼われながらも決して野生を失わない。いい性格をしているよ。
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