椿屋敷のお客様

動物 Feed

2006年12月 1日 (金)

初卵

Nec_0005_20 今年の5月28日に孵った若鶏たちが卵を産み始めました。ちょうど半年です。

どの鶏も初卵は小さめ。そうだろうなあ。

鳥類は総排出口で、おしっこもウンコも卵も全部一緒の穴から出てくるのですが、こんな大きいものをひねり出すんだもん。特に一番最初はたいへんだよね。

たいがいの雌鳥は「卵を産みそうだな」というときは態度にでます。落ち着きなく、できるだけ暗くて静かなところへ行こうとし、いざ出てきそうになると肩を怒らせていかにも「がんばってます」というポーズになります。場合によっては「ケーーーケケケケ」とけたたましく鳴くことも。ぽろっと卵が出てきたかと思うとあとはケロッ。出てきたばかりの卵はほんとにホカホカ湯気がたってたり。

2006年11月28日 (火)

完治しました

Nec_0042_8 モモ(紀州犬雑種・5歳・女の子)の左後ろ足の怪我が完治しました。

パソコンが壊れる直前に、黒ヤギのクロさんの角でど突かれたのです。

結構早いうちから、人間が見ないところでは四本足で歩いていました。でも、わたくしの前ではひょんと怪我した足を上げて、三本足のびっこを引いて走ってきました。まったく笑わせてくれます。

それから後もなにか粗相をして「これは怒られる!」と判断したら、いきなり哀れっぽい顔になり四本足から三本足になって、肩を落としてしょぼしょぼゆっくり歩いてきて、上目遣いになって「怒るの?・・・・・怒るの?・・・・・あたし怪我してるのよ・・・・・」とこちらの顔色を伺います。

もう~~~。おかしくって。

言葉をしゃべらないだけ。なんて雄弁なボディアクションなんでしょう!!

2006年11月21日 (火)

チワイチワイ

Nec_0027_19 お母さんのアロウカナ×烏骨鶏夫人のお腹の下から飛び出してきたひよこたちが、チワイチワイと走り回っています。その数13羽。

どうも彼女のお腹の下の収納能力の限界がここらあたりらしいです。どちらかといえば雌鳥としては小柄なのに、よくもこれだけの雛を抱えていられるものです。何か大きな音がしたり、影がかかったりすると、お母さん「クルルルッ!」と鋭い声で警報を発します。するとチワイチワイしていた雛たちがいっせいにお母さんのお腹の下に駆け戻ります。一瞬にして雛たちの姿は見えなくなり、極限まで羽をふくらかしたアロウカナ×烏骨鶏夫人が座っているだけになります。見事なまでの統制です。

生き物の生き残り本能とは、まことにうまくできております。

背伸び

Nec_0030_20 早いもので、チビ(ヤギザーネン種・女の子)が産まれてから8ヶ月、もうすっかりヤギお姉さんになってしまいました。お年頃です。まったくもって”チビ”などという名前をつけてしまう己のネーミングセンスのなさが憎い。

さすが「お乳を絞るために特化した」ザーネン種、いまだに少しづつですがめーさん(ヤギザーネン種・お母さん)お乳が出る様子です。チビは夕方になるとお母さんと変わらないぐらいの大きさになった体をかがめてお乳を飲んでいます。

ヤギ師匠のお話では、昔は「ヤギの種付けには18ヶ月から」だったそうですが、今の説では「6ヶ月を過ぎればOK」だそう。その伝で行けばもうチビは繁殖年齢になっておるわけで、実際発情期もきましたが、今年は見送ります。

もう少し受け入れ態勢も整えなきゃだし、なにより一番最初に産まれた子ヤギなので、少しでも安全策をとりたいのです。

木の若芽が大好きなチビ。いつも背伸びしては上のほう上のほうの芽を食べています。まだまだたんと食べて体をしっかり作っておくれ。来年は雄ヤギさんとデートだからね。

2006年11月19日 (日)

隙をみて

Nec_0023_19 肝っ玉母さんアロウカナ×烏骨鶏夫人、食うものもろくに食わずにひよこちゃんたちの上に座っています。

夕方のごはんをあげて、彼女が「どっこらしょ」と腰を上げたとたんに、お腹の下の10何羽かの雛たちがいっせいに「ピヨピヨチワチワ」と大騒ぎ!母さん下りかけた巣箱をまた引き返して「くるるるるっ・・・・・くるるるるっ・・・・・・・」と雛をあやす鳴き声を立てながら再び座ります。

どんな動物もお母さんってほんとたいへんだよな~。

写真は水を飲みに母さんが降りた隙に大急ぎでシャッターを切ったもの。

人影が巣箱の上に見えただけで血相変えて走ってくる母さんが帰ってくる前に何とか撮れました。もう何日かするとこの子達の行動半径が広がって、母さんもっとたいへん。走り通しになります。

2006年11月18日 (土)

またひよこちゃん孵ったよ

Nec_0021_24 ああああ、また、この画像では何がなにやらわからん!

ひよこちゃんまた孵ったのです。

子育て上手のアロウカナ×烏骨鶏夫人、危なげがありません。またまたかなりの数の雛を腹の下に抱えている模様です。ちびちゃんたちを抱えてたいそう気が立っています。携帯のカメラを近寄らせるだけで烈火のごとく怒って攻撃してきます。

たいしたもんだなあ~。

今日はお二人お客様があり、巣箱まで案内したのですが、とてもとても見せてくれる様子ではありませんでした。いたしかたありません。

totto*さん、あきこさん、今回も黒ひよこ孵ってます。もうしばらくしたら雛たちがチワイチワイと巣箱の外に飛び出してくると思うのでそのころぜひいらしてください。来週の水曜日あたりどうですか?ひよこ番長モモを抑えておきますので。

2006年11月15日 (水)

未確認生物

Nec_0010_19 「このボケボケの芋畑の写真(しかも収穫後)はなんぞや?」とお思いでしょうが、なんとど真ん中に雉の雌の若鳥が写っているのです。とてもそうは見えないけれど。

うちの近辺は江戸時代から続く近郊農業地帯で、ご近所はほとんどが農家です。水源地が近くて調整地なため、畑もつぶされることなくそのまま残されています。今時分は薩摩人のパワーの源カライモ(サツマイモ)の収穫時期。あちこちの畑でカライモのツルをまとめては芋を畝からほりあげています。

どうも、このイモヅルと残りの芋が雉のお好みらしいです。7時ぐらいにモモの散歩をすると、畑の中をちょこちょこ雉が走り回っているのを見かけます。今日たまたま携帯をもっていたので撮ってみました。結果はご覧のとおり惨憺たるものです。

これじゃまるでネッシーの写真じゃないですか!確かに雉なんだよう!ホントなんだよう!真ん中に写ってるんだよう!

やっぱ、ズーム機能のついたデジカメがいるかなあ・・・・・

(で、果たして使いこなせるわけ?)

2006年10月27日 (金)

みたび肝っ玉母さん

Nec_0038_15 肝っ玉母さんアロウカナ×烏骨鶏夫人が、みたび「ハラケ」だしました。抱卵をまた始めたのです。

今度は籠底を三重にしました。これで湿気は上がってこないはず。

21日後孵化なので、予定では11月17日ぐらいかな?

もうあとは母さんに任せる以外ありません。

2006年10月26日 (木)

モモ、怪我をする

Nec_0035_17モモ(紀州犬雑種・5歳・女の子)が左後ろ足を怪我しました。

黒ヤギのクロさんに角でド突かれたのです。

一部始終見ていましたがあれはモモが悪かった。だいたいモモはクロさんシロさん(トカラヤギ)を舐めきっていて、小姑のように一挙手・一投足、箸の上げ下ろしにまで文句をいう勢いでケチをつけておりました。クロさんとシロさんの小屋でまでワンワンワンワンうるさかったのです。たぶんクロさんかなり腹に据えかねておったのでしょう。

モモは今まであまり怪我をしたことがありません。しかもバカにしきっていたヤギさんからの反撃、かなりこたえた様子です。皮一枚はげただけで、骨や筋に異常はないのですが、

「あたし怪我しちゃった・・・・・怪我しちゃったの・・・・・」といかにも哀れを誘う目つきで訴えてきます。ちょっとビッコひきひきです。

かわいそうだけど、自業自得なとこあるよ、モモ。まあ、ゆっくり養生して早く治してね。

2006年10月14日 (土)

シャポーン鹿児島

Nec_0012_20 食いしん坊の方はご存知でしょうが、フランスでは去勢鶏(シャポン)がたいへんなご馳走なのです。

話題の「のだめカンタービレ・フランス留学編」でも、のだめに片思いするリュカが「シャポンの丸焼きも用意してあるから」と自宅のノエル(クリスマス)にお誘いしてました。そう、あちゃらでは去勢鶏は七面鳥以上の価値があるというわけ。

さすが太古の昔から肉食の民族はやることが違う。他に去勢牛もご馳走らしい。理屈では「雄性ホルモンが分泌されると肉質が固くなってしまうから、精巣を取り除いてやる事で柔らかく脂質にとんだジューシーなお肉になる」らしい。んで、鶏さんの精巣は体内にあるからそれを取り除く技術はかなり難しいらしい。

さあて、ここでお立会い!

なんと、わが鹿児島の二人の青年農家が、全国でもほとんどない鶏の去勢技術を確立したそうな!その名も「シャポーン鹿児島」!

やるなあ。

鹿児島は日本でも有数の農業県、豚、牛、鶏それぞれにおいて素晴らしい飼育技術をもっておるわけだけれど、さらに「去勢技術」ってのが確立されたわけです。これは凄いことだよ~。

だってね、「雄鶏って商品にならない」ってことで全国一億何千万羽という雄鶏が「廃棄」されてきたんだよ!もったいねえ!命と資源の無駄遣いもいいところです。古来から肉食民族だった連中は、こういう無駄を無くす技術を早くから確立していたわけだけど、日本人がおおっぴらに肉を食べ始めたのはは明治以降からだもんな。

「だからヨーロッパのほうが優れている」というわけじゃなくて、「肉食を始めたからには命の無駄遣いをしない技術を手に入れようや」ということ。わが故郷ながら「鹿児島って凄い」と思ってましたが、さらにさらに「凄い――――!」と思わせられたニューズでした。